F+S Flash
(Vol.118)

 

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第104弾】
  金田 祐子 / プレコ         <広島>
【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察 』】   <寄稿>
  〜「3M社:ジョージ・バックレー氏」の巻〜   高橋 義郎/VWJ
【コラム/『闘病記2009』】
  「大動脈乖離」って病気、知ってました???   西嶋 陽一/TRU
【コラム/『【脳マネ】第34回 脳って面白い 』】     <寄稿>
  「三日坊主を乗り越える「脳技術」)」   前田 英行/日立公共SE
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧ください)
  東 京【第141回】12月16日(水)@恵比寿.bELGAMO<クリスマス>
            ★☆★ 参加者募集中です ★☆★
======================================================================

■=== 【F+Sメンバー紹介/第104弾】

※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
 http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#『F+S Flash』

1)金田 祐子 / プレコ         <広島>

何事にも「好奇心」旺盛なのは良いことですね。
色んなモノやコトへの「興味」が減少するのは、心の「老化現象」。
何となく不安になる自分がいます。大丈夫なんでしょうかねえ。

 <ご本人からの一言> 

はじめまして、(株)プレコの金田祐子です。
広島生まれの広島育ち、幼いころは、海の近くで潮干狩りして遊んでいました。
学生時代は京都で過ごしたので、今でも京都が大好きです。
寺巡りと庭園散策でリフレッシュ!!

F+Sには、ハイエレコンの福井常務のご紹介で仲間入りさせて頂きました。
IT系企業が多い中、当社は人材派遣業です。

ドキュメント制作や採用支援、教育ビジネスも行っており、
私は「社員教育」の担当をしています。
広島(本社)、福岡、東京に拠点があります。
得意分野はビジネスマナーやコミュニケーション、
おしゃべり大好きなので、話し方講座もします。

同僚に最近話題の(?)メンタルヘルスの講師がおり、
その指導でしっかりストレスマネジメントを行っているせいか、
いつも元気はつらつオロナミンCです。
体験型ワークショップで、受講生と一緒にワイワイ研修をやっています。

来春入社予定の学生さんに、練習課題として「自己紹介文を作って!」と
言っていたら、なんと、自分にもF+Sの自己紹介が回ってきました。
こういうもんですね(笑)。

初めてF+Sに参加したのは、2年ほど前です。
その時、「この会は、これまで参加した交流会と違うなぁ。
『自分』を持って頑張っている人が多いなぁ」と感じたと日記に書いております。

通常は広島で活動していますが、関西、関東、九州、上海・・・
どこにでも出没いたします。

出張ついでの「大好きスポット巡り」が楽しくて、
先日は、東京で美術館のハシゴをして至福の時間を過ごしました。
お茶(表千家)をやっているせいもあり、陶器や着物が好きです。
また、文具屋さんに行くとトキメク性格で、
銀座の伊東屋さんで万年筆やノートを見てニコニコしてきました。
あ〜、楽しかった〜。

それにしても、東京は人が多いですね。
東京に行くと、「こんなに沢山の人を満足させる政治は大変だろうなぁ・・・」
などと思ってしまいます。
(別に、鳩山さんの味方というわけでも、次の選挙に立候補するわけでも
ありませんが)。
おまけに、地下鉄の駅で歩くこと、歩くこと・・・
出かけるたびにビックリしています。

みなさま、広島にお越しの際は、ぜひ、お声をかけてくださいね。
これからもよろしくお願いいたします。

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  こんな時だからこそ明確な戦略の立案とスピード経営が最重要です
    成功の鍵は、中間管理職のマネジメントスタイルの変革です
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  管理職の行動変革に最適な研修<発見!ミッションクリティカル>
 ★☆★ 事業目標達成を支援「マネジメントスタイル」革新講座 ★☆★
      2010年2月19日(金)開催予定@JUAS
     http://www.juas.or.jp/seminar/open/s411083.html
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  会社方針に基づく業務上課題の発見とその解決への自己課題の検討
   組織変革への引き金となる管理職の自己変革へのコミットメント
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察』】 <寄稿>

 〜〜「スリーエム社:ジョージ・バックレー氏」の巻〜〜

                        高橋 義郎/VWJ
                     yosiro-t@cb4.so-net.ne.jp

スリーエム(以下、3M)といえば、
技術者が就業時間の15%を自由に使える『15%ルール』という
仕組みを持っていることでも有名な会社である。

今では非常に身近になった『ポスト・イット』もここから生まれたが、
特に創造性が求められる分野にふさわしい手法だといわれている。

経営者として社員を信頼しているというメッセージも込められているはず
だから、エンパワーメントとしても有効なものであろう。
3M会長兼CEOのジョージ・バックレー氏は、景気の下降局面にあっても
研究開発への姿勢は変えないと公言しているのは、他社との差異化を図る
要素はそこだからだ。

