F+S Flash
(Vol.101)

 

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第89弾】
  嶋 基裕/アイランドブレイン      <名古屋>
  吉田 和彦/システムズデザイン     <東京>
【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察 』】 <寄稿>
  <No.1> 〜〜「フィリップス」の巻〜〜     高橋 義郎/VWJ
【コラム/『【脳マネ】第17回 脳って面白い 』】    <寄稿>
  プロジェクトを成功させる技術力とチーム力 前田 英行/日立公共SE
【コラム/『「SALAD TIMES」Episode.5 』】<連載開始>  <寄稿>
  「記憶の彼方」              谷 純一郎/SRA西日本
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧ください)
  広 島:【第11回】  6月20日(金)@アップルツリー+ゴルフ 
  福 岡:【第31回】  7月 4日(金)@エスカイア+ゴルフ
  東 京:【第131回】 7月 9日(水)@赤坂・エルカミーノ
<特別企画>《初夏の北海道・最北端コースでゴルフ(7/17-19)》参加募集中!
======================================================================

■=== 【F+Sメンバー紹介/第89弾】

1)嶋 基裕/アイランドブレイン   <名古屋>

品の良い若者です。言われてみれば、ホストにも見えるか?(*^_^*)?
私のように投げやりで適当なのとは違い
頑張り屋でポジティブに何でも取り組んでいく方のようですネ。
※7月には御結婚されるようです。おめでとうございます。

 <ご本人からの紹介文> 

はじめまして。アイランドブレインの嶋と申します。
名古屋で新規開拓支援をしている会社しております。
 http://www.islandbrain.co.jp/
オフビートの北田さんにご紹介頂き、F+S名古屋へ参加させて
頂ける事になりました。ありがとうございます。

私の経歴を簡単に書かせて頂きます。 ※現在27歳です。

18歳 地元(愛知県の端っこ)から名古屋へ
 芸能人を目指し名古屋へ来ましたが食べる為にアルバイトを始め
 それが営業の激しい○○○通信の代理店でした。
 携帯販売のアルバイトでしたがその頃は急成長中のビジネスで
 気づくと300人のスタッフを管理するマネージャーでした。
    
19歳 月の休みは1回あれば良いほうでマネージャーをしておりましたが
 ある時○○○通信の大きな不祥事で事業が急降下。
 それから数ヵ月後に会社を退社しました。

20歳 会社を辞めてから一時プータローをしていましたが
 芸能人になるという夢を再度叶える為に名古屋でオーディションを
 受け、5人しか受からないと言われていたオーディションに合格し、
 期待を膨らませ東京へ上京!このオーディションがホスト映画の
 主役を募集するもので、まずは役作りの為に研修ということで
 某大手ホテルの大ホールに呼ばれました。
 5人のわりには大きな所でやるんだなぁと思い向かい扉を開けたら
 100人以上いました。そこから数ヶ月間ホストをやることに・・・

21歳 数ヶ月間ホストをしましたが結局映画の話はなくなり辞める事に!
 元々携帯時代の同僚と会社を作るという話をしていましたので
 名古屋へ戻り会社を立ち上げる事になりました。
 しかし、これも意見の違いが激しくなり退社。
 もう一度再起を掛け個人事業主として保険代理店になりました。
 ※保険代理店になった理由は親父のおかげです(笑)
  http://www.islandbrain.co.jp/html/book_20060828.html

22歳 親父に保険代理店の売り方を教える機会に恵まれ
 親父へ営業教育を実施する。結果成功し立ち直らすことができ、
 この営業教育がビジネスになると思い個人事業主として
 保険代理店向けに営業教育を行う。

23歳 営業教育が順調に進み現在の(株)アイランド・ブレインを設立

24歳 順調に1期目終了
25歳 順調に2期目終了
26歳 順調に3期目終了

27歳 4期開始直後に5倍広さの事務所に移転するも3ヶ月で撤退!
 また振り出しへ。現在は利益体質に戻りまじめに経営中!!

