F+S Flash
(Vol.44)

   

============================= CONTENTS =============================

【F+Sメンバー紹介/第38弾】
  武田 光男/IIM、石躍 胤臣/ラスターワークス
【コラム/「和魂洋才」】   <寄稿>
  そろそろ米国コンプレックスから抜け出そう!  戸並 隆/アルゴ21
【コラム/「マサルのグルメなお話し<No.3>」】   <寄稿>
  豪雨のなかのバイク・ツーリング「好きですねえ」  小宮 勝/FQS
【コラム/「県民性におけるBSC的考察<No.1>」】 <寄稿>
  今回から始まる県民性のBSC的(?)評価 高橋 義郎/日本フィリップス
【セミナー/『DBMaster』セミナーのお知らせ】 8月26日@五反田
  <<<< Linuxの決定版DB ― 『DBMaster』セミナーのお知らせ >>>>
【人材募集】 人材採用関連情報掲載希望はご連絡ください。
  JSS、アステム、eHOPE、NCS、松下エコシステムズ、TMAX
【F+S Forum/開催予定】 11月には九州特別を企画中!!
 東 京:【第77回】8月27日(水)@六本木センチュリーコート
 名古屋:【第 8回】8月29日(金)@名駅エスカイヤ+翌日GOLF
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■=== 【F+Sメンバー紹介/第38弾】

1)武田 光男/IIM

ずいぶん前からの知人でしたが、最近まともに会話しだしました。
コンピュータのパフォーマンス管理では業界でも指折りの逸材です。
F+Sでは、本拠地である東京に参加せずに名古屋によく現れます。

 <ご本人からの一言>  mtakeda@iim.co.jp

はじめまして、IIMの武田と申します。
F+Sフォーラムには、東京に数回、名古屋に2回と、大変出席率の低い
不真面目会員です。ゴルフへは、毎回参加できるようにスケジュールを
調整しているのですが、出張が多く、なかなか参加できず、残念な思いを
しています。罰金総取りをいつか達成したいと狙っております。
東京、名古屋、大阪、博多とどこへでも顔を出そうと目論んでおりますので、
よろしくお願いいたします。

私が、西嶋さんと初めてお会いしたのは、今から20年ほど前になります。
当時、私は、CLCという会社でIBMメインフレームのブローカレージ(中古機
売買)を行っておりましたが、ガートナーレポート(米国のIT調査会社が
発行する調査レポート、当時でも、年150万くらいする高価なレポート
でした)の購入をアシストさん経由に切り替えるということで、アシストへ
お邪魔したのがきっかけでした。アシスト社がガートナーの代理店をやって
いたというのは、知らない方も多いのではと思いまが、そんなご縁で、
アシストツアー(第3回)にも参加させていただき、米国企業の視察旅行
なども経験させていただきました。

西嶋さん、そして、アシスト社とのこうしたお付合いを通じて、パッケージ
ソフトウェアの販売というビジネスを知った次第です。その内、自分達でも、
ソフトウェアビジネスをやってみようということになり、何も知らない素人
集団が、知らないということは、恐ろしいもので、怖いもの知らずで、
ブールアンドバベッジ(B&B、数年前にBMC社に買収された)の性能管理、
パフォーマンス管理、キャパシティ管理と呼ばれる分野の製品を扱い始める
ことになり、たまたま、私が、最初に売ってしまったことから、私が、
ソフトウェア担当となり、それ以来、今日まで、会社はいろいろ変わりました
が、この分野で仕事をさせていただいております。

この間、私が扱ったソフトは、いろいろありましたが、それらすべては、
M&Aの繰返しにより、今は、CA、BMC、CompuWareのいずれかの製品になって
います。会社名で変遷を辿ると、以下のようになります。

デュケイン→リージェント→CA、モリノ、ゴール→リージェント→CA
トライアングルソフト→ユーセル→CA、エンパクトソフト→B&B→BMC
フォースディメンション→NDS→BMC、エコシステム→コンピュウェア

