F+S Flash
(Vol.7)

   

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第6弾】
  北田勝久/オフビート、中村史夫/ユニコン、新本幸司/アシスト
【経営とIT関連情報】  <寄稿> 公江義隆
  『ITの経済効果について』(米国商務省のレポートを読んで)
【★緊急企画★/『米国EAI動向調査』9月実施、参加者募集】
  主要EAIベンダー訪問ツアー(参加希望者10名以上で実施)
【一芸に秀でる/究極の釣り】 <寄稿> 佐藤祐次
  今が旬の釣りネタです(家族とともに楽しみましょう)
【米国eビジネス視察(感想)】 西嶋陽一
  JUAS主催/米国eビジネス視察に参加して
【欧州ERPビジネス視察(感想)】<寄稿>  加藤裕之
  ERP研究推進フォーラム主催/欧州ERPビジネス視察に参加して
【書籍紹介/『情報化リーダ養成』−戦略的な情報化推進のために−】
  ITコーディネータの育成も必要だが、ユーザ自身の能力アップが重要です
【人事異動】
  石塚一之、芳賀薫、蒲池孝一、若井直樹、木下博義、永井和雄、土屋一成
【人材募集】
  NTTデータサイエンス、PENTASOFT、TRU、メイソンシステム、JSS  
【F+S Forum/開催日程】
  東京:【第46回】 8月 2日(水)
  東京:【第47回】 9月13日(水)
  大阪:【第8回】  8月23日(水)
  大阪:【第9回】 10月11日(水)
=====================================================================

■=== 【F+Sメンバー紹介/第6弾】

1)北田 勝久/(株)オフビート

 東京では珍しい大学の後輩(大府大・経営工学)というのがきっかけで
 付き合いが始まりました。大府大らしからぬ(?)活発なメンバーを
 多く友人に持っておられます。

 <ご本人より一言> kitada@mb.infoweb.ne.jp 

 北田@オフ・ビートと申します。
 皆様にはいつも大変お世話になっております。

 <<F+Sとの出会い>> もう3年位前になると思いますが、
 雑誌(ダイヤモンドタイプ)で西嶋さんの講演記事を見て、
 「大学の先輩だ!」と早速Eメールを入れさせていただいたのが
 キッカケです。翌週にERP研究推進フォーラムを訪問して、
 すぐに西田さんを紹介され、SRAのオフィスに・・・。
 「何か怪しい関係やなぁ・・」と思いつつも流れに身を任せている
 うちにすっかりF+Sフォーラムに嵌ってしまいました。
 会社も年令も関係なく、フランク&本音で会話をさせてもらえる
 ことが最高です。ゴルフコンペも私の楽しみの1つです。
 西嶋さんをはじめ,参加者の皆さんには大変感謝しております。

 <<私の経歴>> 1958生の42才、横浜市在住、和歌山県出身。
 大学を出て富士通で社内生産管理システムの構築、CADAMの
 普及などの仕事を8年経験した後に人材スカウト会社に転職、主に
 エンジニアのスカウトを7年、その後独立して今の会社を設立して
 4年が経過しようとしています。
    弊社URL http://www.mmp.co.jp/offbeat

 <<私の仕事>> IT業界の方々が多い中、異色ではありますが、
 人材スカウトをやっています。F+Sのメンバーの方々からも
 「人材を探して欲しい」とのご依頼をいただきますが、お役に
 立てることが少なくご迷惑をお掛けしています(力不足ですね)。
 たまにはお役に立てることもありますので、
 気楽に気長にお付合いください。

 <<こんな人との出会いを求めています>> 
 @常に現状を改革しようとする強い意志と実行力を持ち、さらに
 それを持続できる人。A夢と現実のギャップを認識できる人。
 ギャップの大きさに耐えると共に、どうすればその差を縮められるか
 を模索し、研究し、最終的には解決できる精神力と具体的なアイデア
 を持ち合わせている人。Bぬるま湯に甘んじず、いつも戦闘的な人。
 動きの速いこの時代、新しい知識を次々に仕入れ、自分のものにして
 ゆくパワーが必要です。
 「そんな人はいないよ」と言われそうですが、
 こんな人と出会うために日夜飛び回っています。
 今後ともよろしくお願い致します。