以上簡単ではありますが私の自己紹介になります。
基本は名古屋での参加になりますが、
ときどき東京も参加させて頂くと思いますので
その際は宜しくお願い致します。

2)吉田 和彦/システムズデザイン   <東京>

人生には必ず何度か転機(ターニングポイント)があります。
今年から「大殺界」に入った私は、じっと通り過ぎるのを待つしか
ないそうです。下手に騒ぐと長期間に渡るそうです。
悪い時期にTRUを作ったがために、私は「厄年」が5年間継続しました。
あのJALに予約を入れていた私は、もし乗っていたら、
今頃は誰かに偲んでもらっていたかも・・・( -.-)( _ _)

 <ご本人からの紹介文> 

私は、今までにIT業界の色々な業種を経験しています。
メーカー(日本電気・大阪)→ソフトハウス(現・SJアルピーヌ)
→ベンチャー企業(アイク・コンピュータ)→ITコンサルティング
(現・システムズデザイン)を実践してきました。

☆メーカー時代は、徹夜の連続・・・

大学では経営工学を専攻していましたので、その知識を活かすべく鉄鋼業
(住友金属、大同特殊鋼)や官公庁(広島市役所、大阪成人病センター)の
システム開発に従事していましたが、3連徹も平気なフレシュマンで
残業代が基本給を超える様な珍現象でした。

☆ソフトウェアーハウス時代は、日本電気との協業・・・

大学の先輩が立ち上げていたソフトウェアーハウスよりお呼びが掛かり、
転職しましたが日本電気との縁は切れず、オフコンのシステム提案や
業種・業態別パッケージソフト開発で協業し、この時経験した80業種・
業態知識がその後の業務コンサルティングに活きる事となります。

☆ベンチャー企業時代は、「行くは良い良い、帰りは怖い」

35歳定年説が言われていた時代で、次の時代を切り開くべく富士通の
先輩SE池孝三氏とベンチャー企業を大阪に立ち上げました。
パソコンビジネスを機軸として、上新電機、ダイエー、オムロン等と
協業してパソコンのショップや教室の展開、ソフトバンクとの協業による
ソフト流通、国産初の本格的なRDBソフト開発とその流通新会社設立など
怖いもの知らずに、大阪と東京をピストンの如く池さんと交代で往復して
いました。この時から東京での単身赴任が始まり、以降20年以上も
続く事とは思いも寄りませんでした。しかし、この夢はある日突然、
JAL御巣鷹山惨劇で池氏を亡くし頓挫してしまいました。

☆ITコンサルティング時代は、第2の「行くは良い良い帰りは怖い」

ベンチャー企業の解散を余儀なくされ、ITコンサルティングとシステム
開発を行う会社を急遽立ち上げました。前職でのパソコンビジネスと
オフコンビジネス(IBM:AS/400)を機軸に、オリジナルのパッケージ
ソフト販売も手掛け大阪と東京に拠点を設け、社員も50名近くに
なっていました。丁度世の中はバブル全盛時代で、銀行は黙っていても
融資を勧誘する状況でしたから、その潮流に乗るべく、米国シリコン
バレーに現地法人を設立し英語ソフトを日本語化するビジネスを
スタートさせました。3本程のソフトをローカライズ出来た頃、
ある日突然の如くバブルが弾けたのでした。
まず最初に駄目になったのがオフコン開発で、次いでパソコン開発、
ソフト販売となり急遽この分野から撤退する羽目となりました。
辛うじてコンサル分野が生き残る形で現在に至っています。
この時の社員解雇の辛さや、その後に続く銀行団との折衝・辛苦は
障害忘れる事は無いでしょう。

☆これからは、「幸福になるシステム」づくりに・・・

今までの人生で、日航機事故、バブル崩壊と2回の大きなターニング
ポイントを経験しました。事故の賠償請求、バブル崩壊後の銀行責任など
弱者に対する理不尽な仕組み、言ってみれば「不幸になるシステム」が
この国には蔓延していると実感しています。
今話題の後期高齢者医療保険制度も、その最たるものです。
何が「幸福になるシステム」かは明確では有りませんが、
共感をいただける方々と身近な所から手掛けていくのが、
終生の仕事と思っております。

■=== 【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察』】 <寄稿>

「県民性におけるBSC的考察」に続き
いよいよ今回から新シリーズがスタートします。乞うご期待!!