途中、B&B社の米国社員として、シリコンバレーと東京とを行ったり来たり
という生活(米国1/3年、日本2/3年)も6年ほどやりました。
この間は、給料をドルで受け取っていたのですが、急激な円高の時期で、
150円から78円まで、何とドルの価値が半値になってしまうという状況
で、私にとっては、受け取るドルの額は同じでも、日本円にすると、給料が
半分になってしまうという、とんでもない時期でした。日本と米国との間に
は、183トリーティというものがあって、1年の内183日住んでいる方
で、税金を払うという取り決めとなっているようで(今でもそうかは定か
ではありません)、それぞれの国に、182日ずつ住んで、1日、カナダか
メキシコなどに行けば、どこにも税金を払わないでも済むという話を聞き、
一番の円高の時には、本気で、そのようにしようかと考えたりもしたもの
です。

というようなことで、米国のM&Aの波に揉まれまくった期間を随分長いこと
過ごしましたが、ガイシ系企業との付き合いに疲れたこともあり、数少ない
日本製の運用パッケージソフトを開発・販売しているIIMに拾ってもらい、
現在に至っているような次第です。

IIMでの私のミッションは、オープン系の性能管理ツールの立ち上げや
セキュリティーツールの取扱いなど、新規ビジネスの開拓を担当しています。
また、西日本エリアの営業統轄も兼務しておりますので、このフォーラム
でも各地区でのイベントに参加したいと思っております。

今後は、日本製ソフトの海外進出という野望を抱いておりますが、現在、
弊社ソフト「ES/1」をお隣の韓国で販売するという活動を行っております。
欧米での販売に向けても策を練っているところですが、さてどうなること
やら、暗中模索している状況です。
そんなこともあり、F+Sフォーラムのソウル、ニューヨーク、サンフラン
シスコ、ロンドン、シドニー、上海、ホノルル、プーケット?、などなど、
ワールドワイドなイベントの開催を願っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

2)石躍 胤臣/ラスターワークス

初参加以来参加率が非常に高い石躍さんです。
ほとんどお話していなかったのですが非常に興味深いご経験の持ち主です。
私の母方が鹿児島なんですが石躍さんという苗字を聞いたことはありません。

 <ご本人からの一言>  goose@lusterworks.co.jp

石躍胤臣(いしおどり・たねおみ)です。ラスターワークスと言うソフトの
開発会社を経営しています。F+Sには広瀬さん(リベロネットワークス)
の導きで参加するようになりました。

変わった名字ですが、石躍と言うのは鹿児島の名前です。私は過去に石躍さん
に出会った事がありません。どなたか石躍さんをご存知の方がいたら教えて
下さい。親戚の可能性が高いです。

両親は鹿児島出身ですが、私は東京で生まれました。父親が国家公務員だった
ので、東京〜姫路〜鹿児島〜東京とドサ回りが続きました。中学に入る時に
東京転勤になり、高校に入る時に山口転勤だったのですが、進学の時期だった
ので山口以降は父親は単身赴任になりました。と言う事で中学以降はずっと
東京です。しかし「出身は?」と、問われると、答えに困ってしまいます。

私の理想の人生は、地方の農村で、郵便配達を生業にし、日々つつがなく過
ごす事です。しかし、現実は理想と大きくかけ離れ、生き馬の目を抜くIT業界
で、しかも、経営者として働いています。

「どこで人生が狂ったのか?」と振り返ると高校3年の時です。私の両親は
いい学校に入って、いい会社に就職することが人生の王道であると押し付けて
きたのですが、どうも納得できず、人が創った会社に入るより自分で会社を創
ろうと考えたのが高校3年の時です。しかし、会社を創ったのが38才の時な
ので、ずいぶん時間がかかりました。ここからは、会社設立までの20年間、
どうやって時間を無駄に過ごしたかをお話しします。