研究開発によって、製品の魅力を維持し、顧客満足度を高めていく。
そして、さらなるシェア獲得を目指していく戦略だ。

3Mは、売り上げの3分の2を米国以外の海外で稼いでいる。
家庭用から工業用までの各種の幅広い製品を持ち、経済危機下でも良い成績を
維持してきた。成長は株主価値を向上するための種子だと考えている。
トレンドを読み、顧客の需要を予測しなければならない。たとえば、
日本では高齢化で人口構成が変わり、それにつれて製品の需要も変わっている。

市場の伸びが鈍化したとしても、シェアは高めねばならない。
そのためにはイノベーション(技術革新)により差異化や、地域に見合った
ローカライゼーション(現地化)が重要となる。
現地に研究開発センターを設けたり、仕様やデザインを変えたりする。
流通網の確率も求められる。

新たな価値を生み出すためには、
第一に売り上げと収益の成長が必要だ。投資はまず主力事業に行う。
そして、その隣接領域を取り込んで主力事業に育てる。
そして、第二には顧客への影響力を広げる。なじみある製品を確立し、
空白地帯を埋めていく。

また、自らの成長率が市場のそれを上回るためには、「新市場創出」
「国際市場への浸透」「成長市場への移行」のいずれかが必要だ。
パイプラインでいえば、入り口に当たる供給能力を確保し、
供給ラインをなるべく短くし、出口で適切に販売する。
現地ブランドをM&Aで取得して統合する方法もある。
主力事業を成長させるために補完的な企業買収を実施し、国際的な成長を
実現できるのだ。

3Mは新製品を重視していることは、すでに述べた。
長期的に40%を新製品にしたいというのか、彼の方針だ。
成長は新たなアイデアから生まれる。現実をよく観察して未来を思い描く。
大切なことはインプットではなくてアウトプット、つまり価値の創出なのだ。

今後はこれらの考えに沿って、ハイブリッド車や電気自動車などの
モビリティー分野をはじめ、通信、健康、再生可能エネルギー、水関連、
セキュリティーなどの各分野を強化していく方針だそうだ。

これらの戦略を、BSC(バランススコアカード)の「4つの視点」に
分類してみると以下のようになるのではないか。識者の意見を待ちたい。

−−−−−−−−−−−−
<財務の視点>
 ・株主価値向上への成長戦略実現
 ・ビジネスのグローバル化拡大
 ・主力事業への積極的投資
 ・売り上げの40%は新製品
<顧客の視点>
 ・トレンドを読み顧客の需要の的確な予測
 ・マーケットシェアの拡大
 ・市場戦略の適切な選定と実現
<プロセスの視点>
 ・価値の創出
 ・イノベーションにより差異化や地域に見合った現地化
 ・仕様、デザイン、流通網のローカライゼーション化
 ・顧客になじみのある製品を確率して空白地帯を埋める
 ・パイプラインの短縮化と販売の適切化
 ・ブランドやM&Aによる成長戦略
<学習と成長の視点>
 ・現地での研究センター設置
 ・成長分野の戦略策定と強化
 ・15%ルールで技術者のエンパワーメント実現
−−−−−−−−−−−−
(参考:日本経済新聞2009年10月28日)

筆者紹介: 高橋 義郎
      元・フィリップスエレクトロニクスジャパン 経営品質部長
現・ヴェオリアウオータージャパン 経営戦略室長
  <個人HP: http://www007.upp.so-net.ne.jp/y-takahashi-27/ >

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
先の読めない困難な時代だからこそ戦略志向経営でPDCAサイクルの
  スピードを上げ柔軟な対応が可能な組織としておく必要があります
    http://www.tru-solutions.jp/BSC_Proposal_2009.htm
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ★☆★ 好評のJUAS《「BSC一日活用講座」》の開催日程 ★☆★
          2010年2月16日(火)
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ※いずれの日程も9:30〜17:30、会場はJUAS会議室
 社)日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) http://www.juas.or.jp/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/『闘病記2009』】

                 西嶋 陽一/TRUソリューションズ
                   ynishijima@TRU-Solutions.jp
多くの方々にご心配をいただきました。
また一部の方にはご迷惑もお掛けいたしました。
だいぶ落ち着いてきましたので「F+S Flash」の紙面を借りて
御報告をさせていただきます。