   〜〜 「フィリップス」の巻 〜〜
                        高橋 義郎/VWJ
                    yosiro-t@cb4.so-net.ne.jp

おかげさまで、多くの方々からご支持をいただいた「県民性のバランス
スコアカード(以下BSC)的考察」も完結することができた。
そこで、次のシリーズとして、経営の分野や歴史上の登場人物の
ビジネスや生き様についてスポットを当て、
その生き様をBSCの4つの視点で考えてみることにしたい。

最初に登場してもらうのは、筆者がこの3月まで勤務していたフィリップス
というオランダの会社のCEOである。
彼の名は、クライスターリーという。

就任以来、卓説した事業分野に経営の方向性と資源を絞り、
総合電機メーカーの看板を掛け替える優れたビジネス戦略家として、
筆者の尊敬するビジネスリーダーの一人である。

今回は、日本の新聞で紹介された取材記事をもとに、
その経営の考え方をBSC的に考察してまとめてみることにする。
昨年3月6日、日経産業新聞に掲載された記事をおおまかに要約すると、
以下のようになる。  

「フィリップス社は大掛かりな事業再編を実行している。
昨年は中核部門のひとつだった半導体事業を分離し、
この1年あまりで10事業の売却をしたのだ。
一方、ほぼ同じ期間に医療分野を中心に9社を買収するなど、
新しいフィリップスへの移行は着々と進んでおり、いまは最終段階にある。

なぜ再編が必要なのかといえば、時代が大きく変ったからだ。
グローバル化のうねりは世界を覆い、市場は拡大し、変化は短期間で急速に
起っている。1社が、すべての分野を、部品から最終製品まで抱えることは、
規模の面でも、変化に対応する意味でも不可能になった。
もはや総合電機の時代は終わったと断言できる。

それぞれの企業が、強みを生かせる分野に事業を集中し、競争力を高める
しかない。事業選択の軸はぶれていないから、
残った事業はばらばらではなく、フィリップスのブランドが生かせる
最終製品であり、技術的な競争力がある分野だ。

強みを生かせない事業は切り離すのが当然だ。

社員にしても、成長がなければ給料も上がらず、彼らの不満も大きく
なってくる。利益が出ているのになぜ売却、と聞かれることもあったが、
利益も重要だが、企業の戦略に合っているかは、もっと重要だ。

全てを抱える「総合」のままでは、いくらうまく経営しても、
そこそこの利益しが出ない。グローバル企業として生き残ろうとするなら、
遅かれ、早かれ、変らざるを得ない。」
 
この記事をBSCにすると、次のようになるのではないだろうか。

このように、『なるほど』と思わせる経営者の考え方というものは、
多かれ少なかれ、BSCの「4つの視点」で説明できることは興味の深い
点である。
その理由としては、BSC自体がPDCAとステークホルダー重視の
マネジメントシステムで構築されているからであろう。
識者の意見を待ちたい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<財務の視点>
 ・新しいフィリップスのビジネス目標の実現
 ・強みを生かせる事業での成功拡大
<顧客の視点>
 ・明確な戦略とそれに合った経営への市場評価確立
 ・総合電機メーカーからの脱皮とマーケットの評価
<プロセスの視点>
 ・強みを生かせる事業分野での競争力強化プロセス実行
 ・大掛かりな事業再編の推進
 ・医療分野を中心にした買収や半導体事業の分離実行
<学習と成長の視点>
 ・強みを生かせる分野に事業を集中する戦略浸透
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                            <つづく>

 バックナンバー「県民性におけるBSC的考察」は下記URLから
 読み忘れた方や興味のある方はHPでご覧ください。
 ==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm

筆者紹介: 高橋 義郎
      元・フィリップスエレクトロニクスジャパン 経営品質部長
現・ヴェオリアウオータージャパン 経営戦略室長
<高橋さんのHP: http://www007.upp.so-net.ne.jp/y-takahashi-27/ >

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■=== 【コラム/『【脳マネ】第17回 脳って面白い 』】<寄稿>

       監修・文責 前田英行/日立公共システムエンジニアリング
                    maeda@gp.hITachi.co.jp

〜脳科学から学ぶプロジェクトマネジメント/プロのマネージャー〜
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   《 第17回:成果を出すための行動科学マネジメント 》
    (人に行動してもらうためのほめ方・注意の仕方」)
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  === チームビルディング、コミュニケーションマネジメント ===

★成果を出すために、最も必要なことは何だと思いますか?

それは、@成果に結びつく良いやり方(行動)を見つけること
そして、Aその行動を継続できること、だそうです。
(出典:石田淳 2007「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」)

あまりにあたりまえで単純ですね。「簡単にできれば苦労はしない」ですね。
でももう少し、自分の経験を思い浮かべながら読んでみてください。
自分が本当に良い行動を科学的に見つけているか?継続しているか?