高校卒業後、大学に入学しましたが、ふらふらと1年で退学し、その後4年間
はフリーターとして過ごしました。途中ヨットにはまり、平日はバイト週末は
ヨットという時期もありました。ヨットは結構真面目に取り組み、南関東選手
権で入賞し、全国大会出場権を得るレベルまでは行きました。しかし、気が付
くと周囲の友人は社会人、こりゃいかんと思いソフトの会社に就職しました。

就職したのはA社、金融系の受託開発の会社で、UNIX/Cの開発がメインでし
た。23才〜29才までここでエンジニアとして働きました。社会人としての
第一歩を踏み出した場所ですし、思い出も沢山ありますが、話し出すときりが
ないので省略。入社して3年は酒ばっかり飲んでました。この時の飲みの師匠
がコマツオーグッド社長の小松さん。今でも困った時は必ず助けにきてくれま
す。そうこうするうちに時代はバブルへ。友人の誘いでビジネスインキュベー
タへ転職しました。

転職したのはB社。ここではスキー場のリゾートホテルの企画からスタート
しました。会員専用のヘリポートがあり、東京から長野までヘリで一つ飛び、
ほとんどの部屋にジャグジーがある超バブリーな企画でした。楽しいバブリー
話は沢山ありますが、話し出すときりがないので省略。B社入社後に結婚。
バブル崩壊と共にB社倒産。B社人脈をベースに、そのままインチキ経営コン
サルを始めようとしましたが、私の両親との同居が原因で家庭が不安定、その
上仕事も不安定は良くないと言う事で、C社に就職しました。

C社では生産管理システムの営業として飛び込みの日々。やっぱり営業の基
本は飛び込みですね。私は今でも飛び込んでいます。両親との別居で同居問題
は解決、家庭が安定したから仕事は不安定でも構わないだろうと思い、さっさ
とC社を辞めました。

もう就職するつもりは無く、B社の社長と株ゲームのサイトを立ち上げたり
小松さんの導きでD社でプログラミングのバイトをさせてもらいながら、起業
の準備に入りました。この時33才。

いい感じで人生を運んでいましたが、嫁さんとの関係がまずくなり、とりあ
えず別居。仕事もせずに、毎日悩んでいるうちに気が狂う。この時34才。こ
のままだと本当に気が狂うと思い、ヨット三昧の生活に入る。辛い時は好きな
事やって酒飲んでやり過ごすのが一番ですね。

もうどうにもならない事を悟り離婚届を元嫁さんと仲良く市役所に出しに行
きました。この時35才。
離婚後しばらく無気力状態が続きましたが、やがてB社社長と共同で会社を
創る事になりました。しかし、共同でやると縛られる事に気付き、資金繰りに
不安はありましたが単独で創る事にしました。この時38才。

以上が無駄に過ごした20年のお話しです。会社設立後に関しては、F+Sで
お会いした際にお話しさせて下さい。


■=== 【コラム/「和魂洋才」】 <寄稿>

                    戸並 隆/アルゴ21
              ITコーディネータ ttonami@argo21.co.jp

ERPは日本で凡そ1800事例がありますが、成功例は10例未満と
言われています。また、ERP導入に先行しBPRをやれと言いますが、
実際BPRをやって導入するのは1〜2割程度のようです。
ERPベンダーがBPRと言っているのは導入するパッケージに
合わせるための業務変更であり真の意味のBPRではありません。

BPRのプロセスを踏んで、真の意味でERPとして導入する能動的企業と
超大型で古くからのつぎはぎだらけのレガシーシステムを否応なく更新する
ための解としてERPを選択している受動的企業にあり、導入企業の
実態は圧倒的に後者です。

その理由はトップダウン型経営や企画力のなさと情報システム部門
の弱さです。資金はあるがポリシーが弱く情報システム部門も運用が
主体となっている企業が殆どです。、
第一期の需要は一巡し、超大企業の二巡目の需要が即ち直近の
大規模ERP市場の活性化要因と考えられています。