 ※ちなみに、大阪府立大学は大阪府は堺市の前方後円古墳で有名な
  仁徳天皇陵のスグ近くにあります。有名人だと藤本義一の出身校。

2)中村 史夫/(株)ユニコン

 私が知り合ったときは、アスキーの業務部長でした。
 営業マンとしての方が能力を発揮できる人が総務にいてくれると
 本当に助かります。私の大好きなお兄さんです。
 ギックリ腰の後遺症が心配なのに、F+Sコンペには優勝狙い?で参加です。

 <ご本人より一言> f_nakamura@yunikon.co.jp

 (株)ユニコン 中村史夫です
 会社は南池袋、事業内容は診療所、医院向けのレセプト(診療報酬請求)
 コンピュータシステム、調剤薬局向けのレセプトコンピュータシステム、
 介護保険関連ソフトウェア開発です。現職はシステム部長ですが、
 主にユーザーサポート(テクニカルコールセンター、フィールドサポート、
 インストラクターの管理)を担当しています。

 西嶋さんとのお付き合いは8年ほど前からと覚えています。
 あれは確か92年の12月も半ば、某A社のデータベース事業部門の
 部長4人がボーナスもいただき、有給休暇を取って茨城県のタイホー
 カントリークラブに出かけました。ところがこの日は運が悪く、
 創業者3人が分裂したあおりを食らって業績が怪しくなり、急に今後の
 対応について幹部に説明会が開かれたのです。その4人の部長は有給休暇
 にもかかわらず、真面目に夕方会社へ戻りその説明会に出席しました。
 怪しまれないようにスーツ姿で戻った人もいましたが、やがて事業部長
 の知る所となり、会社の一大事に何と不謹慎なと後日いやみを言われた
 覚えがあります。その4名は現在全員がF+Sのメンバーになって
 いますが、それは私当時の総務経理部長中村、営業本部長の西嶋さん、
 ベンター営業部長の仲山さん(現JIP)、メーカー営業部長の
 佐藤さん(現SSJ)であります。某A社の出身者はその外にも
 数名がF+Sのメンバーとなっております事を報告して、
 本人からの一言と致します。

3)新本 幸司/(株)アシスト

 アシスト時代の関係者にこのコーナーではじめて登場してもらいます。
 仕事以外ではバンドのドラマーとしても有能です。
 早川(メイソン)バンドのドラムス担当として出演交渉中です。

 <ご本人から一言> kshinmoto@ashisuto.co.jp

 (株)アシスト 新本幸司(しんもとこうじ)と申します。
 幼少の頃から若干老顔で、なかなか年相応に見てもらえなかったのですが、
 四十路の声が聞こえてくる頃になりようやく実年齢とのギャップが無くなって
 きました。これからの半生は、見た目若々しく、またそれなりに貫禄の付いた
 ナイスガイッ!って奴の路線で行けそうだと密かに思っています。

 西嶋さんとの付き合いは、私がアシストに入社した12年程前からになります。
 当時の西嶋さんはとっくに雲の上の人で、それは良いのですが、何故か私の
 18番がチョーヨンピルの「釜山港へ帰れ」だと勘違いされており、
 カラオケ店にご一緒させていただくと必ず、ちゃ〜らぁ〜ららぁ〜♪という
 イントロが流れ出し、何時の間にか原語までマスターしてしまったことを
 覚えております。本当は英語の曲のほうが得意なんですよ! ==> 西嶋さん

 初っ端から話が脱線しておりますが、自己紹介させていただきますと、誕生は
 福岡県北九州市(玄海灘で・・というやつです)で、立派に成長するまでの
 二十数年間をとても気性の荒い土地で揉まれまして、本来その言葉が持つ
 意味もよく理解できてないのですが、一応九州男児の端くれだと自負して
 おります。その後東京で数年間を過ごした後、アシストへの入社とともに
 関西の地へ足を踏み入れました。そして二十代後半で出会ったゴルフという
 遊戯に、こんなに面白い遊びがこの世の中にあったのか!と感激し、
 たつべー杯ではマイナスハンデをいただくまでになりました(氏部さん、
 ハンデ増やしてください!)。また、一生触れることが無いと思っていた
 スキーにも、三十路を超えてからハマってしまい、今年も社の若い連中に
 混じって、GWまで滑っておりました。サラリーマンにとってのスキーは、
 日頃の鈍った体に活を入れる絶好の鞭だと思います。

 アシストでは営業推進部を担当しておりまして、関西圏を中心にビジネスを
 展開されているインテグレーターさんや、箱屋さん、ソフト屋さんとの協業
 を模索する事を使命としております。F+Sに参加されている企業の皆様とは、
 今後いろいろな場面でお付き合いさせていただくことがあると思います。
 お顔を合わせた折には嫌がらずに笑顔で声をかけて下さい。
 長くなりましたが、F+Sの皆様、今後ともよろしくお願いします。

