F+S Flash
(Vol.36)

   

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第33弾】
  末永 卓/カンミ堂、金安 照三/インテック
【経営とIT/『ス ペ ク ト ル』】 <寄稿> 戸塚 泰/メディア総合研究所
  時代のニーズ、資源の選択と集中!!捨てる勇気と前進する勇気が必要
【コラム/「IT業界の転職予備軍の方へ」】<寄稿> 北田 勝久/オフビート
  現役ヘッドハンターが警告する転職の壁、谷に落ちると這い上がれない!!
【経営とIT/「最新IT動向」】 <寄稿> 加藤 恭子
  IT業界の動きをたまに書いてくれます。さて、今回の話題は??
【コラム/「日本の高齢化は成熟国家に転換するビッグチャンス」】
  高度成長を育った団塊世代の将来は? <寄稿> 戸並 隆/アルゴコンサル
【御協力御礼/「ITeX」登録コンサルタント募集】 西嶋 陽一/TRU
  日経システムプロバイダ(11.22号)に紹介されました。<随時登録受付中>
【人材募集】 人材採用関連情報掲載希望はご連絡ください。
  SSJ、メイソンシステム、JSS、SMC、TRU
【F+S Forum/F+S東京:クリスマスパーティ&70回開催記念&忘年会】
  とうとうあと1ヶ月を残すのみ!! 今年のあなたはどうだった?
【F+S Forum/開催予定】
  東 京:【第70回】12月11日(水)19:00〜@六本木
  名古屋:【第 4回】12月 3日(火)19:00〜@名駅
  福 岡:【第 7回】11月29日(金)19:00〜@天神
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■=== 【F+Sメンバー紹介/第33弾】

1)末永 卓/カンミ堂

「カンミ」の由来がようやく分かりました。お爺様のノレンは大切ですネ。
アイデアと行動力で東京で頑張る大阪人です。タックマシ〜!!
クリスマスパーティへ協力いただきましたので、お楽しみに。

 <ご本人からの一言>  suenaga@kanmido.com

前回から東京で参加させていただいております株式会社カンミ堂の末永と申します。

社名からしてIT業界には似つかわしくない響きですが、
それもそのはず元「あんこ屋」です。
戦後の「甘かったら何でも売れた」時代に祖父が大阪で始めたのが「甘美堂」。
屋号だけはそのまま引継ぎ、販売促進、広告宣伝に関する仕事をしております。
今回はデスク回りで便利にお使いいただけ、広告宣伝ツールとして有効な商品を
ご紹介させていただきます。

新しい広告宣伝ツールのご紹介【新素材、新発想の粘着シール、とっても便利!!】

お仕事柄一日の大半をコンピューターの画面を見ていらっしゃるのではと思うのです
が、モニターのフレームには何か貼ってらっしゃいますか?
今回ご紹介しますシールはまさにポストイットの逆の発想で、表面にメモでも
原稿でも何度でも繰り返し貼ったりはがしたりできる両面粘着シールです。
貼る場所を問わず、糊残りもしませんので、用途もいっぱいです。

そしてこの両面シールの中に印刷したシートをはさみ込むことで、お客様の
モニターフレームという特等席でさりげなく効果的に広告ができるという商品です。

便利だから喜ばれ、使っていただける。使っていただけるから広告が持続する。
「さりげなくお客様のおそばで役に立ちながら宣伝し続ける」というのが
この商品のポイントです。

会社名、URLから個人名、メールアドレス、はたまた携帯番号まで
200枚からの小ロットでネットを通してオーダーメードで販売しております。
名刺交換の際やちょっとした営業ツールに最適です。
ぜひ一度ショップをのぞいてみて下さい。
   ↓  ↓  ↓  ↓
 http://www.kanmido.com/shop/

※F+S東京(12/11)@クリスマスパーティでは「F+S Forum」特製の
 O-Kissシールクリスマスバージョンをお配りする予定ですのでお楽しみに!