しかしそのシステム規模は一巡目にくらべ小さく、ERPを見る目も
厳しくなっています。
中堅・中小企業に従来のような大規模ERPの市場があるとは思えません。
そしてそこには非常に高額なコンサルティングフィーも存在しません。

何百万ステップのCOBOLから成るシステムを今更スクラップアンド
ビルドで再開発をすることも非現実的であるため、超大企業でレガシー
からの移行にERPを選択すること自体は決して間違いではないでしょう。

ERPの世界もやっとサプライヤー市場がフィックスしてきました。
SAPの一人勝ちです。オラクルは厳しい闘いです。JDEをピープルが
買収しそれをオラクルが買収するようです。オラクルも今後成熟衰退
の時代に入ります。SAPも一人勝ちというほど強くありません。
中堅企業は「ノンカスタマイズローコストの導入」とまさに100%
サプライヤーの論理です。つまりコスト競争の世界です。
ERPコンサルはべら棒なフィーをもらっていました。
BPRなんて実際はやっていませんし、経営効率なんて考える筈も
ありません。経営や現場から抵抗されない導入で精魂尽きますし、
本当のBPRがどれ程できるのか?

今後ERP市場のキーワードはコストパフォーマンスです。
今までのようなおいしい儲けは難しいでしょうね。
2番手のファームや個人コンサルの出番です。

既存のお客様におけるアウトソーシング、教育、バージョンアップなどの
維持・運用フェーズに収益源があるERPビジネスは美味しいです。
昔のメインフレーマのプロプライエタリーの囲い込みと
どう違うのでしょうか?

ここらが統合業務パッケージとしてのERPです。
でもERPは全社経営資源を全体最適の観点からダイナミック
且つリアルに実践執行するという概念でもあります。
経営に関わる先行指標パフォーマンスドライバー(KPI)を絶えず
モニタリングしPDCAをぶん回す朝令暮改?型経営システムが先の
見えない変化の激しい時は有効です。

変化する環境と資源活用との適切なマッチングが経営と言えます。
BSCも同じ狙いです。でも一番大事なのはそれを判断したりマクロの
潮の変化を予見したりコンペテターや顧客心理を動きを読み解く人間です。
そこがボトルネックになったらアウトです。
ERPのPはプランニングです。プランニングに人間が入っていない
訳がありません。
また日本は現場が強いです。現場とは部分最適パワーです。
それを全体最適な視点から状況把握し戦略をフィードフォアードし
たりその執行の修正をトップダウンで行います。部分である現場と
競合対立するものでもあります。トップダウン経営がうまくないと
このような米国型システムは宝の持ち腐れです。

強い現場力に対して、ヘッドレスチキンと言われるように戦略構想を
担う経営は弱いです。でのこの部分は以前からの日本の弱点です。
特に日本が強い時代の調整型がトップにいる間は難しいと言われています。
彼らは嵐が過ぎるのを待っているだけで無策です。
強い時代はミドル以下イケイケドンドンの現場が圧倒的に強くトップは
抑制型調整型が逆に向いていました。

前にも言いましたがトップの経営力が弱く米国経営システムを採用できない
のは何とかしなければなりません。その何とかしなければならないという
気持ちや悩みや知恵が「和魂洋才」を生んできました。先回はBSCの
日本型導入について、IDSシェアー社が提案するトップダウンvsボトム
アップのマッチング部分で判断基準を決めアクションプランを策定する
現実的な手法を紹介しました。

ERPを全社資源計画と見なした時、有効に遂行するための
組織構造はどうあるかと言う事に帰着するのではないでしょうか?
高木先生がおっしゃるには部分vs全体、個vs組織、分解分化vs統合には
フラクタルな関係があるようです。自主自立的なフラットな組織に
変革しないとIT効果が得られないことが分かっていますし、
完全にフラットな組織は無効であり、最低限の上意下達の階層が
必要であることも分かっています。