私は、この記事の掲載が続いて自分なりに成果が出て、継続できて
いること。そして、ダイエットが成功しないこと、
職場で上手くいかないある経験を思い浮かべて考えてみました。

これはよさそうだと考えた行動が必ず成果に結びつくとは限りません。
良い行動だと思ってやったことが、ちゃんと計測してみたら実は間違って
いた事はあります。
「やらないよりはやった方がほうが良い」ことはたくさんあるけれど、
ちゃんと計測してみたら、成果がノイズより小さくて、大切な時間や
エネルギーをかけるだけ無駄なこともありますね。

また、良い行動をしているんだけど最初からは、成果に結びつかない事も
あります。1、2回は失敗するのは当たり前、3回目で初めて自分の
思うように行動が出来ることも多いです。
相手や環境によって、確率的にしか成果が出ないことも沢山あります。
その1回だけ見ると、良い行動も成果に結びつかないので、やめてしまう
こともあります。しかし、まさに確率なので良い行動を継続すれば、
必ず成果を出せる確率は上がるハズですね。

この@、Aのシンプルな考え方で、目的を達成すための「行動科学」に
基づく5ステップを、「私のダイエット」を例にご紹介します。

<@成果に結びつく良いやり方(行動)を見つける>

S1:「ピンポイント」
・自分の体重に関係するプロセスを分析して、ダイエットに一番良いと
 思われる行動を探します。食事のこと、運動のこといろいろな
 プロセスがあります。今回は良い行動を「夕食は8時までにとり、
 その後は食べない」と考えました。

S2:「メジャメント」
・良い行動を1週間実行し、体重が減っているかどうか計測します。
・少しでも成果があれば、この良い行動を継続します
(成果が無ければ、「ピンポイント」に戻ってより良い行動を探します。)

<A良い行動を継続出来るようにする。(励まし方・注意の仕方)>

S3:「フィードバック」
・良い行動「夕食を8時までにとり、その後は食べない」を実行できたか
 どうかで、毎日カレンダーに「良くできたシール!!!」を貼ります。
・毎日の体重を計って、カレンダーの横のグラフに書き込みます。

S4:「リインフォース(行動を強化する)」 *ここがポイントです。
・1週間、「良い行動」を継続できたら、あなたが望んでいる「X」を
 もらいます。長くても、1週間に一度は必ず誰かからほめてもらい、
 行動意欲を強化してもらいましょう。ご褒美「X」は、あまりお金の
 かからないささやかな物で充分です。
・私の場合は、「妻からのほめ言葉」、「自分の好きなCDを買う」、
 人間ドックで指導して頂いたかわいい栄養士さんからの「えらい!
 来週も頑張って!」のメールで充分です。
 (これは贅沢すぎますね。私のこのブログが継続できている
 「リインフォース」は、皆さんから頂く返信メールです。
 たった1通のメールで、書く意欲と行動が継続する自分を経験しました。
 これだけで充分でした。)
・ここがポイントです!!!。
 人間の良い行動を強化して継続させるには、「P:ポジティブで、
 S:すぐに、T:確かに起きる」周りからの反応が必要です。
 「N:ネガティブで、A:後で、F:不確かなこと」では人は行動
 しなくなります。決してお金の多さとは関係ありません。

S5:「評価」
・成果が目的を達成したか確認します。
・良い行動が習慣になれば最高ですね。毎週、誰かにほめてもらわなくても
 出来るようになれば「習慣」になったと言えます。
・でも、年に一回ぐらいほめてくれる良い人がいると最高ですね。

<あなたの職場、プロジェクトではどうですか?>

私の仕事で考えると、何が成果にピンポイントで結びつくのか、
計測をして確認していないですね。
「こうすればいいはずだ。」と思えるいろいろなやるべき事の中から、
やりやすい「行動」を選んでいる傾向があります。

フィードバックとリインフォースは、成果が出たときに、
それに関係していた人をまとめて後で誉めている事が多いです。
行動自体をすぐに誉めていないような気がします。

メンバーから見ると、「行動しても、後で、不確実にほめられるかも」の
状態です。「P:ポジティブですが、A:後で、F:不確か」な
リインフォースですね。理想の「P:ポジティブで、S:すぐに、
T:確かに起きる」に比べると2段階弱いリインフォースなので、
メンバーがいつのまにか行動しなくなることもあり、
言われているとおりですね。(反省します。)
 