■=== 【経営とIT関連情報】 <寄稿> 公江義隆

 もと武田薬品の公江さんからいただきました。
 −−−−

    『ITの経済効果について』(米国商務省のレポートを読んで)

 米国における「ITが経済にもたらす効果」について、米国商務省がレポートを
 「The Emerging Digital Economy」、「The Emerging Digital Economy―U」、
 「The Digital Economy―2000」として、過去3回にわたりまとめている。〔注〕
   〔注〕邦訳:室田訳―ディジタルエコノミー、同―U、東洋経済
      ディジタルエコノミー2000、 週間東洋経済 7/8号

 初回は定性的説明が中心であったが、第2回目以降、かなり定量的なマクロ
 エコノミックス的分析が試みられている。第2回目のレポートの中に
 次のような数字がある。

 1.IT産業のGDPに占めるシェア : 6%(1993)―― 8%(1999)
 2.IT産業全体の生産額 : 4千億ドル(1993)―― 7千億ドル(1999)
 3.ITの価格低下率 :  −2%(1993)―― −7.5%(1997)
 4.経済全体のインフレ率 : 1.9% 
         非IT産業  : 2.6%(IT産業の寄与:-0.2%の結果)
 5.過去4年間、IT産業は経済成長全体の3分の1以上に寄与
 6.生産性〔1990−1997年平均〕向上率 :
        IT産業: 10.4%(IT財生産部門:23.9%)
         全産業: 0.5%
        IT多使用産業:−0.1%(財生産:2.4%、サービス:-0.3%)
       IT少使用産業: 1.1%(財生産:1.3%、サービス:1.3%)

 上記1〜5は、IT産業の膨張がもたらした、全体経済への影響度を表しており、
 あまり違和感を感じないデータである。一方、上記6の生産性については、
 議論の余地を残すデータとして、特にサービス部門の生産性を中心に生産量の
 捉え方や扱い方、またソフトや教育費用など広義ソフト費用を投資扱いとすべき
 などとの種々の考え方の提案や、様々な観点から分析が試みられている。
 色々、疑問点・問題点は呈しながら、全体の流れとしてはニューエコノミー論と
 「IT投資が生産性を上げ、その結果インフレ無き長期の経済成長をもたらして
 いる」というストーリーに帰結したい様に感じられる。

 そう考えて本当に良いであろうか?
 冒頭に、米国における「IT…・・」と書いたが、米国での論理が“IT”に
 ついて、一般性、普遍性をもって云えることであろうか?
 日本の「ITがもたらすであろう社会への影響」は米国と同じであろうか?

 IT革命などと言われる中で、既存の産業にとって、ITによる生産性向上は
 本当の所どの程度期待できるのであろうか?
 素朴な立場で、上記1〜6を見れば、次のようなことが云えないだろうか?

 1.生産性の高いIT産業の膨張と、既存産業のITによる生産性向上は別:
  理由は別にして、IT需要が急膨張しており、この結果IT業界の利益は
  急膨張している。新しい産業ゆえ資産も従業員も不足し勝ち。
  したがって、生産性=(付加価値…利益みたいなもの)/(人数)は高くなる。
  つまり、IT部門の高い生産性は業務のIT化によってもたらされていると
  言うより、成長過程にあるこの産業の現状構造がもたらした結果と見るほうが
  妥当ではないだろうか?
  (もしそうなら、今後、IT産業の成長が鈍れば、統計数値としての全体の
  生産性は急速に低下していくことになる。技術の基盤を米国に依存する日本 
  では、IT振興の結果は相当部分が米国へ還流され、国内への効果は米国ほど
  にはならない可能性もある)

  ちなみに、IT産業の生産性向上率は、半導体が47.5%、コンピュータ
  関連機器及び同卸売りが30%以上の年平均伸び率、磁気光学メディア、
  電信電話機器、電子管が10%前後、その他のIT関連はマイナス2・8〜
  4・3%となっている。