そこらがボクシングを研究し空手柔道に取り入れる「和魂洋才」の
真髄のようです。どうも最近1か0、オールorナッシングの短絡的
議論は流行のようですが、米国型か日本型の二者択一論ではうまく
行かないことは明白です。

日本型をベースにし海外の良い所を取り入れる折衷型が手本主義の
日本流です。ITやBPRは人や組織の問題(育成/組織構造)と
深い関係性が特に米国型トップダウンではない日本型経営には
あるようです。

右肩上がりの高度成長時代は増力化やパワーアップやより頑張る
ことが大事でした。つまりベクトルの向きは同じで良かったのです。
今はベクトルの向きが問われます。トップダウンとはトップのビジョンで
引張ることです。個々の自由裁量がありながら全体として統制がとれ
統合的であれば米国型トップダンを代替できる可能性もあります。
これらはまさに組織構造論です。個々と全体の関係です。

IT効果と組織構造論は「和魂洋才」の肝のようです。
そう言った意味で今後組織構造論は新しい次代を切り拓く可能性が
あります。ITを生かすも殺すも、扱う人で決まるのですから。
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「最も強い者が生き残る訳ではない。
 最も賢い者が生き残る訳でもない。
 唯一変化できる者が生き残る!」
by チャールズダーウィン
「Easy not equal Happy」
by 戸並 隆
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■=== 【コラム/「マサルのグルメなお話し<No.3>」】

            小宮 勝/富士通九州システムエンジニアリング
                  komiya@fqs.fujitsu.com 

今回は、予告編とは違い、「対馬豪雨ツーリング」&グルメの話しです。

7月18日夜〜19日朝にかけての九州地区豪雨は、みなさんの記憶に
新しいのではと思います。私が住んでいる福岡県春日市も一部冠水した
博多駅から南に位置しており、深夜から早朝にかけて雷が鳴り響き、
豪雨が激しくベランダを敲いて、とても賑やかで睡眠を妨げていました。

前日の予報では、19日は曇りということで19日からの2泊3日対馬
ツーリングは、予定通り開催する運びとなりました。
私、グルメコラムを書いてますが料理もします。

18日は、会社の創立記念日で昼までで業務終了、昼からは8人分のお弁当
を作るべく買出しと料理を、と言ってもおにぎりにハンバーグぐらいです。
コダワリの飯山産コシヒカリを精米したてで炊いた米で作ったおにぎりは、
自家製ごま塩と絶妙の握り加減が、最高のハーモニーを奏でます。
いよいよ、19日の朝、雨も上がり博多港までひとっ走りです。

まずは、軽めのトラブル発生。
空港の東側に住んでいる女の子(といっても三十路)が来ない。
あちらこちらで道路が冠水していて大渋滞、やっと出航5分前に間に合って
ほっ。この豪雨にも負けず、壱岐経由対馬行きのフェリーは、人ひと人で
大混雑、後方デッキに席を確保できたので、まずはお弁当を広げてビールで
乾杯、おにぎりは大好評!!。壱岐で2/3が下船して船内に移動できて
お昼寝、30分遅れで15時過ぎに到着。

この後の悪夢も知らず、初めての対馬上陸にわくわくです。
港では、町の助役さんがお迎えでビップ待遇と思いきや、町興しの一環で
対馬TT(ツーリングトロフィー)のメンバーの方でした。
早速、野宿組4名の宿になる場所探しから開始、上見坂(かみさか)展望所
ならという一言で国定公園の中にテントを三梁立ててちょっとだけ、島内を
走って対馬グランドホテル横の真珠の温泉で一風呂浴びて、1日目の夕食で
す。

どこにでもあるような名前の居酒屋「ひでよし」で地元のライダーも交えて
海の幸を堪能。なんといっても鮑の縁側と内臓、サザエの内臓は最高の新鮮
さです。旨い!!対馬に行ったら、「ひでよし」です。メニューも山ほどあ
ります。変わっていたのは、さかな料理の居酒屋なのに、焼肉ができること
最後は焼肉でご飯をいただきご馳走様でした。

