F+S Flash
(Vol.43)

   

============================= CONTENTS =============================

【F+Sメンバー紹介/第37弾】
  山田 明寿/松下電器産業、吉田 奈美/トランザクト
【経営とIT/『なぜ変われないんだろう?』(その2)】<寄稿>
  Y君のBSC導入悪戦苦闘物語のつづき      松山 真之助
【コラム/「実体不明のCIOとITコンサル」】   <寄稿>
  いずれにせよ真の顧客視点が問われます    戸並 隆/アルゴ21
【コラム/「マサルのグルメなお話し<No.2>」】   <寄稿>
  「呼子のイカ」と「宮崎県椎葉村の柚子こしょう」小宮 勝/FQS
【BSCフォーラム/「 <フェーズ3>定例セミナー」】7月10日開催
  神戸大学・伊藤教授+スカンディア生命の事例  会員募集中!!
【セミナー紹介/「JUAS最新セミナー情報」】
  最新セミナー企画(7月)、『BSC実践講座』開講決定!!
【人材募集】 人材採用関連情報掲載希望はご連絡ください。
  JSS、アステム、eHOPE、NCS、松下エコシステムズ、TMAX
【F+S Forum/開催予定】 秋には名古屋コンペと九州特別を企画中!!
  東 京:【第76回】7月30日(水)19:00〜@赤坂イルサーレ
  大 阪:【第23回】7月 4日(金)19:00〜@梅田エスカイヤ
  名古屋:【第 7回】7月15日(火)19:00〜@名駅エスカイヤ
  福 岡:【第11回】7月25日(金)19:00〜@美味い魚とGOLF
  コンペ:【第18回】8月 1日(金)@裾野カンツリー倶楽部
======================================================================

■=== 【F+Sメンバー紹介/第37弾】

1)山田 明寿/松下電器産業

 自己紹介2回目の登場です。大阪にいたかと思えば東京へと神出鬼没な動き
 をされている元気なおっちゃん(失礼!私と大して変わりませんでしたネ)
 以前はバリバリの技術者だったとは想像できますか?

 <ご本人からの一言>  yamada.akitoshi@jp.panasonic.com

山田明寿と申します。
あらためて自己紹介をさせていただきます。

昭和44年に松下電器に入社、最初の配属は音響研究所です。
当時華やかな、また音響の分野ではテクニクスのブランドを有しており、
まさに松下の王道に配属されました。

配属まもなくテクニクスは事業をステレオ事業部に移管され亜流の分野
「超音波の応用」など近接自動車の距離測定のシステム開発、など新規研究を
行い、以降「音声認識」「AIを用いた楽譜の画像認識と情緒合成」、PCM合成
による電子ピアノ音源アルゴリズム開発と商品化。「学習同定法の開発と
エコーキャンセラの開発」など多種多様で、かつ音響研究とは異なって
コンピュータの技術の道に踏むはずす???結果になってしまいました。

音響関係で言えば、バイノーラル音響の研究と、擬似ステレオや商品開発では
アンビエンスホンなどの商品化などが比較的音響の部分でかかわりました。
面白かったです。

従って、技術面では、アルゴリズム開発や、統計手法デジタルシグナル
プロセッシング、などが主な内容でした。特に、人間の聴覚を扱いますので、
音の好みなど統計手法を用いて、主成分分析、多変量解析など結構勉強もしました。

40歳を契機に、研究部門から離れ営業に転籍をし、「べたべた」の再販営業、
官公庁の直販営業など大変な思いを致しました。
今だから笑い話になりますが、ある専門学校へLLを直販で受注したのですが、
与信の関係で「代引き」との事意味不明で回収時、納品請求書もなく現金回収
(確か700万円)を行ったときお客様から怒られ、FAXで納品請求書を送って
もらい回収をした覚えがあります。

どうもそこいらで限界があったようで、大学・文教市場へ移り、営業の
サポート部隊(松下ではフィールドSE)を率いて、提案、見積もり、構築
まで一気通貫の仕事を担当しました。
大きな仕事では、文部科学省の通信衛星を用いた遠隔教育システムの構築を行い、
システムソリューションの基礎を作りました。(現在の組織ではPSS社)