<さあ 今日から行動しよう>

この5ステップは、語るのは非常にシンプルですが、
職場で仕事に適応するには少し練習が必要ですね。小さなことから
はじめましょう。あの勉強会活動に適応してみたいと思います。

まずは、仲間と相談して、勉強会に楽しさを盛り込むことを考えます。
どうにかして行動と成果を計測することを考えます。みんなに納得して
もらって、カレンダーに行動実績をシールでも張りますか。

「P:ポジティブで、S:すぐに、T:確かに起きる」行動に対する表彰を
毎週(?)やりましょう。副賞はスターバックスのコーヒー券がいいかな・・・。
いやいや、上司からの独善や押し付けは逆効果なので、
これも各人のリクエストに、予算の範囲で答えましょう。
                         <つづく>

PS:私の「今日からの行動」を継続させるには、私をリインフォースして
くれる人を探す必要がありますね。「だれか、いませんか〜。募集中」

/* コメントを頂けると嬉しいです。書く意欲が継続します。
  (C) Maeda Hideyuki 2008
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<筆者プロフィール>  前田 英行 (まえだ ひでゆき)
福島県生まれ。家族は妻、子供3人、猫一匹と亀一匹。牛久市在住。
SE、プロジェクトマネジャとして大小数多くのITシステム構築に従事。
プロジェクトマネジメント学会評議委員、PMP、ITC、システム監査
技術者。趣味は芸術と脳科学、発展途上中のゴルフとスポーツ観戦。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■=== 【コラム/『「SALAD TIMES」Episode.5 』】<寄稿>

                       谷 純一郎/SRA西日本
                         tani@sraw.co.jp
 < Episode.5 > 記憶の彼方

学生「教授!、1ヶ月前に指示された課題が終了しました。」
教授「あぁ、・・・何の課題を出したんだっけ?」
学生「忘れちゃ困りますね。結構大変だったんですから!
   今回は、1日2日では出来ない課題だったですからね。」
教授「おぉ、思い出した。君に10個の課題を出したんだったね。」
学生「記憶の彼方でしたか?まあ、理由も分からない訳ではありませんが。」

教授「課題は10個、それぞれ違う問題が用意されている。
   各問題の解法は、最初に10個分全部スタート時点で説明したね。」
学生「そうです。与えられた10個の課題は、いきなり解くのではなく、
   まず当日1つ、次に3日後また1つ、それ以降3日毎に1つずつ、
   解いていきなさい。ということでした。」
教授「1ヶ月も間が空いていたからな。すまないね。で、結果はどうだ?」
学生「はい。最初の2段階目くらい迄は、そこそこ解けました。
   90点、80点ですね。」
教授「出足好調だった訳だね。」
学生「はい。ですが、3つ目くらいから、40点、35点・・・となり、
   最後の3つ、残念ながら零点でした。」
教授「残念なのは君じゃなく、結果を聞いてる私の方だがね。
   まぁ、君で100名分のデータが揃ったよ。ありがとう。」

学生「私で丁度100人目ですか? 100名のデータで結果を出すって
   言われてましたよね!? どんな結果になったんですか?」
教授「君個人の結果はちょっと、全員の平均点とはずれていたけどね。」
学生「そう言えば、今回の課題テーマは秘密ということでしたよね。
   そして、課題提出者には、提出時に課題テーマを教える!と。」
教授「おぉ、そうだった。いや安心仕切っていたよ。
   今回のテーマは、課題の消化と記憶の関係についてだ。」
学生「いつもの『実は○○法則が、あーの、こーの。』ではないんですか?」

教授「私もいつも他人の受け売りばかりしている訳ではないからね。
   君、ちょっと失礼だね。。。的を得ているのは悔しいが。」
学生「それで、課題の消化と記憶の関係はどうだったんですか?」
教授「君の結果は平均的モデルよりずっと左寄りだったんだが、それは、
   いいとして。
   まず課題があって、その課題発生から何日後に手を付けたら、
   どれくらい解決できるか?を見たんだよ。
   一般的に人は、比例という解釈が簡単だから、時間と共に比例して
   解法の記憶が薄れていくと考えるんだろうが、比例では無かったよ。」
学生「そうですね。ある時点から急に真っ白になって、解けなくなりました。」
教授「私の論理になるが、単純化すると、y=−xの二乗だね。」
学生「y軸のマイナス側象限に放物線を描くってことですね。」
教授「そうだ。学習したことや、やらねばならない課題は、比例的に
   記憶が薄れていくわけではなく、ある一定の時期を境に、一気に
   喪失に向かうということだよ。」
学生「確かに、1週間後には真っ白になってしまいましたから。
   私はそれを証明したってことですね。」