  IT産業自体が米国経済にあたえる直接的影響と、その他産業のIT化が、
  それら産業の生産性を通じて与える影響とは別の問題と言うことになる。

 2.IT化による生産性向上:
  IT化による生産性向上については、全産業(0.5%)と、IT多使用産業(―0.1%)、
  IT少使用産業(1.3%)の生産性向上率に着目してみる。IT多使用産業の中身
  (財生産:2.4%、サービス:−0.3%)、サービス部門のマイナスを
  どう解釈するかと言う問題があるが、この中も、証券・商品取引の+11%を
  トップに、マイナス側では預金・金融機関−0・1%、ヘルスケア―サービス
  −2・2%など、産業間に大きな幅がある。
 (1) 生産性向上率は1990―97年の平均が提示されているから、
  この中には、ITによる生産性アップ以外の、いわゆるリストラ効果も
  相当含まれている可能性がある。
 (2) 証券・商品取引などについては、IT産業と同様に、この期間に発生した
  株式などの投資ブームによる需要膨張による効果も含まれていると思われる。
 (3) 可能性として、ITの過剰投資(ITのコストアップ)が、付加価値(利益
  みたいなもの)を逆に圧縮したという可能性は考えられないだろうか?

  このような考え方をしてみると、ITによる本来的な意味での生産性アップは、
  数字的には相当割り引いて見るほうが妥当のようであるし、そうすれば、
  そんなにびっくりするような数字でもない。
  また、産業によって効果には相当の幅が生じるもの、つまり、横並びに
  猫も杓子もIT化が妥当という問題ではないように思える。
  つまり、いま少しスピードを上げ、効果を着実に求める、自分に最適な
  IT活用が正解のように思えるが、いかがであろうか。

  ITは所詮“道具”である。道具としては大した道具だと思う。適切に使えば
  大きな効果を生む。IT―ネットワーク社会への移行は世の大きな潮流である
  とは思う。一方で、今のIT革命狂騒は、果して何であろうかと思う。

  効果をあげるために大切なのは、人の側の問題、頭の中のソフトウエアへの
  対策であろう。基盤整備の名のもとで、“ハコ・モノ“ 投資に終始する
  ようなら、IT産業が、現在問題視されているゼネコンの後追い位置付けに
  過ぎないことにもなり兼ねない。効果はあがらないまま、間違い無くお金は
  米国へ流れる。米国にとって、ITはまさに金のなる木である。

                 公江義隆 y-koe@alum.calberkeley.org

■=== 【★緊急企画★/『米国EAI動向調査』参加者募集】

 EAIの盛り上がりを受け急遽ツアーを企画することにいたしました。
 一緒にアメリカに行きませんか? 西嶋が企画するとしんどいツアーと
 思う方が多いと思われますので、参加人数が多くなれば土日をはさんで
 少しはゆっくりしたツアーにしたいと思います。

 <<< 参加希望者が10名以上集まれば実施します。>>>
 ですから、参加希望者(仮で結構です)は、8月4日(金)までに
 西嶋陽一/TRU(GGD02470@nifty.ne.jp)宛に至急ご連絡ください。 

<ツアー概要> (現時点での予定ですので変更となる可能性があります)
 日程: 9月17日(日)〜24日(日)
 場所: 米国西海岸(SFO,LA)
 金額: 42〜45万円/人 
 主催: 野村ツーリスト(担当:久保田裕之 sjk001@ntb.co.jp)
 コーディネータ: 西嶋陽一/TRU
 内容: EAIベンダー各社を訪問し、各EAIツールの特徴や相違点を
     学ぶと同時に、米国に於けるEAI最新事情を肌で感じる。
     ・ベンダー訪問: TIBCO, SAGA, STC, NEONなどから4〜5社
     ・ユーザ訪問 : 可能であれば1〜2社
     ・レクチャー : 米国著名コンサル企業1社
  ※EAIベンダー一覧:
      http://member.nifty.ne.jp/TRU-Solutions/eai_produts.htm

  ※このほかに、年内に「Enterprise Information Portal」と
   「e-Bisiness」に関するツアーを企画中です。
   主催/協賛/参加に興味があれば連絡ください。

■=== 【一芸に秀でる/究極の釣り(Vol.1)】<寄稿> 佐藤祐次/SSJ

 前人未開の土地で超大物を釣り上げる・・なんて話しではなく、
 安い道具で誰でも簡単に遊べる釣りを紹介します。

 この夏、家族で海水浴など海に出かけたとき、磯遊びができそうな潮溜まり
 の場所があったら絶好のポイントです。膝ぐらいの深さの底を覗くと、
 3センチから8センチぐらいのハゼが見えると思います。
 よく子供たちがアミをもって追い掛け廻したり、手ですくおうと必死に
 なっている家族連れを見かけたことがあるかと思いますが、あの対象に
 一番なりやすい,潮溜まりで一番ポピュラーな魚です。
 この魚はアミや手が近づくと、岩陰に隠れ一匹捕まえるのに四苦八苦する
 のですが、普段エサにありつける機会が少ないのか、食えそうなものなら
 貪欲に飛びついてきます。
 多分1時間も釣れば、10匹や20匹は簡単に釣れてしまうでしょう。