ライダー4名は、海抜5mから390mの上見坂展望所まで暗いクネクネ夜道
を15分程走ってテントに到着、持っていったウイスキーや焼酎などで杯を
上げて早めの就寝です。

ここから、悪夢の第1弾が始まります。
早朝4時にぼたぼたとテントを敲くミュージックがスタート。最初の3時間
は、第1楽章「序章」です。シトシトと降り続いた雨の中、朝食はインスタ
ントラーメンに味噌汁にコーヒー、外で食べると何でも美味しい。
第2楽章「滝の乱打」、まるで前日の朝の福岡の天候を連れて来たみたいに
滝のように流れる、打ちつける豪雨です。

下界までこの豪雨の中を、バイクを走らせます。
この日、7月20日の対馬上県に行くツーリングのメンバーは、助役さんを
含めて9台です。夕方2台合流して、合計11台になりました。
バイクも以下のように多岐にわたってます。

 GL1800(1800CC)*2台,PAN Europian(1300CC)*1台,隼(1300CC)*1台,
 VMAX(1200CC)*1台,VFR800(800CC)*1台,SPADA(250CC),
 スクータ(600CC,400CC,250CC)*3,
 CB400SF(400CC)*1台-当方免許は大型所有です。

年齢も30歳から60歳まで多岐にわたるメンバーです。
このメンバーに助役さんの奥様と韓国からのホームステイ中の2名が車で
加わり賑やかな中、豪雨の中、ツーリングが始まりました。

韓国の2名は、かわるがわるGL1800の後ろに乗って韓国では味わえない
ツーリングを楽しんでいました。韓国には250CCのバイクしかないそうです。
しかし、この豪雨30cm以上の冠水で行く手を阻みます。
ちょっと走って、危険を感じ、引き戻りました。この豪雨は7時から3時間
降り続きやっと小康状態、第3楽章「気休め」です。
再び、上県の韓国展望台を目指して、北上します。

雨は降ったり止んだりの状態です。雨を連れてきたのかなぁと言いながら、
一路、北に向います。後で聞いた話しによると、厳原は再び豪雨で大冠水
だったそうです。ちょっとした間隙で、最高の選択をしたようです。
30分判断に迷ったら、1日中、大酒宴をすることになったやも知れません。
天候が良ければ、韓国も見えたし、途中の紅葉街道も最高だったと思います
が、残念ながら何も見えません。

2日目の夜は、寿司を食べて、テント組は早々に退散、豪雨にも関わらず、
テントの中は無事で、この夜も快眠。民宿組は夜遅くまで、厳原の200件
近くあるキャバレーの1軒で豪遊したらしいです。

3日目は、たまに薄日も射すまずまずの天候、下県を回って、今年出来た
ばかりの海水浴場で一泳ぎして港に戻りました。

少し遅いお昼は、バイクも港に置いたことだし、生ビールで宴会、刺身も
旨い、鰻のセイロ蒸も旨い、米も旨いと飲みすぎ食べすぎで、船ではぐっすり
睡眠をとって、博多港へ帰ります。船が着く、20時30分にはすっかり
暗く、福岡ドームからマリノアシティに続く海岸線は、最高の夜景です。
近いうちにマリエラクルージングに行かなければと思いつつ、船が着き、
無事に我が家に帰り着きました。(ホッ)

中々、梅雨が晴れずにいますが、これからが暑い季節です。
暑くてもバイクに乗ります。
次回は、8月の暑いお盆前の1週間で旅する「信州〜新潟の6泊7日の
ツーリングレポート」を寄稿します。
                             つづく

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■=== 【コラム/「県民性におけるBSC的考察<No.1>」】  <寄稿>

                    高橋 義郎/日本フィリップス
                    yoshiro.takahashi@philips.com

「県民性の人間学」(新潮OH文庫)を書いた祖父江孝男氏によれば、
多くの人たちが自分のルーツを語るときには、必ずと言ってよいほど出て
くるのが故郷や生まれ育った地域の思い出であると述べている。