現在は、東京での単身赴任生活が長くなり、大阪で環境ソリューション事業の
立ち上げを行っております。
現在取り組んでいる大きな課題は、環境とITを結びつけた新規事業の検討です。
最近では本年3月に産業廃棄物の不法投棄防止のシステムを開発しデータ管理の
ASPとして事業会社設立を行いました。

東京に勤務のおり、F+Sへの参加、西嶋さんとの出会いがあり現在にいたって
います。今後とも宜しくお願い申し上げます。

2)吉田 奈美/トランザクト

 「奈美ねえ」がピッタリ。いまだに「赤い糸」を求めていたとは気付きませんでした。
 現在、F+S東京の皆勤街道まっしぐら、辻さんの強敵現る・・・です。
 釣りに行きたいといつも言われているのですが予定が合わずいまだに参加できず
 秋の「東京湾キス釣り」の日程は「奈美ねえ」中心で決定しま〜す。

 <ご本人からの一言>  nami@transact.ne.jp

吉田奈美@トランザクトでございます。(^o^)/~
いつの間にかF+Sでは、”奈美ねえ”と一部のかたがたがお呼びになって
いらっしゃいますが、姉さんと呼ばれるにはまだまだ若い(つもり)の吉田です。

私がこの会へ伺いましてから、早いものですでに1年半になります。
「オフビート」の北田社長から紹介され、最初に参加しましたのがついこの間と
思えるくらいあっという間に時間が経過しました。(すぐ年をとるのはいやだと
思っているのですが。。。。)この会に出席するたびに大勢の方にお目にかかれて、大変楽しく過ごすしております。ただ一時にあまりに多くの方とお知り合いに
なるために、顔と名前を一致させるのに苦労します。何回もお名刺交換している方
はすみません。m(__)mでもこれは一重に西嶋さんを中心にして集まる輪に人が人を
増殖させて、活気ある会になっているのですね。素敵なことだと思います。

さて、自己紹介の場ということでご挨拶させていただきます。

生まれは東京自由が丘、育ちはほとんど今住んでいる横浜青葉台で過ごしており
ます。娘が出て行かないので親が出て行ったと近所で評判なほど、今のところに
一人で長く居住しており、ばりばりの独身で赤い糸の先をずっと募集中です。

小さいときから六本木に通学しておりましたので、F+Sで六本木や赤坂の街を
通るたびに懐かしい風景を思わず探してしまうのですが、どんどん街並みが変化
しているのが、寂しいような楽しみなような気分です。

大学では専門が昆虫学で、「いかに女王蜂ができるか」を研究しておりました。
というのは大げさですが、ミツバチの生態調査の研究をしておりました。
あまりに特殊な学科なため研究は大学時代だけで終了、社会人として商社に入社
して普通の地味なOLになりました。しかしあまりの官僚的な会社に面白みを見出せず
派遣会社に転職しました。そして15年近く主にイベントのコンパニオンを教育し
派遣する業界ーいわゆる置屋の女将的商売をしておりました。バブル崩壊後華やか
なイベント業界も様変わりを始めましたので、縁がありまして
今のトランザクト創業へと至りました。あまりに違った世界にいつも戸惑うこと
ばかりです。しかし仕事をする、サービスを売るということはどの業界や業務に
おいても同じ姿勢だと思っております。お客様がなければ仕事にならないという
精神でおりますから前向きに考えて、いろいろと大変ですが楽しく仕事をして
おります。

趣味は、飲む(もちろんお酒!)打つ(下手なゴルフ)買う(お買い物です!)
から始まり、オペラ鑑賞、フラワーデザイン、料理、読書といろいろありますが、
一番好きなのは人と会いお話をさせていただくことなのでこのような会に参加する
ことが、いつも楽しい限りです。このような多くの方が集まる会を運営されている
西嶋さんには頭の下がる思いとともに感謝している次第であります。

最後に会社のご案内をいたします。
弊社はアメリカ人の社長と創業してから、早くも7年目になります。
いつまでたってもベンチャーなのがいいところなのかなんなのか???

eビジネスコンセプトのもと、Web−EDI、EDI、E−Mailをベース
とした企業間取引が主流を為す今の時代において、基幹業務(ERP、SCM、
CRM等)では、依然としてファックスという取引手段が必要不可欠な状況です。