 去年は、釣りの経験の無い家族と一緒に海水浴に行き、そこの幼稚園に
 通う息子に釣らせたのですが、何匹か釣るうちに、覗きこんでいたオヤジが
 息子の竿を取り上げ、しばらく熱中し興奮していました。
 「釣りはボーっと待っているのがヤダ」と言う人が多いと思いますが、多分
 これは魚が見えないからで、実際に見える魚が目の前のエサに食いつく姿を
 眼のあたりすると、人間の狩猟本能を刺激するらしく、ほとんどの人が一時
 熱中してしまいます。
 釣りの本来の醍醐味のひとつに、見えない魚が水中でエサに食いつく瞬間を
 想像しながら、期待に胸を膨らませ待っていることが上げられますが、
 まずはエサに食いつく姿を、その目で体験してしまうことが、次ぎの想像に
 つながる訳です。

 そう言う意味で、この釣りは、釣りの原点「究極の釣り」といえるのではない
 かと思います。今年の夏、機会があれば是非みなさんチャレンジしてみて
 ください、童心に返れることを保障いたします。

 ・道具
  お近くの上州屋(最近は大都市の駅近くや、16号線沿いに乱立)で、
  長さ80センチ程のヘラ鮒釣り用の竿の先っぽ(ヘラ竿穂先:500円前後)と、
  やはりヘラ鮒釣り用のハリス60センチがついた針(ハリス付きオカメ針
  2号〜3号:300円前後)とカミツブシ錘(仁丹の倍くらいの大きさ:100円
  前後)を用意します。
 ・仕掛け
  80センチの竿に、針まで50センチ程度に直接ハリスを結んで、針の上
  3センチのところにカミツブシ錘をつけてください、仕掛けはたった
  これだけです。
  (私は、輪ゴムに針を止めて、車の中に1年中入れっぱなしにしてあります。)
 ・エサ
  さきイカやイカの燻製、魚肉ソーセージなどコンビニで売っているおつまみ類、
  無ければ弁当のおかずの肉・魚の切れはし。ご飯粒でも最悪はOK。
  これを米粒大にして針につける。
 ・釣り方
  ハゼを見つけたら、目の前にエサをたらして、食いついたら上げるだけ。

■=== 【米国eビジネス視察(感想)】 西嶋陽一

 6月12日〜18日、JUASの主催する米国eビジネス最新事情視察に
 同行してきました。感想を書きましたので参考までに添付します。

 『eBusiness Conference & Expo 2000 視察 & 関連先進企業訪問ツアー』

<ツアー概要>
(1)eBusiness Conference & Expo 2000視察
  今回で3回目を迎える"e-ビジネス"に特化したカンファレンス&トレード
  ショー。夏(6月)は米国の西海岸、冬(12月)は東海岸で開催され、
  既に、本年12月のニューヨーク開催も決定している、今が旬の人気の高い
  イベントです。eビジネス関連サプライヤが一堂に会し、インターネット技術
  とビジネスの融合の可能性に触れることができます。  
               http://www.kingbird.com/ebusiness/
(2)企業訪問
  上記カンファレンス視察後、サンノゼおよびサンフランシスコ地区のネット
  ビジネス先進企業を訪問し、システムや仕組みや留意点等について担当者から
  説明を受け、さらに意見交換を行いました。e-ビジネス展開をしている企業
  (ユーザ)を2社、e-ビジネス展開を支援する企業を4社訪問しました。
   ==>(Charles Schwab、Corio、Exodus Communications、
      marchFIRST、Sentius、Westamerica Bank)
(3)米国におけるe-ビジネス最新動向セミナー
  米国の研究者、調査会社の情報関連担当から米国におけるe-ビジネスの最新
  動向についてレクチャーを受けた。特に今回は、NTTアメリカのご協力を
  いただき、日本では入手困難な現地ならではの情報を、現場の目で捉え、
  総合的にプレゼンテーションいただきました。
   ==>(ARC Advisory Group、NTT America)