教授「ポイントとしては、放物線グラフのように、x=0から1の間に
   関しては、かなりの記憶が維持されているんだ。
   実は、宿題や課題を後回しにしてしまうのは、ここに罠がある。」
学生「罠?」
教授「まだ記憶が鮮明な内は、誰しもが簡単な問題であれば、いつでも
   出来ると思い込んで疑わない。x=0から1の期間だ。
   しかし、x=1を境界として、まるで穴が開いたように、記憶は
   彼方に遠ざかってしまう。
   あとは、x=1のポイントが年齢や心身の状態によって、どれく
   らいの違いがあるのか?ということと、それを伸ばすにはどうす
   れば効果があるのか?というのが、次の課題ではあるんだ。」
学生「なるほど。x<1での過信とx=1のポイントの延長化で、問題
   解決能力のひとつの要素である段取する力を効率良く使えるように
   なるわけですね。自分のx=1が今どの辺にあるのか?知りたい
   ですね。」
教授「結果は出でいるじゃないか!、君はたったの3日だったね。」
学生「・・・」                 < Episode.5 End >

// 谷 純一郎 ひろしま通(認定No.001-00897号)
/ 株式会社SRA西日本 広島支社

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■=== 【F+S Forum/開催日程】

◆開催予定:  <最新日程はHPをごらんください>

 東 京:【第131回】 7月 9日(水)@赤坂・エルカミーノ
    清水式子さん(大阪からのゲスト)に歌っていただきます
     http://www.TRU-Solutions.jp/Noriko_Shimizu.html
 広 島:【第11回】  6月20日(金)@アップルツリー+ゴルフ
    6月21日(土)「鷹の巣ゴルフクラブ」
     http://www.takanosu.co.jp/
 福 岡:【第31回】  7月 4日(金)@エスカイア+ゴルフ
    7月5日(土) 「北山カントリークラブ」
     http://www.hokuzancc.jp/

<特別企画> 《初夏の北海道・最北端コースでゴルフ》 !参加募集中!

 7月17日(木)〜7月19日(土) 2泊3日、2ラウンド
 国内最北端コース「ノースバレーカントリークラブ」ほか
 宗谷岬・稚内近辺の観光はもちろん、札幌(中州)も押さえてあります

◆開催報告:

 東 京:【第130回】 5月14日(水)@六本木・センチュリーコート
    34名でセンチュリー・コートでの最後の会を終了

 ゴルフ:【第30回】  5月23日(金)@成田ハイツリー
    19名(5組)で少なくも白熱のプレイで終了
     ★優 勝: 日置 憲二郎 / ISD
     ☆準優勝: 北田 勝久  / オフビート
     ☆第三位: 小林 久仁光 / KTMP
    当日の写真と成績表は以下のページからご覧下さい
     http://www.tru-solutions.jp/f+s_golf080523.html

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: 年に一度の大行事「TRUの決算処理」が終わった!(*^_^*)!
政府がことごとく、訳の分からないご託ばかり並べて、何もしない、決めない、
決めたことは覆す、ミスばかりの状態なのに、税金(法人税・所得税・住民税)
や保険・厚生年金などを納めなければならないのがスッゴイ不満です。はやく
国民が選択できる「大統領制」に移行しないと「国が財政破綻」してからでは
もっと苦しめられます。政党という訳の分からない集団の権力闘争の場から、
フジテレビの月9ドラマ「CHANGE」の木村拓哉(役名:朝倉啓太)のような人材
(熱血漢)を早く輩出しないと、日本でもテロが起きる可能性がだんだん大きく
なってきています。国会議員は都道府県の数くらいに減らしたら何億経費削減?
そして、日本も州制(呼び名は何でも良い)にして地方自治も企業のカンパニー制
のようにしちゃえばだいぶ意識と行動が変わると思いますね。でも・・・問題は、
誰がそれを変えるか?にあります。やはり、黒船しかないのでしょうか???
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 フジテレビ『CHANGE』木村拓哉、深津絵里・寺尾聰、ほか豪華キャスト
    主題歌は、あのマドンナ「マイルズ・アウエイ」ですよ!
    http://www.fujitv.co.jp/change/index.html
    http://change.sublimeblog.net/

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