株式会社トランザクトは、従来通りの一般電話回線を用いたファックス通信とは
全く異なる、次世代ファックスサービス【TransFax】を提供しております。
TransFaxは、企業が所有する既存インターネット環境を使用したインター
ネットファックスサービスです。ファックスを送信する為に元来必要とされた
各種通信設備は一切必要無く、特別な通信設備を導入することなく、企業が
求める大量のファックスを効率的に送信することが可能です。
またファックス取引には欠かせない、各種帳票を作成する様々な帳票ツールとも
連携がとれており、企業が求める様々なファックスニーズをあらゆる形で満たす
事ができます。(詳細は、==> http//www.transact.ne.jp)

ある化学メーカー殿では、資材調達の自動見積システムにて、E−Mailと
併用する形で、【TransFax】を使用し、日々見積仕様書を発送しています。
またある重機械工業殿では、基幹システムの導入に即し、今まで郵送にて送付
していた支払通知書を【TransFax】へ切替え、月間約10,000枚程の
ファックスを毎月送信しています。弊社のサービスを導入する事により、
本お客様は約40%のコストダウンを実現されました。
またこのような基幹業務以外でもファックスのフィールドはたくさんあります。
ある生命保険会社殿では、為替案内を毎日指定日時にて、取引先銀行へ
【TransFax】の同報ツールを使用し、パソコンから直接ファックス送信
しています。

また近々からWeb−EDI、EDIに対応した双方向のVOICE、同報
E−Mail等様々なWebサービスを提供していく予定です。

様々なフィールドでまだまだ必要なファックス・ソリューションをはじめと
した各種WEBサービスにご興味ご相談がございましたら私、吉田「奈美ねえ」
までご一報下さい。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

■=== 【経営とIT/『なぜ変われないんだろう?』(その2)】 <寄稿>

                           松山 真之助
                         webook@yahoo.co.jp

□□ 組織の蹉跌  なぜ、変われないんだろう? (その2)
□□ --------------------------------------------------

  このストーリーは、現在進行形の物語。
  僕の親しい友人Y君のBSC導入悪戦苦闘物語です。
  彼は、自分の所属する組織でBSCを導入すべくいろいろ画策して
  いるのですが、現状を変える難しさに苦戦しています。
  今回は、その続き、第二回。

● Y君のいるのはコストセンターの部署。そこでは、毎年恒例の年度目標が
  設定されようとしていました。 
  しかし、それは「美しくも、見事に曖昧な」目標です。

    * XXの更なる推進
    * ○○のいっそうの向上
    * △△の充実

  これではまったく何のインパクトもありませんね。
  「更なる」とはいったい何なのか? 
  「いっそう」とはどの程度を意味するのか? 
  「充実」とはどうなったら充実といえるか? 
  そうしたものを明確にしないまま、「目標を設定した」ことになって
  いるからです。

● これに対し、Y君は、失敗の構図などを引用しながら上司に熱く思いを
  語ったといいます。そういう話を聞いてくれる上司がいてくれたこと自体、
  Y君にとってはたいへんラッキーだったといえるかもしれません。

  上司とは、ことある毎に目標設定のやり方や、従来の方法がなぜ無意味な
  ものだったかを話会いました。そこには、2,3人の理解あるマネジャー
  も参加していました。

  そして年度の初め、定例のマネジャー会議(12名)に新しい考え方(BSC)
  の説明と、試案としてつくったBSCコンセプトの目標案を提示しました。

  ところが、多くのマネジャーからは、(こまかな点で)多くの反対意見が
噴出してしまいました。
  従来からの自分たちのやりかたを否定されたと感じてしまったのが原因
  のようでした。

  たとえば・・・
   x どうして今までのやりかたではいけないのか
   x 十分にやっているではないか。
   x お客様という考え方はわれわれの部署にはふさわしくない。
   x 人材育成はしっかりやっている。
   x 私たちマネジャーを信頼できないのか。
  などなど・・・

  Y君は、変わることに対する心理的な抵抗があまりに大きいことに
  失望と落胆を味わったのでした。

  このまま上からのおしつけモードで走ってはかえって反感を増長して
  しまう・・・・・そんな気配を感じたY君。
 
  悩みになやんで、一計を思いつきます。
  そのアイデアは上司も好感をもって受け入れてくれ、次の会議で
  マネジャーの皆さんに紹介されることとなりました。

  なんとかユデカエルの目を覚ましたい・・・そう思ったY君の
  アイデアとは・・・

  実は大変面白いことをやったのです。

● 富士山へ行こう − みッちょん・いんぽッちぶる 
             (主演、トメ・ケローズ)