自分のライフヒストリーや原点を出身県に求めたくなるのは、どうも自然の
姿であるようで、それぞれの県や地方に長い間受け継がれてきた特有の気質が
あって、それが自分の性格にも反映されているのではないかと感じるのは、
よく言われる「○○人気質」というものであろう。

初対面の人に何気なく「ご出身はどちらですか」と聞くことがある。
たいして深い理由はないのだが、出身県がわかるとなぜか納得することも
あるそうで、私たちは、相手の出身県がわかると、なんだかそれまで見え
なかったものが見えたような気になることがある。たとえば東北地方の
出身と聞いただけで、「無口」「保守的」「内向的」あるいは「我慢強い」
などのイメージを持ってしまうことも少なくない。九州地方出身と聞けば
「情熱的」「陽気」「外向的」「質実剛健」などといったイメージを浮か
べてします。むろん、出身県ですべてを決めつけてしまうのは、はなはだ
危険であることは言うまでもないが、県民性とは、多分にイメージである
ことは否めない。しかし、いろいろなデータにあらわれた数字や、その
地域の人たちの集まりを見ていると、なるほど確かに県民性は実在するな
と思うことが多いのではないか。いわゆる最大公約数的な性格特徴の実在
である。

「江戸っ子」ということばがある。江戸っ子は宵越しの金を持たない、
などと言われて、気前のいいのが「江戸っ子」の身上だが、金なんか残さ
ない。あるときはパーと使ってしまうんだという威勢のいいタンカだが、
この言葉が逆に江戸っ子の行動を規定する場合も多かったのではないか。
つまり「江戸っ子」の名に恥じないように、気前のいいところを見せていた
ことになる。もしそうであれば、ひょっとすると組織でいうところの
「ビジョン」や「方向性」のようなものに該当すると言えるのかもしれない。

県民性はたしかにイメージだが、それは外から見たイメージだけではなくて、
内部の人間もまた、そのイメージと自分とを合わせている場合も少なくない
のではないかと考えても、あながち間違いではなさそうである。

もし県民性というものが、組織で言うビジョンや方向性に該当するもので
あるとすれば、県民性というものは、バランス・スコアカード的な視点で
考察できる対象になるかもしれないと考えるのは、あまりに飛躍した考え
であろうか。本稿では、各県の県民性について学習するとともに、
その特徴をバランス・スコアカード(BSC)的な視点で考察を進めて
いくことにする。
                             つづく
(参考引用:「県民性の人間学」新潮OH文庫、祖父江孝男著)


■=== 【セミナー/『DBMaster』セミナーのお知らせ】 


平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、来る 8月26日、五反田ゆうぽうとにて「Linuxの決定版DB ― DBMaster」
と題しましてセミナーを開催いたします。

当日は、今秋にリリース予定の『DBMaster 4.1』の概要や新機能の説明を
させていただく他、Linuxに焦点をあわせた最新のDBMaster導入事例の紹介等
を予定いたしております。幅広く『DBMaster』を知っていただく良い機会に
なるのではと考えております。

是非ご参加いただきますようお願い申し上げます。
 
                      株式会社 DBMaker Japan
                      代表取締役  蕭 烱森

  <<<< Linuxの決定版DB ― 『DBMaster』セミナー >>>>

・日 時:平成15年8月26日(木)14:00〜17:00(13:30より受付開始)

・場 所:五反田ゆうぽうと(東京簡易保険会館) 福寿の間(7F)
 
・お問合せ先:株式会社 DBMaker Japan セミナー担当宛
         TEL:03-5456-8838
         E-Mail:info@dbmaker.co.jp