< はじめに >
 今回のツアーの企画にあたり参加者が集まるかが不安なスタートで
 あったが、定員を大きく上回る参加者に集まっていただきホットしたとともに、
 日本におけるeビジネスへの期待が感じられたことを思い出している。
 JUASのツアーとしては、歴史のある企業がeビジネス時代にどう対応しよう
 としているのかを見聞きしたかったのだが、残念ながら今回訪問できた企業は
 大部分がeビジネスそのものをコア・ビジネスとしている企業となった。
 ただ、彼らの成功は、運が良かったわけではなく、緻密な戦略の上に最新技術を
 ダイナミックに使った新しいビジネスモデルを構築した事にあることをひしひし
 と感じて帰ってきた。

< KeyWord >
 今回のツアーの中でいくつかのキーワードが出てきた。
 今まで何度も聞いた単語もあったが新鮮に聞こえたのは、
 現在の米国のダイナミックさに触れ、日本の現状に不安を感じていたから
 ではないだろうか?

1."Time to Market"
 eビジネスでの勝負は、いかに早く市場に討って出てその市場の
 占有率を確保すること。早い者勝ち、ビジネスモデル特許もこれに
 拍車をかける要因となっている。

2."Vortal"
 ="Vertical Market Place" つまり、業界別ポータルの台頭が
 米国では最も話題となっている。B2Bが話題の中心となっている所以である。

3."Mobile Portal" 
 PCのマイクロソフトに替わって世界を牛耳るチャンスを狙い21世紀に
 向けて多くの企業が参入しようしている。携帯電話や携帯端末が中心となる。
 日本のiモードに注目が集まる。

< eBusiness Expo 2000>
 展示会全体としては小規模ではあった。
 興味深かったのは、ブースを訪ねたときに、良く話を聞かないと、
 何をビジネスにしている会社か分からない企業が多くあったことである。
 また、よくこれだけ多くのビジネスのネタを考えつくなあ、という感慨が
 先に立ったと同時に、上記で述べた"Time to Market"の重要性が非常に
 感じられた展示会であった。
 今回の訪問企業のプレゼンにあったが、
 時代は"Technology"から"Business Model"へ移っていることをひしひしと
 感じられた。つまり、いくら素晴らしい技術を持っていても、それを活かした
 ビジネスモデルへ育てられなければ成功できないのである。

< 米国企業の強さ >

 欧米企業と触れるとき、いつも感じることを今回も感じてしまった。
1.ターゲットの明確さ
 誰が顧客なのかを明確にしている。日本の場合はあまり明確にされない
 ケースが多い。ターゲットとなる顧客の分析からメリットを提供するための
 仕組み作りが生まれてくる。日本のように商売になれば何でもやります的な
 アプローチはとらない。
2.コア・コンピタンス
 自分たちの強みを明確にし、徹底的にその強みを強化するための仕組み作り
 を実施する。米国で成功している(あるいは、成功しつつある)企業の仕組み
 には"High-Tech & High-Touch"が活かされており、徹底的に標準化と効率化を
 実施したビジネス基盤に付加価値を提供する有能な人材が顧客と接点を持ち
 CS(顧客満足度)と成功率の向上に向け活動している。
3.コラボレーション
 強みに専念し、コア以外は活用できるものを徹底的に利用する。
 アウトソーシングの徹底活用とも言い換えられる。"Time to Market"を実行
 するためには、活用できるものは活用しないと進められない。強みの相乗効果
 が上手く発揮されたとき成功例となっている。

< 最後に >
 eビジネスは、特殊なものではなく、基本的に「あったらいいな」を実現した
 (インターネット技術があったから実現できた)もので、基本はビジネスとして
 の企画力と実行力が勝負の世界である。その上、最近ではビジネスモデル特許も
 からみますます早い者勝ち("Time to Market")の世界となってきている。
 言い換えれば、今までは企画力と実行力で日本は遅れをとっていただけだという
 ことである。世界規模の事業を考えると言語問題はもう一つの重要な問題では
 あり、日本人にはイングリッシュ・ハザードが大きくのしかかる。しかし、
 最も重要なのは、やる気と創造性であり、誰でもが世界のトップと肩を並べる
 ことが可能な世界だということである。思いついたら、まず早くやってみる。
 必要なのは、信じる「心」と「行動力」、それにちょっぴりの「社会的な意義」
 であろう。

 ユーザの視点に立って、「あったらいいな」を思いついたら、即・実・行・!。

              西嶋陽一/TRU(GGD02470@nifty.ne.jp)