  今年度の目標を設定する事務局的な業務にあったY君ですが、
  毎年繰り返される不毛な目標設定に、ずっと「???」を持っていました。
  最近読んだBSCの本では、そのあたりのもやもやがクリアになるヒント
  がありました。
  しかし・・・これをそのまま言っても通じない現実に直面しました。
  現に、BSCを使ってみようとした先輩は、まわりから総スカンを食って
  しまったわけです。
  そこで、Y君は一計を案じます。

  今年はせっかく何かを変えようとしたわけなので、もう一度、年度目標を
  みんなで考える会議をもちましょう・・・と提案。それはなんとか受け入
  れてもらえました。
  再びマネジャーが集まった会議でのこと。

  Y君は、ちょっとかわった提案するのです。

  「例えば富士山へ家族でいくとき、どんなことを考えるでしょうか?」

   「当然、道路の道順、食事のこと、渋滞のこと、目的地の状況などを
かなり真剣にしらべていくと思います。ところが、現在私たちが今
策定しようとしている目標は、おそらくこんな感じになっている
のではないでしょうか・・・。」

  そういって、一枚のシートを配布したのです。

  タイトルは、「富士山へ行こう」(みっちょん・いんぽっちぶる)

その紙を読んだ管理職のマネジャー一同は、むむむ・・・・・と
  なったのでした。

  さて、その紙に書かれていたこととは・・・
 
 (この部分は、セミナー&情報交換会@6/27 でお話します。)

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・著者紹介: 松山 真之助(まつやま・しんのすけ) webook@yahoo.co.jp
  岐阜県生まれ。名古屋大学工学部修了。現在、航空会社に勤務しながら
  ビジネス書の書評メルマガ Webook of the Day を発行する。
  USEN「ビジネスブック・ラジオ」のパーソナリティも務める。
  バランス・スコアカードのエバンジェリストとしても活動中。
--------------------------------------------------------------------
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   上記は、松山真之助さんが発行運営するメールマガジン
 【BSCメルマガ】VOL.12より発行者の了解の元転載しました。
     http://www.pubzine.com/detail.asp?id=18104
http://www.netpro.ne.jp/~webook/bsc/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/「実体不明のCIOとITコンサル」】 <寄稿>

                    戸並 隆/アルゴ21
              ITコーディネータ ttonami@argo21.co.jp

前から不思議に思っていることがあります。CIOとITコンサルです。
その職種と肩書きとその実体が良くわからない。
CIOと情報システム部長とは本質的に何が違うの?
ITコンサルとSEと何が違うの?私はサッパリ理解できない。

一つ考えられるのは情報システム部とSEが期待されたミッションを
果たせないから、そのミッションを果せる職制としてそんな呼称名称が
できたのではなかろうか?
つまりその果せないミッションとは経営や経営戦略です。

例えば鈴木敏文さんや花王の丸田芳郎さんはコンピュターのHowは
わかっていないがWhatは分かっていた。単品管理はPOSからでは
なく正ちゃんマークが原点だし、70年後半から丸田さんはエコーシステムを
始めた。コンピュターがそれに使える発展段階にあるかどうか度外視で。
野村證券の第2次金融オンラインで、NRI戸田さんに要求した内容は
当時のコンピュータの技術水準を遥かに超えるものでした。
ITと戦略とを比べたら遥かに戦略側に軸足を置くスタンス。
逆にITに造詣があったりHowに興味がある人間が意思決定者
だったらそんな無謀な計画は実行されません。

ITでできそうな事とできない事を知っておればOKです。
それはCIOの役割ではなくCEOのミッションです。
ITは聖域だから専門家に任せるというような経営者はリタイア
すべきです。それがCEOの責務だとするとCIOと情報システム部長
との差はやはりわからない?