2)金安 照三/インテック

なんか色んな業務を経験されていますね!!
それでまた趣味も多趣味で酒は強いときたら、仕事してんのかな???
一度しかない大切な人生、良い加減で楽しむのが肝要です。
でも、私にとって近くて遠い新潟県です(湯沢までしか行ったことが無い)

 <ご本人からの一言>  skaneys@kyusyu.intec.co.jp

F+Sの皆さん、こんにちわ! はじめまして!
福岡で参加させて頂いてる「金安 照三」(かねやす しょうぞう)と申します。
スペックは、50年4月14日に新潟県(越後)長岡で生を請けました52歳で、
見かけはどのようなものでしょうか? やはり、相当ジジ臭くなってしまっている
のでしょうか、最近、娘(実は3人おります)や会社の部下からも愛情(?)の
こもった「じじぃ〜」と言われ、むかついてしまったりしているのです。
たまにエロが付く時がありますが、気を付けなくては!

さて、越後長岡と言えば、福岡とは違い、雪の深い豪雪地帯、小泉首相が宣伝して
くれた「米百俵」、田中角栄・真紀子の親子などなど北陸の小さな商業都市です。
そのような田舎で17歳まで育ちました。その後は江戸村に出ました。

ご飯を食べるためもありまして、現在の株式会社インテックで社会人を始めました。
居心地が良すぎたのか、飛び出す勇気と機会が無かったのか、現在も同社におります。
当初はアウトソーシング部門(受託計算業務)のSEを任されました。
3年目に隣の芝生の色に魅せられ、念願かなってソフトウェア開発部門へ異動でき
ました。

甘かったですね。この時から楽な仕事はないことを身に染みて悟ったようです。
ソフト部門では、主にプロジェクト管理ばたを歩んでまいりました。
多分、自分がチマチマした設計や開発作業に向いていなくて興味を持った
プロジェクト運営に傾倒したためと思っています。
その頃にも現在お世話になっている方々との接点が数多くあったとようです。

80年代中程からはパソコンのパッケージ開発やらUNIXワークステーション
開発(関西では、アシストさん他にお世話になっています)を担当しオープン系
システムの走りを経験後、情報通信部門でパケット通信やらフレームリレーなどを
垣間見て、94年の秋頃にSAP R/3とSSJさんのSuperStream
をベースとしたパッケージソリューション事業をキックしたりしてきました。
その頃に西嶋さんとERP研究推進フォーラムですれ違っていたようです。

97年頃にSSJ佐藤さんとは劇的な出会いがありました。
(F+Sへの誘いはSSJの佐藤さんに頂きました。感謝感謝です)

とある事情で2年前に横浜から福岡に来ることになり、今のような「優雅な
博ちょん(?)」生活をおくらせて頂いております。福岡のビジネスの感想は、
わたし以上にいい加減でザックリかなと思っておりますが如何なものでしょうか?
(失言であれば申し訳ありません m(__)m)

ながくなりましたが、趣味はもっぱら「酒」、たまの「自転車」(先般、糸島半島
を回りました)や「写真」(30年前のニコンなどを今でも使ってます)、
横浜では俳句の会(ツワブキの会:妙蓮寺のあたりで活動)、古いJAZZを聞くことで
しょうか。血液型B型・星座はオヒツジ・生まれは虎歳、何と猪突猛進型・短気・
飽きっぽいのが根ですが、普段は押っ取り型に変装しております。

F+Sの皆さん今後ともどうぞお引き回し宜しく願います。

■=== 【経営とIT/『ス ペ ク ト ル』】 <寄稿>

                   戸塚 泰/メディア総合研究所

我々光学屋が日常的に利用する部品の中で、レンズと並んで大変ポピュラーな
ものの一つが「プリスム」である。代表的なものは断面を三角形に磨いたガラ
スブロックで、斜面の一方から光を入れると、この中で光が屈折し、他方の斜
面から曲がって射出される。光の色によってこの曲がる角度が異なるので、太
陽の光を使って射出光を白い紙に投影すると、いわゆる「虹の七色」が観察で
きる。このパターンを専門用語で「スペクトル(Spectrum)」といい、またプリ
ズムのように光のスペクトルを作り出す道具を「分光器(Spectroscope)」と
呼んでいる。

太陽の光を精密な分光器にかけて得られるスペクトルの形は極めて複雑で、そ
こここに鋭いピークの微細構造が観察される。これらにはD線とかG線とか固
有の名前がつけられていて、夫々が特定の元素の持つ固有スペクトルに対応し
ている。つまり、スペクトルを詳細に調べることにより、太陽がどんな元素の
燃焼によって発光しているのかが分かり、物理学の研究に重要な手掛りを提供
してくれる。