■=== 【欧州ERPビジネス視察(感想)】<寄稿>  加藤裕之

 6月に開催されたERP研究推進フォーラム主催の視察ツアーに
 参加された加藤さんから転載の許可をいただきました。
 視察ツアー全体に対する所感を以下に報告します。
 年率40%の成長が見込まれるeCRMやSCMと比べ
 低調な伸びが予測されているERPベンダーの戦略が
 良く見えるコメントとなっています。
 −−−−

 @プロダクトの状況:
  今回訪問の各社IFS社、SAP社、Baan社ともに従来のERPという
  表現は避けてきている。
カバーする業務エリアとして、セールス、プロダクトエンジニアリング、
  プロダクト&アセンブリ、デリバリ、サービスなどを一貫して取り扱う。
  テクノロジとしてはWebを中心としたインターネット対応とデータベースの
  整備に焦点を当てている。
このため、言葉としてはDEM(Dynamic Enterprize Modeling)とか
  EAM(Enterprize Asset Management)というコンセプトの基に
  IFS社はIFS eBusinessとISF Appricaionsの
  融合化、SAP社はe−CommunityCollaboration 、
  Baan社はeFullfilmentというような表現にしてきている。

==> ・eビジネスを取り込んだ企業活動全体をカバーするトータル
     ソリューション化している。
・ただし、プロダクトの構成としてはWeb化は別モジュールとしての
     アドオン構成となっている。
・BI分野とモバイル対応そしてワークフロー/ナレッジマネジメント
     などに各社とも投資している。

 AヨーロッパでのERP市場/顧客状況:
  日本でみれば中堅から下の規模の顧客が大勢を占めている。
  売り上げ規模で見れば数百億〜数十億が多い。かつユーザー企業の業務範囲で
  みれば単能企業(取り扱い品種とかマーケットが決まっている)であり
  日本のような1000億以上の売り上げとか扱い製品がさまざまな
  マーケットに向けてのものではない。
−−これは、一部の多国籍大企業を除くとヨーロッパの企業規模そのものの
    性格による。(オランダでは500億以上の売上企業は多国籍含め
    20社程度、Baan導入企業の平均売上/年は100億円程度)
−−このため、ERPのPKGの顧客数は日本と比べ飛躍的に多い。
・IFS社でもスエーデンで直接販売顧客が200以上(間接販売もあり)
    でワールドワイドで12000サイト
・SAP社は4000顧客といっている。

==>日本でみればいわゆるオフコンのエリアを含めた最も多くの企業が
   存在する企業規模に焦点を当てており、ERPのパッケージソフトウエアを
   いかに数を出すかといった戦略である。

 BERPベンダーの戦略:
  開発戦略としてはリファレンス顧客を定め、そこと共同開発し横展開を図る。
  このコストはベンダ側でかなりを負担している。
    (販売権利をベンダーが買い取る)
 マーケテイング戦略としてはいわゆるカスタマイズはしない。
   ERP側で機能がない部分だけ外に作る。
    (これも先のように横展開可能ならベンダーが協力)

==>パートナーと称し外部パワーを使い極力ソフトウエア売りに徹する
   といった姿勢(表面上はそうはいわないが)であり、そのためもの作りに
   リファレンスサイトを重視している。

 Cプラットフォームの状況:
  現状はほとんどUNIXでありそれもHPが強い。
  NTは徐々に認知されつつあるといった感じで特にeビジネス対応により
  今後採用されていくとおもえる。

加藤裕之/日本ユニシス(Hiroyuki.Katoh@unisys.co.jp)