70年代コンピュータ黎明期での我々SEは業務改善のプロでかつ
プログラマーで運用者でした。情報システム部長も権限があり、
経営にドンドン口出していました。しかし、その後聖域を良いこと
に引きこもりぬるま湯に浸かり、社内での発言権を失い地盤沈下して
きたんでしょう。CIOなる役割が企業として必要になったという
ことは情報システム部は単なる構築職人で良いという判断です。

でもCIOと名乗る人たちと沢山お会いしましたが、殆ど情報
システム部長かITに無知な取り得のない役員が8割以上。
だって、CIO云々の前に、CEOに「戦略があるか!」と問うても
詮無いことですから。

SEの別称がITコンサルも同様です。
経営とITに精通したITコンサルも殆どいません。
今迄インストラクターしかやったことがない女性の名詞に
コンサルタントの肩書きが付けば本人も顧客もコンサルと思うし、
新入社員に毛が生えた程度が200〜300万/月のフィーを取ったり。
有名コンサルファームでも真のコンサルなんて驚くほど少数です。

SIベンダーは構築が主ですから組織ワーク主体ですがコンサルは
少数チームはあるも殆ど個人に依存します。
ですからコンサル会社が有名かブランドかどうかなんて全く無関係です。

ITコンサル会社も売上増が期待されるインプリメンテーション
ビジネスに乗り出しています。この手の会社は全くSI会社と
変わりません。
唯一違うのはどこから入るかです。情報システム部を窓口にして入るか
経営から入るか。単価が大きく違います。役務提供価格と戦略
アドバイザーとしての価格は3倍違います。どちらが妥当な価格
なんでしょうか?本当に役務提供しかできなかったらしょうがありません。
SE会社も高度なプロフェッシナルサービスを提供するなら
IT相場での価格は全く低すぎると思います。

日経コンピュータ最新号で「コンサル会社に異議あり」との特集が
あります。アクセンチュアはこの数年で2000名を4000名にするようです。
昔フューチャーが150名くらいと時、金丸さんに何名まで増やすのか
聞いたことがあります。彼は2000名と答えました。そんなに拡大して
質は大丈夫かと聞いたら、アンダーセン(アクセンチュア)が
2000名だからが答えでした。そのアクセンチュアが数年で4000名にする
なら質の低下は折込ずみなんでしょう。つまりSE会社になるという宣言
だと私は理解します。フューチャー金丸さんも信金プロジェクトで叩かれて
います。内実は良くわかりませんが、高成長フューチャーへのやっかみも
ありますが、ここに来て社員を急速に増大させた隘路もあるのではと
思っています。

この記事にあるように、「売上拡大圧力→人海戦術規模拡大水脹れ→
質の低下→失敗」のシナリオはITサービス業が歩んだ道です。
でもコンサル会社にとっては構築ビジネスは規模拡大の必須戦略です。
逆に構築専門SE会社はコンサルを目指します。
上流だけの戦略コンサルも下流だけの構築も今後うまくありません。
両方できてナンボのビジネスモデルに変わっていきます。
もっと正確に言えば、構築会社が上流に入り込むのは容易ではありません。
これをSI会社がブレークスルーできなければ、ITコンサル会社に
SI会社は殲滅されるか構築子会社として吸収されます。
その過渡期で生じている現象なんだと思います。

この記事でもERPの話が多いです。ERPに過大期待があるのは実は
日本なんです。米国ではERPは死んだと数年前から言われていてSAPも
米国を有効市場としてはみていません。Fedexで述べたとおりで
戦略的コアプロセスには決してERPなんて導入しません。
木目細かい機能をERPに実現しようとするのは全くナンセンスです。
その魔法のような部分でも、有名コンサル会社なら可能と過大期待して
しまう顧客企業が最大の問題です。2代目経営者のIT過大信仰の
不明からくる軽はずみ判断も多いです。2代目経営者の一部は創業者に
コンプレックスがありIT等の新しい経営システムを導入し番頭達を
見返したいと言う姑息な気持ちもあり、ITベンダーにとっては
おいしいお客でもあります。これらも。情報システム部門の思考停止
状態が続いて単なる構築運用集団に成り下がってしまった
のが最大の原因です。

最近はERPやパッケージより自前手組がライフサイクルでみたら
コストパフォーマンス良いという話を色々な所で聞きます。
独自経営システムが60点ならERPやパーケージにビジネスプロセス
に合わせても80点は取れます。そんな程度の企業には自前なんて無駄です。
でも60点の会社が多数を占めているのが日本経済の現状です。まだまだ
この記事の言う混乱は続くでしょう。