太陽のような光を「白色光」といって、我々が日常生活で照明として利用して
いる白熱電球や蛍光燈も同じ仲間であるが、そのスペクトルは夫々全く異なる
形や構造をしており、従ってこれらの光で照らされた品物の色は皆微妙に違っ
て見えるし、カラーフィルムで撮った写真も全然違った色彩に仕上がってしま
う。

このように、一見同じ白色光でも光としての性質は一様でなく、その相違がど
んなものかを知るには夫々のスペクトルを調べるのが最も早い。

この「スペクトル」という考え方は、実は光学に限らず理学工学一般で広く用
いられている。例えば「音」であるが、我々が日常耳にする色々な音 ― 楽器
や鳥のさえずりや騒音など ―を学問的にきちんと区別するにはその周波数を分
析すればよい。同じ楽器でもピアノとバイオリンとではその周波数成分が全く
異なっており、それが我々の耳にも音質の違いとなって認識されるわけで、こ
れは両者が夫々固有の「周波数スペクトル」を持っているという風に説明され
る。音という点では同じだが、夫々の「個性」はこのスペクトルが最も雄弁に
語ってくれるというわけである。

元、日立製作所の研究者で、電子顕微鏡の開発に多大の貢献をした「只野文哉
」さんの書かれた本に『研究・開発』という名著があるが、この中に「R&D
のスペクトル」という言葉が出てくる。

企業における研究・開発(R&D)は極めて重要な機能であるが、一口にR&
Dと言ってもその内容は実に多種多様で、新しい商品や技術の着想から始まっ
て基礎研究、開発研究、評価試験、機能試作、商品設計、製造技術・・等々十
以上の段階に分けて進められる。これらを全部自前でやろうとすると大変多く
の技術者を抱えなければならないし、時間も非常にかかる。そこで賢い経営者
は、上記の中から自分達が最も力を入れるべき段階を選んでそれに持てる力を
集中し、他は技術導入や提携の形でよその力を利用した方がよいと考える。

そこでこれらの各段階での力の入れ方をグラフに表わして見る。横軸にこの各
段階を順に並べ、それらへの力の入れ方を縦軸に"%"で記入すると、例えば着
想や技術を他から導入して商品開発以降を自前でやる、とか、逆に商品の企画
までを自社でやって後工程は外注する、等々、いろいろな場合について異なっ
た棒グラフが得られる。このグラフの形を「R&Dのスペクトル」というわけ
である。

今まで技術の世界でのスペクトルしか頭になかった私は、この説明を読んだ時
、非常に面白いと思った。我々が毎日の仕事や生活の中で経験する多くの事象
というものは一般に大変複雑で、それを一面的に捉えて行動するとよく失敗す
る。しかし、だからといって多面的な判断を取り入れようとしても、これはな
かなか大変で、結局理想論だけに終ってしまう場合が多い。このような悩みに
一石を投じてくれるのが、上記のような「スペクトル的な」物の見方、考え方
ではなかろうか。例を挙げて見よう。

一般に企業の経営の重要事項として「資源の有効利用」があり、中でも人的資
源を各事業ごとにどう割り振るか、といった問題は社長自らがきちんと意志決
定すべき「経営戦略」そのものと考えられるが、これに上記のスペクトル的な
考え方を当てはめ、複数の事業や商品分野毎に機能別の人材マップを作ってみ
ると、出来上がったスペクトルの形は正に現在における経営の力の入れ方を構
造的に示すものである。このスペクトルを見て経営者は例えば、現在抱えてい
る製品分野ごとに異なったスペクトルを持たせて見たらどうだろう、とか、そ
れに対して将来の改革のためにはこれらスペクトルをどういう形に変えていく
べきか、といった戦略的判断や目標設定に大きく役立つものと言えよう。

もう一つの例は人事管理に関してである。企業のマネージメントの中で最も重
要であり、かつ難しい問題の一つが「人事評価」である。最近、個性尊重や能
力重視の面から給料を「年俸制」にする企業が増えているが、この制度をうま
く活用出来るか否かは、これに対応した合理的な人事評価が可能かどうかに掛
かっている。個々人の能力と言ってもその内容は実に多様であり、また人の長
所、短所なども一面的に決め付けられない複雑性を持っている。適材適所など
と口では言っても、これをうまく実現させることは極めて難しい。