★経緯は・・・

10/6の発症(背中に刺すような強烈な痛み)から1週間以上かかって、
<その間、色んな診療科を行ったり来たり>
10/14にようやく病名が確定です。
<ひょっとしたらと疑っていた、親父と全く同じ病気>
その場で入院が決定!! 救急車で恵比寿から五反田まで搬送されました。
<生まれて初めての救急車でしたが乗り心地は良かったです>

・・・で、19日間の入院を経て、11/1に退院してきました。

とはいっても、何かが良くなった訳ではなく、
血圧を下げながら患部の悪化と再発を防ぐ、という状態で
現在は「自宅静養中」です。

現状では、大動脈の内壁が上から下まで裂けており、
本流と支流ができてしまっています。
<これは直らないようです>

※発症から退院までの経緯は以下で・・・
 http://www.tru-solutions.jp/My_Tobyoki_2009.html#diary

★病名は・・・「大動脈乖離(だいどうみゃくかいり)」(Aortic dissection)

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8B%95%E8%84%88%E8%A7%A3%E9%9B%A2
 http://homepage2.nifty.com/gtr-iwasaki/kairi.htm

なんらかのきっかけによって、3層構造を作っている大動脈の内壁の
真ん中の層の膜(中膜)に血流が入り込んでしまい、
層構造が別々に剥がれていく(解離してしまう)病気である。
「乖離」とも「解離」とも書く。
解離によって生じた空間は仮性動脈瘤となるため、大動脈瘤の一種
として分類されることがあり、別名を「解離性大動脈瘤」という。

大動脈の壁は3つの壁が重なってできています。
ベニヤ板のように3層構造になっており、簡単に壁が破れないようになって
います。内膜、中膜、外膜とよばれており、中膜はいわばボンドのように
内膜と外膜をくっつけているようになっています。その中膜が弱くなって、
内膜の一部が裂けて内膜と外膜がはずれるのを、解離といいます。
ほとんどが突然起こる病気で、破裂する危険性があり恐ろしい病気の一つです。

かつて、石原裕次郎や加藤茶がかかったので有名になった病気。
「突然の背中への激痛」がこの病気の特長です。
<大動脈がモロくなってるところに、血圧ほかの引金で内壁が裂かれる現象>
<一応「死亡率10%」くらいだそうです>

★何で病名が分かるのに9日間もかかる?・・・

10月6日の「発症」から本当の「病名」が判明するまで9日間もかかって
しまいました。整形外科、内科、泌尿器科、循環器内科と各診療科を巡りました。
で、「大動脈乖離」は予測した中では最も悪いシナリオでした。

親父が60歳後半に全く同じ「大動脈乖離」を発症し、外科手術に始まり、
カテーテルでのステント挿入手術も6〜7回もやっていました。

もう20年近く前で、カテーテルでの施術が国内でも珍しく、
試行錯誤しながら医師の方々が苦労されている姿を見ていました。
で、それと同じ病気にかかるなんて思いもしませんでした。

「病名」の判明が遅れた原因は、
1)動脈の太さの変化が無かった、
2)血圧や心電図などへの異常値が出なかった、
ためだと思われます。

最初の接点が心臓・血管系の医師だと違う判断があったかもしれませんが、
・・・親父の場合はもっと時間(1ヶ月以上)がたってしまっていたので、
なかなか判断が難しいのでしょうね?

★治療方針は・・・

私の場合、入院時で、すでに発症から1週間以上が経過しており
「緊急度が高くない」と判断され
(本当にひどい状態だと1週間も生きてられない)

破けた場所がもう少し上(心臓に近い方)だったら、
危険度が非常に高く、緊急外科手術になっていたようですが、
とりあえず絶対安静で血圧を低く抑えながら様子見、
2週間後を目処に再検査をして、 保存療法か手術路線かを決める、
という結論だったようです。

とんでもない刺すような痛みも3日目くらいで消え
安静状態をキープしながら血圧を100前後に下げて安定させ
保存療法(患部の悪化と再発を防ぐ)をといったのが治療方針です。

★今後は・・・

何しろ、一歩間違えば命が無くなっていた大病ですので、
「運が良かった」と前向きに捉えることにしています。
血管が破けていたら「一巻の終わり」でしたが、
とりあえず、今回は命は助かったので「不幸中の幸い」なのでしょうね。

今後は血圧のコントロールで再発と悪化を防いで行く という措置のなので、
  ・降圧剤の服用(100〜110/50〜60)
  ・減塩の徹底(これって結構むつかしいよね)
  ・禁煙(!ザンネン!)
  ・節酒(適度には飲んで良いらしい)
  ・適度の運動(何処までが適度かの判断が難しい、当分ゴルフは無理)

いずれにせよ 「大動脈乖離(カイリ)」とジックリ付き合う人生になります。

★雑感・・・

3週間ほど寝たきりだったのですが、そのせいで
・筋力が弱り、最初は距離を歩くのがツライ状態。
 60歳でこの状態ですから、年寄りの病気が命取りは理解できる。
・声が出づらい。<コレにはビックリ>
 病院ではしゃべらないので声帯が固くなる。プラス、腹筋も弱るので
 音程の制御や発声時間が短くなってします。

まだまだ本調子には遠いですが・・・ガンバリマス!(*^_^*)!