在る企業のコンサルアドバイザーをして各ベンダーの提案をみました。
酷い惨いです。提案内容なんて形式はカッコウ良いが中味なナッシングで
書いてあることはステレオタイプ。しかしお金は腰が抜けるような高額です。
数時間のヒアリングで課題発見とソリューションを提案する事自体
あり得ません。でも今迄もそんなレベルだったのでしょう。
何もをもって評価しベンダー決定するか?おぞましい限りです。
ですから名前やブランドや取引関係で決定するのは正しいのかも
しれません。大手ベンダーに依頼するのは担当窓口(IS部門)の
保険もあります。大手ベンダーも2次請け孫請けに流し構築能力も
ありません。ドッチもドッチです。志の問題です。

だからこそ能力の高いコンサルは必要だしTime&Material契約ではなく
成果報酬契約のコンサル会社しか残れません。
このデフレ不況は未熟不要なコンサルを炙り出し、ビジネスを
適切適正な方向に進路変更させます。顧客企業においても同じです。
諸悪の根源である無能経営者を炙り出してほしい!

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■=== 【コラム/「マサルのグルメなお話し<No.2>」】

            小宮 勝/富士通九州システムエンジニアリング
                  komiya@fqs.fujitsu.com 

前号では、長野県飯山の 「お米」と「乾蕎麦」と「アスパラ」の話をしました。
九州の人が何故に長野をと思われたでしょう。
この話しは、何号か先のツーリング編で明かしますのでお楽しみに!!

今回は、予告しました「呼子のイカ」と「宮崎県椎葉村の柚子こしょう」の
話しをします。

---「呼子のイカ」
佐賀県呼子町は、福岡市から直線距離で西に50Km、車で1時間10分の
ところにあります。直ぐ側には豊臣秀吉が朝鮮出兵の時に築いた名護屋城址
があり歴史ファンなら一度は尋ねてみたいところでもあります。
お城はありませんので、途中の唐津城も楽しめます。

呼子では、季節によって「水イカ」や「やりイカ」など味や大きさの違う
新鮮なイカが楽しめます。イカの生き作りの料理店が至る所に点在しています。
お昼のコースが大体2,500円ぐらいです。
2人に1パイのイカの生き作りに刺身の後は、天麩羅か塩焼きが楽しめます。
私は、天麩羅派。やはり、呼子で食べるのが磯の香りも楽しめて1番ですが
福岡市内でも戴けるところがありますよ。

次回7月のF+S福岡は兎の鑑賞ではなく、イカを食べるのでは!!
う〜ん、イカで忘れていけないのは、肥後物産(電話0955-82-4520)の
「いかの塩辛」350円、ちょっとしょっぱいけど美味い。
呼子に行ったら必ず買います。電話すれば、宅配OKです。
残念ながら呼子にしか売ってないので、観光を兼ねて行ってみるか、
宅配で楽しむしかありませんが、お勧めの1品です。

最近は、肥後物産の「唐辛子海苔佃煮」にもはまってます。いづれも、
前号で紹介した最高のご飯にピッタシです。
食べてみたい、行ってみようという方は、呼子から名護屋城址を経て、
波戸岬で「サザエつぼ焼き」を食すのもお忘れなく。

---「宮崎県椎葉村の柚子こしょう」
宮崎県椎葉村、平家の落人を作った山深く風情のある場所です。
九州は、大分の耶馬溪や熊本阿蘇にかけて柚子の産地です。
いろいろな所で乾燥し粉末状の赤い柚子こしょうやグリーンが綺麗な
ビン詰めの若い柚子こしょうがお土産として売ってます。
これはこれで、ピリカラで美味しいというか辛って感じです。

今回紹介の「柚子こしょう」は、たっぷり入れてもあまり辛くないし、
味が引き立つ魔法の調味料です。味噌汁やなべ物にも最高です。
この1品は、柚子を3年寝かせ熟成させたもので柑橘類の熟れたオレンジ
色をしています。これも地元でしか買えないのが残念ですが美味いとしか
表現出来ない1品です。いつも蕎麦ツユに入れて戴いてます。

次回は、昨年の秋、乗鞍スカイラインのツーリングの話しをします。
でも、グルメな話しです。岐阜県の下呂温泉の近くにある小坂町の山奥の
料亭「やました」での経験談にご期待下さい。