ここに「スペクトル」を登場させて見よう。或る職場をモデルに選び、この職
場の仕事に必要な人材の資質(能力や性格など)を書き出して、これを構成員
全員について相対比較を行って序列をつける。この序列に従った重みづけで「
資質係数」的な数字に換算し、これを個々人について棒グラフ化してみると、
立派な「資質スペクトル」が出来上がる。これを子細に点検することによって
、今まで個々人の資質で「通説として」言われてきたものと相当異なる内容が
浮かび上がってくるように思う。

冒頭にプリズムの例で紹介したように、よいスペクトルを得るにはよい分光器
が必要である。上記の人事評価の例などでも、如何にして目的に合った、性能
のよい分光器を作るかが、結果の良し悪しを決めるものと考える。

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   戸塚 泰(とつか・やすし) (株)メディア総合研究所 相談役
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 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   上記は、(株)メディア総合研究所が発行運営するメールマガジン
 【はつらつ!IT経営企画室】VOL.130より同社の了解の元転載しました。
       http://www.yandf.co.jp/mlmg/mlmg.html
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/「IT業界の転職予備軍の方へ」】 <寄稿>

                      北田 勝久/オフビート
                       kitada@offbeat.jp

今年も、新しい外資系企業が日本へ進出してくる気配すら見えず、日本企業の
新規事業展開も見えず、ベンチャー企業の勢いもどこへやら、リストラの嵐が
吹荒れて、再就職支援会社が業績を伸ばしている。
HPとコンパックの合併、サンマイクロ、みずほ銀行etc. まだまだ、人が溢れ
出てくる。人材市場も暫くは買い手市場が続くだろう。
現在、「転職を考えた方がいいかな?」と思っている方も多いのではないかと
思うが、ちょっと考えてみてください。

◆45才以上は転職しようなんて考えるな!

事実、45才以上のポジションはほとんど無い。
いや、あるにはあるのだが競争率が激しくて、普通の人では採用してもらえない
のが現状。役員経験者、確固たる実績を持っている人、厳しい状況の中でも
必死にもがき苦しんで何とかしようとする強い意志・実行力の持ち主 等々、
自分に自信が持てる人以外は例え、窓際になろうとしっかり会社にしがみついて
いた方が良いように思う。もちろん、しがみつく、ということはすなわち自分の
ポジション・年収分はしっかり働かなくてはならない、ということだが・・・。

◆転職後に楽しようなんて考えるな!

不況時はどこの会社も必死。この不況時に人材を探している企業は、事業展開を
進めるにあたっての何らかの課題、問題を一緒になって解決してもらえる人材を
探している。だから転職ができてやれやれ・・・なんて、それだけで安心して
しまう訳にはいかない。ぼんやりしていると「辞めてくれる?」なんてことに
なりかねない。転職後も戦い続けなければならないのだ。

◆安易に転職回数を増やすな!

F+Sフォーラムで「またまた、転職しました・・・」という挨拶を聞いていると、
これで大丈夫かな?・・なんて不安に思ってしまうのは私だけなのだろうか・・・。
私達が企業にご紹介して断られる理由の1つに、転職回数の多さがある。
いくら人柄が良くても「北田さん、何もこの人じゃなくても、もっと良い人が
いるでしょう。転職回数が多い人は、本人にも何か原因があるんですよね。」
と言うのが企業側のとらえ方だ。自分が転職する時と、逆に人材を採用しようと
する時の考え方を比較すればよくわかるでしょう。

◆信頼できるヘッドハンターと密に情報交換せよ!

自分のお尻に火が付いて、転職しなくてはならない状況に追い込まれてから慌てて
ヘッドハンターに相談に行くのではなく、日頃から信頼できるヘッドハンターから
雇用環境、自分の市場価値 etc.情報を入手しておくことが必要だ。
ヘッドハンターも逆にいろんな情報を知りたいと思っているし、親しくなれれば、
面白い求人情報が入った時に、いの一番に教えてもらえる。こんな時代なので、
目の前に「転職」という文字がぶら下がっていなくても、ヘッドハンターは、
自分の顧問又はお守りだと思って、信頼できるヘッドハンターを1人探しておこう。

◆友人・知人のルートは、最後の切り札として温存しておけ!