■=== 【書籍紹介/『情報化リーダ養成』−戦略的な情報化推進のために−】

 本教材は、中堅企業の経営者の直下で経営戦略を実現する一手段としての
 情報化をリードする情報化リーダを養成するためのものとして製作されました。

 情報化をリードすることは、単にコンピュータ・システムを開発すること
 ではなく、目的をよく理解し、会社業務や会社の組織を知り、業務を改革し、
 社員が一丸となって遂行することが必要になります。
 これは、中堅企業の情報化リーダに必要な知識・能力であると共に、ITベンダー
 のSEやプロジェクトマネジャーでお客様の情報化をリードする方、一般企業で
 事業部や部門の情報化をリードする方にも必要な知識・能力でもあります。
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 《コンテンツ》「テキスト」
 序 論 情報化リーダの役割
 第1部 業務知識
  第1章 会社の役割と組織
  第2章 会社における標準的なビジネスプロセス
  第3章 ネットワーク化の進展によるビジネスプロセスの変化
 第2部 情報戦略・システム開発方法論
  第1章 経営戦略・計画と情報システム
  第2章 システムの概要設計
  第3章 要求仕様とRFPの作り方
  第4章 システムの設計・開発
 第3部 情報技術論
  第1章 情報技術の概要と動向
  第2章 情報技術の専門家の活用
  第3章 情報リテラシの向上
  第4章 ビジネスパッケージ
 第4部 コーディネーション編
  第1章 経営者の意思決定支援
  第2章 現状把握の仕方
  第3章 報告書・提案書の書き方
  第4章 プレゼンテーションの仕方
  第5章 リーダシップとは
  第6章 プロジェクト管理
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 ・商 品: 情報化リーダ養成講座テキスト     4,935円
       インストラクタ用指導要領      12,600円
       ビデオ教材(インタビュ編)     14,175円
       ビデオ教材(プレゼンテーション編) 14,175円
 ・申込先: (社)日本情報システム・ユーザー協会
       TEL:03-3249-4101  http://www.juas.or.jp/

■=== 【人事異動】

1)石塚 一之(パシオン) ishizuka@betanet.co.jp
  ==>(株)ベータ・ネット 営業部長
2)芳賀 薫(CAC) kasumi1123@aol.com
  ==>(株)TRUソリューションズ ERP担当 シニアコンサルタント
3)蒲池 孝一(神戸製鋼所) koichi@kamachi.org
  ==>(株)フェアウエイ・ソリューションズ 専務取締役
4)若井 直樹(NexGen) wakai@commerce21.co.jp
  ==>(株)コマース21 チャネルセールス シニアマネージャー
5)木下 博義(オムロンアルファテック) kinoshita@mercury.co.jp
  ==>マーキュリーインタラクティブジャパン パートナーサポートマネージャ

6)永井 和雄(JECALSへの出向解除) nagai624@oki.co.jp
  ==>沖電気工業(株) エンタープライズソリューション事業部
7)土屋 一成(MBL) tsuchiya@helios.sumitomocorp.co.jp
  ==>住友商事(株) メディア事業本部情報通信第一事業部 DBビジネス担当
部長

■=== 【人材募集】

1)NTTデータサイエンス:  http://www.nttdatascience.co.jp/
   SAP/R3のコンサルタント他、社員募集中!!
2)PENTASOFT:(インドの大手SI) http://www.pentafour.com/
   営業マネージャーおよびSEを募集中!! (英語の出来る人)
3)TRUソリューションズ:  http://member.nifty.ne.jp/TRU-Solutions/
   SAP/R3、Oracle/AP、PeopleSoftのコンサル募集!
   その他、IT系コンサル、業務系コンサル、プロマネが出来る人
   プロフェッショナル集団に向けて一緒にビジネスしませんか?
4)メイソンシステム:  http://www.mayson.co.jp/
   生産管理のコンサルタント&SEを募集中
   詳細はメイソン/早川さんまでお問い合わせください。
      hayakawa@mayson.co.jp
5)JSS:      http://www.jsscorp.co.jp/
   ソフトウエア開発技術者(SE,PG)を若干名募集中!!
   詳細はJSS/西田さんまでお問い合わせください。
      t-nishida@jsscorp.co.jp

■=== 【F+S Forum/開催日程】

 月例会開催予定:

 ・東京(第46回)= 2000年 8月 2日(水)19:00〜
 ・東京(第47回)= 2000年 9月13日(水)19:00〜

 ・大阪(第8回) = 2000年 8月23日(水)19:00〜
 ・大阪(第9回) = 2000年10月11日(水)19:00〜

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 「人が創る」を合い言葉に、F+S Forumを通じてより良い社会へ
   http://member.nifty.ne.jp/TRU-Solutions/tru-04.htm/
 各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記:
6月のバタバタが過ぎたら時間的な余裕が出来るかと思ったら
7月もバタバタしてしまい、あっという間に発行時期になっていました。
F+S Flashはみんなで創るメールマガジンです。皆様方からの情報提供や
記事掲載に対するご協力を再度お願い申し上げます。

今週の金曜日は、F+Sコンペ(裾野CC)の開催です。
5組(20名)でのコンペとなります。さて、優勝者(次回の幹事)は?
それよりも暑さで倒れないかといつかのセベバレステロスCCを思い出し
心配な西嶋でした。皆さんも若くない方(ほとんど対象?)は要注意。

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