追伸ですが、ERP研究推進フォーラムの山本さんが枡田屋食品の
「信州の美味しい蕎麦」を体験されて大変美味しかったと感想を頂きました。
お店の回し者ではありませんが美味しい情報はどんどん出します。
近いうちに東京の隠れスポットも紹介します。

■=== 【BSCフォーラム/<フェーズ3>会員募集中!!】

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   ◆ BSCフォーラム<フェーズ3>第一回定例セミナー ◆
===================================================================
        ★2003年7月10日(木)開催★

日本でも、バランス・スコアカード(BSC)の導入が着実に進展して
います。しかし、前回5月に開催した「<フェーズ2>分科会研究成果
発表会」でも報告・検討したように、BSC導入の目的やアプローチには
いくつかのタイプがあるとともに、うまく運用しているところとそうでない
ところもあり、日本におけるBSCは発展段階の途上にあるといえます。

そこで、今回は、日本でのBSC研究の第一人者であり、最近新たな
著作を上梓された神戸大学大学院教授の伊藤嘉博氏と、BSC実践で
長い歴史を有するスカンディア生命保険の飯田和弘をお招きし、ご講演
いただくことにしました。
ご講演に加え、パネルディスカッションを設け、わが国でのBSCの
発展方向と今後の課題について接近していきたいと考えています。

BSCの運用見直しをお考えの方、今後BSCの導入を企画されよう
とする方などにとって、有意義な機会になると考えます。
みなさまのご参加をお願い申し上げます。

             《BSCフォーラム》会長 松原恭司郎

セミナーに関する詳細は、http://www.bsc-forum.jp をご覧ください。
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◆開催概要
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日程:2003年7月10日(木)
時間:13:30〜17:00(受付時間13:00)
会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」 (JR大井町駅徒歩3分)
   http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/
参加費用:<フェーズ3>会員
      ・個人A   5,000円/人
      ・個人B 無料
      ・法人/協賛:5名まで 無料
          追加参加の場合 5,000円/人
      ・非会員(一般)  10,000円/人
交流会: セミナー終了後、17:10〜20:00
 交流会参加費用は、別途実費負担(4,000円)となります。
申込:  http://www.bsc-forum.jp/forum/app/moushikomi_event.html 
     の空欄をご入力の上、送信して下さい。
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◆プログラム
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・基調講演(1)
「バランスト・スコアカード/世界標準の戦略マネジメントツール」
  神戸大学 大学院 経営学研究科 教授 伊藤嘉博氏
・基調講演(2)
「スカンディア生命におけるBSCの実践と知的資本経営への展開」
スカンディア生命保険株式会社
   インテレクチュアル・キャピタル ディレクター 飯田和弘氏
・パネルディスカッション
パネラー:
   神戸大学大学院経営学研究科教授 伊藤嘉博氏
   スカンディア生命保険株式会社 ICディレクター 飯田和弘氏
コーディネーター:
   株式会社三菱総合研究所 シニアコンサルタント 歌代豊氏

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  ※本セミナーおよび会員登録に関するご質問・お問い合わせは
   BSCフォーラム事務局まで ⇒ seminar@BSC-Forum.jp
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  BSCコンセプトの啓発およびBSC導入活用のための各種活動を
実施支援する『BSCフォーラム』は、⇒ http://www.BSC-Forum.jp
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【セミナー紹介/「JUAS最新セミナ情報」】

JUASでは、常に最新のテーマにのったセミナーを企画しております。
情報満載のセミナーに是非ご参加ください。

各詳細は http://www.juas.or.jp/seminar/index.htmlをご覧ください。
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お待たせしました!
★「必ず成功させる
私の実践的プロジェクト管理のノウハウ」
(http://www.juas.or.jp/seminar/s03pm.html)
講師:細川泰秀
   (社)日本情報システム・ユーザー協会 専務理事 
日時:2003/7/1(火) 10:00〜17:00
会場:JUAS 四階研修室
参加費:1名36,750円 JUAS会員26,250円
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好評!! ITコーディネータ知識ポイント認定講座
★「バランス・スコアカード体験講座」
 日時:第6回:2003/7/ 3(木) 9:30〜17:30 (東京)
★「バランス・スコアカード実践講座」
 日時:第1回:2003/7/23(水) 9:30〜17:30 (東京)
 講師:高橋 義郎氏 日本フィリップ
    西嶋 陽一氏 鰍sRUソリューションズ
参加費:1名34,650円 JUAS会員27,300円
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お問い合わせ等は下記へ。
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
担当:近田(chikada@juas.or.jp)、五十井(ikai@juas.or.jp)
電話:03-3249-4102 HomePage:http://www.juas.or.jp/