友人・知人の紹介で何回か転職を重ねた後に、どうにもならなくなって相談に
来る人が多い。実は、この相談の順序は逆なのだ。それはどうしてか・・・。
先に述べたように、転職回数の多さは、ヘッドハンターが紹介する場合の致命傷に
なることが多い。ただでさえ転職回数が多い上に、企業の立場から言うと、ヘッド
ハンターから紹介されれば、年収の30%を支払わなくてはならない。
しかし、これが社員からの紹介なら、企業が紹介料として払う報酬は無料もしくは
5〜30万円で済むのだ。当然、ヘッドハンターから紹介された人材に対しての方が、
厳しい目で見ざるを得ない。だからこそ、初めて〜3回目位までの転職はヘッド
ハンターに依頼し、その後はヘッドハンターとも付合いながら、友人・知人の
ルートをお勧めしたい。

◆自分の旬を逃すな!

果物、野菜や魚に旬があるように、人材にも旬がある。自分の会社の業績が悪く
なったり、仕事がうまく行かなくなってから転職したい・・・といって来る人が
多いのだが、本来は、自分が元気な時に売り込むのが一番良い。条件面でも
仕事内容でも充実した転職ができる。
企業の立場からすると、他社でバリバリ頑張っている人材に「あんな人がうちの
会社に居てくれればなぁ・・」と興味が湧くのである。そんなことを言っても、
仕事をバリバリしている人はなかなか"転職"を目の前の現実問題として考えること
はむずかしいだろう。たいていは自分の身が危なくなってきてから焦り出すもの
である、が、だからこそヘッドハンターの立場から敢えて言わせてもらっている。
あなたがエキサイティングで面白い仕事を続け、年収もアップさせるためには、
自分の旬をよく理解することも重要なことの1つである。

最後に、当社に転職相談に来られた人にお話している内容をまとめた
「転職の心得」を以下に記させていただきます。

★【転職の心得】★

独身か妻帯者か子供がいるかいないか、年令などで変化するが、
一般的に言える事は次の通りである。

(1)収入、業務内容、作業環境、将来性のいずれか1つ以上、今より良くなる
 見通しがある。ただし、自分の責任において判断すること。
(2)常に現状を改革しようとする強い意志と実行力を持っていること。
 さらに、その気持ちを持続できること。
(3)夢と現実のギャップを認識できること。
 ギャップの大きさに耐えると共に、どうすればその差を縮められるかを模索、
 研究し、且つ最終的には解決できる
 精神力と具体的なアイデアを持ち合わせていること。短絡的に次の転職先を
 考えるのはやめた方がいい。
(4)常に、新しい知識の習得に努める気持ちと実行力を持っていること。
 いままで培ってきた経験、知識だけにしがみついていては動きの早いこの時代に
 ついていけない。
 現在持ち合わせている知識をさらに発展させ、且つ新しい知識を次々に仕入れ、
 自分のものにしてゆくパワーが要である。大企業のぬるま湯からでたらいつも
 戦闘的でなければ勤まらないし、出た意味がない。
(5)良い方向に考える。
 うまい事ばかりではなく落ち込む事もあるが、過去を振り返らないことである。
 ただ、過去のよかった時代を懐かしむことはタマにはいい。
 何か、不都合や思惑違いがあった時は、いい方向に解釈すると、気分が楽になる。
 この気分転換の技術を身につけないと転職はできない。
(6)良い友人を沢山作ること。
 組織や専門分野にとらわれず、幅広く語り合え、相談できる友人先輩をなるべく
 多く持つことが必要。また、積極的に友人知己作りを行なわなければならない
  ==>F+Sフォーラムは絶好の場所です。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    私たちは時代の最新動向を見据え、的確且つタイムリーな
      情報提供をモットーとした人材スカウト会社です。
   株式会社オフ・ビート(OFF・BEAT) http://www.offbeat.jp/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【経営とIT/「最新IT動向」】 <寄稿> 加藤 恭子

1.e-CRMフォーラム

日経新聞主催のe-CRMフォーラムが12月2日に開催される。
このWebサイトにアクセスすると、どこが満席かそれともまだ空席なのかが、
はっきりわかるようになっていた。これはある意味「このセミナーは人気です」
「このセミナーはあまり注目されていないです」ということをはっきりと示して
しまっており、ある意味酷でもあると感じた。