<<< プログラム >>>
 13:30〜 受付開始
 14:00〜 開催の挨拶及び製品の説明
 14:30〜 事例1 AcuCOBOLのLinuxの実績(東京システムハウス株式会社)
 15:00〜 休憩
 15:15〜 事例2 まいきゃびGuard-PAの紹介(キーウェアソリューションズ株式会社)
 15:45〜 事例3 知識管理ツール”KnowledgeBridge”(株式会社CIJ)
 16:15〜 DBMaster 4.1 プレリリース
 16:35〜 質疑応答

■=== 【人材募集】 人材採用関連情報掲載希望はご連絡ください。

1)JSS: http://www.jsscorp.co.jp/
   ソフトウエア開発技術者(SE,PG)を募集中!!
   詳細はJSS/西田さんまで、t-nishida@jsscorp.co.jp
2)アステム: http://astem.jp/
   システムコンサルタント、Network/Security/各種サーバー関連
   技術者を募集中!!(名古屋勤務)
   詳細はアステム/植田さんまで、ueda@astem.jp
3)イーホープ: http://www.ehope.co.jp/
   .net版開発のためのPM+技術者、各1名緊急募集!!
   詳細はeHOPE/三好さんまで、miyoshi@ehope.co.jp
4)日本カルチャーソフトサービス: http://www.culture-soft.co.jp
   高松事業所のSEマネージャー募集中!!
   詳細はNCS/高井さんまで、takai@culture-soft.co.jp
5)松下エコシステムズ: http://panasonic.co.jp/mesc/
   管理部門の経理担当者募集中!!
   詳細はA&B社の曽根さんまで、sone.toshiyuki@jp.panasonic.com
6)日本ティーマックスソフト: http://www.tmaxsoft.co.jp
   アライアンス担当営業募集中!!
   詳細はTMAX/宋(ソン)さんまで、youngsong@tmaxsoft.co.jp

■=== 【F+S Forum/開催日程】

・月例会開催予定:  <最新日程はHPをごらんください>

 東 京:【第76回】7月30日(水)@赤坂イルサーレ
     ・イタリアンレストランを貸し切りです
      http://r.gnavi.co.jp/g336300/map1.htm
 東 京:【第77回】8月27日(水)@六本木センチュリーコート

 名古屋:【第 8回】8月29日(金)@名駅エスカイヤ+翌日GOLF
     ・土曜日にプレイ@富士カントリー可児クラブ美濃ゴルフ場
      http://www.fuji-country.co.jp/course/index.html

 大 阪:【第24回】9月??日(金)@梅田エスカイヤ
 福 岡:【第12回】9月??日(金)@(未定)

 コンペ:【第18回】8月 1日(金)@裾野カンツリー倶楽部(8組)

・月例会開催報告:

 大 阪:【第23回】7月 4日(金)@13名参加
 名古屋:【第 7回】7月15日(火)@15名参加
 福 岡:【第11回】7月25日(金)@中州「まる家」+翌日GOLF
     ・19名のご参加で賑やかに活イカと活鯛で美味しかったア!
     ・翌日GOLFプレイ@茜ゴルフクラブ(11名/3組)

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  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記: 先週は九州の豪雨や宮城の地震があり、なかなか大変な2週間で
    ∴l∴      したが、もう夏休みに入りそろそろ本格的な夏の
 ・ ∴\∨/∴     季節ですね。今でも自由工作などの宿題はあるの
 │ −>*<−     でしょうか。夏休みの友は毎年最終日まで持ち越
 ! ∵/∧\∵     し一夜漬けで頑張った記憶があります。その癖が
    ∵│∵  ,‥,  いまだに抜けず、この原稿も毎回ギリギリの脱稿
     !  :*:  となってしまっています。隅田川の花火も終わり
     i   '‥'   10日が東京湾、15日が神宮の花火大会です。
  =======    たまには真下から迫力の花火を体に感じてみませ
    −−−−−−−  んか?スッキリしますヨ!是非お出かけください。

 <全国花火大会日程> http://www.japan-fireworks.com/

ようやくIP電話が開通しましたので番号をお知らせします。050-3401-9017

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