■=== 【人材募集】 人材採用関連情報掲載希望はご連絡ください。

1)JSS: http://www.jsscorp.co.jp/
   ソフトウエア開発技術者(SE,PG)を募集中!!
   詳細はJSS/西田さんまで、t-nishida@jsscorp.co.jp
2)アステム: http://astem.jp/
   システムコンサルタント、Network/Security/各種サーバー関連
   技術者を募集中!!(名古屋勤務)
   詳細はアステム/植田さんまで、ueda@astem.jp
3)イーホープ: http://www.ehope.co.jp/
   .net版開発のためのPM+技術者、各1名緊急募集!!
   詳細はeHOPE/三好さんまで、miyoshi@ehope.co.jp
4)日本カルチャーソフトサービス: http://www.culture-soft.co.jp
   高松事業所のSEマネージャー募集中!!
   詳細はNCS/高井さんまで、takai@culture-soft.co.jp
5)松下エコシステムズ: http://panasonic.co.jp/mesc/
   管理部門の経理担当者募集中!!
   詳細はA&B社の曽根さんまで、sone.toshiyuki@jp.panasonic.com
6)日本ティーマックスソフト: http://www.tmaxsoft.co.jp
   アライアンス担当営業募集中!!
   詳細はTMAX/宋(ソン)さんまで、youngsong@tmaxsoft.co.jp

■=== 【F+S Forum/開催日程】

・月例会開催予定:  <最新日程はHPをごらんください>

 東 京:【第76回】7月30日(水)@赤坂イルサーレ
     ・イタリアンレストランを貸し切りです
      http://r.gnavi.co.jp/g336300/map1.htm
 東 京:【第77回】8月27日(水)@六本木センチュリーコート
 大 阪:【第23回】7月 4日(金)@梅田エスカイヤ
 名古屋:【第 7回】7月15日(火)@名駅エスカイヤ
 名古屋:【第 8回】8月29日(金)@名駅エスカイヤ+翌日GOLF
     ・土曜日にプレイ@富士カントリー可児クラブ美濃ゴルフ場
      http://www.fuji-country.co.jp/course/index.html
 福 岡:【第11回】7月25日(金)@中州「まる家」+翌日GOLF
     ・西中洲にある活魚&イカの美味しい店だそうです。
     +翌日GOLFプレイ@茜ゴルフクラブ(3組)

 コンペ:【第18回】8月 1日(金)@裾野カンツリー倶楽部(8組)

・月例会開催報告:

 東 京:【第75回】6月25日(水)@赤坂 56名参加

 海釣り:【第 3回】5月31日(土)@五目釣り.羽田沖
      台風の影響で雨の釣行となってしまいましたが
      メバルを中心に20漢0匹、8名の参加で楽しみました。
      本命メバルの大物はやはり天才釣士の面目で保った佐藤さん。
      本当の大物は外道フッコを釣り上げるのに苦労していた仲山さん。
      数釣りは誰だったか分かりませんが結構みんな釣れてました。
      雨で写真も撮れず残念!!次回は晴天下でやりたいものです。
      第4回は、秋にキス釣りだそうですので楽しみにしてください。

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  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記:  (~_~) いよいよ梅雨の季節がやってきました。    . . 
これがこれから1ケ月も続くかと思うとウンザリしてしまいます。 . i . .
日本は高温多湿のため、室内のカビが発生しやすいようです。 .  / \ . 
しかも、最近は高断熱・高気密構造の住宅が増えてきて、湿気 . /   \ .
がたまりやすく、カビの発生を助けているんだとか。とにかく  ⌒⌒l⌒⌒ .
換気をよくして「除湿を徹底」することが一番有効のようですよ。.  | .
でも、季節感が無くなったら温暖化で日本沈没の危機が迫っている  J . 
のかも?まあ、その前にお飯の食い上げになって餓死しないように
頑張らないといけないと思っている今日この頃・・・。仕事くれ〜!!

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