300名くらいのキャパのあるセッションで開催2週間前にすでに満席になって
いるところもあれば、100名の席がなかなか埋まらないところもある。

データマイニングで満席のところもあれば、空いているところもあり、
SFAで満席のところもあれば、空いているところもある。

この差がどのようにしておきているのか、よくわからないが、
人気がないと思われてしまうと、せっかくの出展が逆効果にもなりかねないと感じた。

    http://www.nikkei.co.jp/events/crm2002/

2.ITベンダートップ交代相次ぐ

海外CRM関連ベンダーの日本法人では社長の交代や取締役クラス、キーパーソンの
人事関連ニュースが相次いでいる。日本ピープルソフトへの長谷川純一氏のカムバック
(4月。アマゾン社長から再びピープルソフトへ)や、石垣社長の退任(今秋)、
IBMから新社長の就任などの動きが見られた。
また中堅企業をターゲットとしたWeb対応CRM製品を提供しているオニックスでも
今月は元コグノス社長である橋本氏が退任し、社員も何人か入れ替わったた模様だ。
分析系CRMが優れていると評判のエピファニーでも大きな社員の入れ替わりが動きが
あったらしい。
BIの分野ではクリスタルディシジョンズの社長であった北條氏がアセンシャル
ソフトの社長へと就任した。

個人的には、ベンダーの人事により、その製品の日本市場での状況がかなり変化すると
感じている。たとえば、その企業の販売代理店の力の入れ具合や顔ぶれ、そして製品の
日本語化スケジュールなども、変わるケースが多々あるので、このあたりの動きも
要注目である。

3.書籍(CRMでなくERPの話です)

バーンジャパン編の「グローバル・オンリーワンに一気に迫る業務変革とERP
『企業再生』という本が少し前にダイヤモンド社から出版された。
これは日本版ザ・ゴールのような、小説風のストーリーである。
そしてここに来てダイヤモンド社からThe Goalの続編の3冊目も出たのだが、
これはバーンの話になっている(筆者がバーンの創設者と友人であるらしい)。

私はまだ黄色い表紙の1冊目しか読破していないのだが、なかなか面白いと
(バーンに関係のない)知人から聞いたので、近日中に赤い二冊目を読破してから
この青い三冊目を読んでみたいと思っている。ちなみにこの青い三冊目が出ることは、
バーンの社員は知らなかったらしく、偶然に自分達の企業がモデルになっており、
喜んでいるらしいとの噂を聞いた。

4.ビジネスモデルをパッケージで具現化

先日、ある外資系企業日本法人の社長と話す機会があった。「自分達のビジネスモデルを
パッケージで実現するのが難しいんですよ。そこが乖離してしまっているケースが
多いんです」。確かにそうかもしれない。

そんな中、パッケージを組み合わせて、ユニークなビジネスモデルを実現させている
企業を見つけた。それは、英国に本社を構え、世界25カ国で現地法人を設置、
ビジネスを推進しているのアールエスコンポーネンツという会社である。
同社は注文に応じて45,000点を超える工業用部品を自社で在庫管理し、部品1個からでも、
18:00までの注文には即日出荷するという、ユニークなビジネスモデルで日本での
ビジネスを拡大している。あえて言えば、アスクルと似ている方式なのだが、
異なるのは、同じ物を何度も注文されないという点だ。

大量に購入する場合に同サービスを利用するのではなく、試作品を作るために
ほんの少しだけ必要だ、という場合が多いことだ。
この仕組みを実現するために、様々な工夫がなされている。
それがパッケージの活用である。話を聞いて驚いたのだが、SAS、JDエドワーズ、
マニュジスティクス、アリバ、ブロードビジョン、そしてピボタルといった、
数々のパッケージを組み合わせることで、このユニークなビジネスモデルを
実現しているのである。

幸いにも、取締役の方を招いてセミナーでご講演をしてもらう機会を得たので、
もしご興味を持たれた場合はこちらのURLを参照してもらいたい。
(ちょっと宣伝ですみません)
  http://www.pivotal.co.jp/new/seminar/seminar_002_crm.html

            加藤 恭子 KKato@Pivotal.com
          アスキー、インフォミックス、エスエスジェイなどを経て、
          現在CRMベンダーでマーケティングを担当。
          主な執筆歴はアスキー24、ZDnet、日経IT21(日経BP社)、
          DBマガジン(翔泳社)N+Iマガジン(ソフトバンク)、
          ダイヤモンドエグゼクティブ(ダイヤモンド社)など。

■=== 【コラム/「日本の高齢化は成熟国家に転換するビッグチャンス」】

                   <寄稿> 戸並 隆
               ITコーディネータ ttonami@argo21.co.jp
                (株)アルゴコンサルティングサービス

この原稿は少し前のメルマガですが、日経ビジネスの「団塊が引退する日・・・
動き出す巨大市場の攻略法」なる特集を新幹線の中で読みました。

「団塊の世代の年齢帯移動に伴なって市場社会構造は凄まじい影響を受ける」
と言ったのはこの命名者である堺屋太一さんです。まさにその通りだなと。

90年代日本経済沈滞の理由は構造疲労を筆頭とする様々な複合要因ですが、
この世代が教育出費や住宅ローン等から消費を削減せざるを得ない
時期でもあったのが今の消費不況の遠因のような気もしまいます。
しかし後数年でこの世代は出費プレシャーから解放されます。
相当なお金持ちの世代のようです(私は違うんですが)その巨大な
塊がリタイアしたら、市場構造は凄まじく変化するのは間違いないでしょう。

自己が確立する時の社会構造の影響を受けるため、ある程度同じ世代は
同質的ですが、好き嫌いとか価値観に拘り自己主張する人間が団塊世代
に多いようです。結局何も変革させれなかった無力感もありますが。
今の若い人間はコンビニ世代の正規分布型で自己に自信がないのか流行
には敏感です。
若い世代をマーケテングターゲットとするのは明らかに今後誤りです。
車も家電も宝飾品ファッションは今後は負組みのようです。旅行や
生涯教育や趣味や健康医療やIT機器は勝組に入るようです。

今までのピラミッド型人口構成では老人は少数です。だから社会から
寂しく孤立します。精神的にもドンドン老け、まさしく高齢者弱者に
なっています。
しかし、この団塊世代は団塊であるがため、また少子高齢化という巨大
世代の中核ですので、今までの高齢者とは全く違う色彩を放ちます。

自分のやり残したことや、培った技術力を会社人間としてではなく
自己実現や社会貢献で生かそうと、積極的に社会参加していく人達も少なく
ありません。高齢者でも勉強していて問題意識のある人間は
さらに頭が良くなり能力開発されるようですから、本当のビジネスマン
との競合では圧勝? 給料の多寡には拘泥しませんからコスト競争力
はダントツです。ITは弱者や高齢者の力強い杖です。ですからやはり
若い人には住みにくい日本になってしまうような。

団塊ジュニアとその孫と曾祖父母との「黄金の4世代」の元気印が
日本の盛衰を決めるような?
私のような煩い鬱陶しい人間がこの4世代の中核の団塊です。
この黄金の4世代に入っていない世代の方達はさぞや息苦しいと思います。

この日経ビジネスの記事で大きく頷いたのは、共に楽しむ相手はの
質問に「配偶者」を選んだのは男86.6%、女は何と50%にも満たない!!
つまり同じ団塊と言っても、女性のエネルギーは既に爆発しつつ
あります。この統計数字を持つまでもなく全くの実体験実認識です。
この縦型の黄金の4世代のヘゲモニーを握るのは間違いなく50才以上の
団塊女性です。

不良債権デフレ対策内需回復インフレターゲット.....竹中さん
本当にそんなんで回復すると思っているのですかネ?
エコノミストの殆どがインフレターゲットと言い始めました。でも
この複雑で複数の政策プロセスの連携を制御しながらインプリメント
できる人って日本にいるのですか? 大衆心理を熟知したリーダが
必要なのですが、小泉さんには全く期待できません。
少なくとも、団塊の世代の女性から消費に火がつき男が捲込まれて
内需拡大しデフレ回復する流れです。その年は2005年です。

変化の時代は「女時(めどき)」と言います。どちらかと言うと
毛が3本足りない(スミマセン!)女性は変化をものともせず
サバイバルして行く生命力の強さがあります。その女性の強さに比して
最近の男は真面目で小ぶりで自信も意外性もインパクトも少ないです。

カミさんに見限られないように頑張る!
皆さんそう思いませんか?
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「最も強い者が生き残る訳ではない。
 最も賢い者が生き残る訳でもない。
 唯一変化できる者が生き残る!」
by チャールズダーウィン
「Easy Life not equal Happy Life」
by 戸並 隆
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■=== 【御協力御礼/「ITeX」登録コンサルタント募集】

 ★ 日経システムプロバイダ(11.22号)に紹介されました ★
      <ITeX> IT eXperts Association

多方面からのお問い合わせ、ご紹介をいただきました。
皆さんのご協力のおかげで44名もの登録になり、好調な滑り出しです。

目標は年内50名、3月末100名の登録です。
更なるご協力をお願い申し上げます。

また、コンサル業務ニーズのある企業とのタイアップも歓迎します。
是非ともご連絡ください。

<21世紀は個人の時代です>
・あなたの能力、眠らせていませんか?
・独立は実力と実行力です。迷わず前進してみては?
・資格を取得したけど仕事が来ない?
・より広い人的ネットワークの中で自分を刺激したい?
・リタイア?とんでもない!そろそろ社会へ恩返ししては?
・等々・・・

 <ITeX>詳細&登録フォームは、     ★ 随時登録受付中 ★
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1)エスエスジェイ: http://www.ssjkk.co.jp
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3)JSS: http://www.jsscorp.co.jp/
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5)TRU: http://www.tru-solutions.jp/itex.htm
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   詳細はTRU/西嶋まで ynishijima@tru-solutions.jp

■=== 【F+S Forum/F+S東京:クリスマスパーティ&70回開催記念&忘年会】
 
既にご案内差し上げておりますが本年最後の開催です。
100名規模で3年目の大パーティ(今年はバンドは入りませんので念のため)。

開催場所をいつもの場所から新規オープンしたばかりの六本木は
パーティスペース【センシス】にて開催することとなりました。

飛び入り参加、臨時参加、特別参加、久しぶりの参加、・・・
友人、部下、上司、彼女、彼氏、旦那、嫁さん、愛娘、の同伴で・・・
どなたでも大歓迎です!!お誘い合わせのうえご参加ください。
女性には漏れなくプレゼントが待っています。

※ゲームの賞品等で使用できるプレゼントの提供にご協力ください。
 ノベルティのあまったのでも結構です。多い方が嬉しいのでお願いします。
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日時: 平成14年12月11日(水) 19:00〜21:30

場所: PartyHouse【Senses(センシス)】 TEL:03-3403-5489
      東京都港区六本木5−5−1 ロアビル5階

会費: 事前申込: 男性:8,000円 女性:7,000円
    当日参加: 男性:9,000円 女性:8,000円

   (※大変申し訳ないのですが、当日欠席の場合は、
     後日会費をお支払いいただきますので宜しくお願いします)
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とうとうあと1ヶ月を残すのみ!! 今年の皆勤賞は誰?
まだF+S東京の開催(全9回)で8名もの方々が皆勤で残ってます。
今年はこのまま終わるのでしょうか?<半分意地の人もいますが・・・>

<全9回皆勤中!>
 内山 刑ニ イー・ベンチャーサポート(株)
 白井 千晶 (株)サイバーテック
 高橋 秀典 (株)ナッツコミュニケーション
 田口 忠明 (株)ユニコスモ
 辻  久彦 (株)エフタイム
 広瀬 和市 (有)リベロ・ネットワークス
 古田 伸二 日本ヒューレット・パッカード(株)
 矢野 一郎 (有)デジタルビジョン

■=== 【F+S Forum/開催日程】

・月例会開催予定:  <以下、いずれも本年最後の開催です>

  東 京:【第70回】12月11日(水)19:00〜@六本木(上記参照)
  名古屋:【第 4回】12月 3日(火)19:00〜@名駅
  福 岡:【第 7回】11月29日(金)19:00〜@天神

・月例会実施報告:

  東 京:【第69回】11月13日(水)54名参加

  東 京:《GOLF》11月15日(金)「F+S懇親ゴルフ大会」
       エーデルワイスGC 14名が参加
       優勝:中村史夫/ユニコン、準優勝:芝原房夫/日本HP

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  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記: 巷ではクリスマスの装飾(電飾)が賑やかになってきましたネ。
今年の年末は経営者にとっては本格的な苦悩の年越しとなりそうです。先日の
あるセミナーで、この7年間基本的に同じことを言い続けているけど、と話し
ました。同じこととは、考える時間を無駄にするな!ということです。政府を
代表として決断力+実行力が全く無い日本です。そろそろ日本を諦めて海外へ
の転出を真剣に考えないと危ないと思うようになって来ました。馬鹿な役人や
政治家や経営者(幹部を含む)からの影響を少しでも減らすリスク分散を個人
が真剣に考え行動する必要があるでしょうね。そのうち何とか、なるだろ〜う
なんて植木等のような気楽な時代が本当に懐かしい。だって、その真っ只中で
僕達育ったんだも〜ん!と団塊の世代が居直っても空しい今日この頃でした。

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