■=== 【コラム/『【脳マネ】第34回 脳って面白い 』】<寄稿>

       監修・文責 前田英行/日立公共システムエンジニアリング
                    maeda@gp.hITachi.co.jp

〜脳科学から学ぶプロジェクトマネジメント/プロのマネージャー〜
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
《 第34回:「やる気の秘密!三日坊主を乗り越える「脳技術」」 》
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  === チームビルディング、コミュニケーションマネジメント ===

 (やる気を引き出す青い玉と4つのスイッチ)

 出展:「のうだま やる気の秘密」上大岡トメ、池谷裕二(幻冬社)

私が好きな脳科学者「池谷裕二」さん。最前線の脳の研究を高校生に
わかるように表現できる、尊敬すべき若いの脳科学者の方です。
 この方と、イラストレータでエッセイストの「上大岡トメ」さんが
共著「のうだま やる気の秘密」を書いています。わかりやすく、
イラストいっぱいの、「自分の意欲を引き出す仕組み」を書いた本です。

★人間は三日坊主能力を備えている

ダイエット、英会話、そして日記と言えば、私の三日坊主トップ3です。
皆さんも、最初は意欲満々だったことでも、だんだんやる気がなくなって
いつの間にかやめてしまったことはありませんか?

何故、続けられないのでしょうか?

自分は意思の弱い出来損ない人間だと自己嫌悪におちいった経験は
ありませんか?
心配しないでください。あなたは出来損ないではありません。
人間には生残るために、三日坊主能力がそなわっているのです。

それは大脳皮質にある「順化」という能力です。
これは、一度見たものは「当たり前」と感じ、大きな感動は一度だけ
感じる機能です。「マンネリ化」、「慣れる」能力のことです。
この機能がなければ、何か見るたびごとに、どう対応するかを決める
情報処理に、多くの時間、エネルギー、心のゆれが必要となります。

三日坊主能力は、生残るためには実は有利なこともあるんです。

★やる気を続けるコツは「青い球」を活性化させること

脳科学の進歩で、やる気は脳の「淡蒼球(たんそうきゅう)」が活性化して
いるときにおきることがわかりました。これは文字のとおり、やる気を引き出す
淡い青い玉です。
「淡蒼球」は脳の真ん中、基底核の一部です。近くに海馬やテグメンタという
部位もあります。(添付の図を参照してください。)

問題は、この青い玉は自分の意識で動かせるところにはありません。
意識でやる気は起こせないと言うことです。

しかし、なんと間接的にこれに刺激をあたえるスイッチが4つあります。

B:Body(カラダを動かす) 脳の「運動野」にあるスイッチ。
E:Experience(いつもと違うことをする) 脳の「海馬」にあるスイッチ。
R:Reward(ごほうびを与える) 脳の「テグメンタ」にあるスイッチ。
I:Idemotor(なりきる) 脳の「前頭葉」にあるスイッチ。

1)スイッチB:Body(カラダを動かす)

まずはカラダを使うことでやる気を出すことが出来ます。

今日はやる気が出てこないな〜というときも、ちょっと面倒くさいけれど
いつものようにカラダを動かしていると、いつの間にかやる気が沸いてきた
経験、ありませんか?

笑うから楽しくなる。真面目に前傾姿勢で人の話を聴くから面白くなります。
体の動きから脳が自分の気持ちを推測しているんです。ヤルからやる気が出るん
です。頭でウダウダナ悩まないで、まずは体や環境を目標に合わせてつくって
しまえばやる気は後からわいてきます。

2)スイッチE:Experience(いつもと違うことをする)

違うことをやる!いつもとちょっと違う要素を取り入れてみるとやる気が出
ます。例えば、席替えはちょっとやる気が出ますよね。
私の会社でおこなったアンケートでは、職場のローテーション、つまり仕事
変え、チーム変えが、やる気アップ要因のNO1でした。

体験したことは、「海馬」を通じて脳に蓄えられます。この海馬が活性化する
と「蒼い玉」も活性化され、やる気のスイッチが入ります。ところが、経験が
パターン化されて繰り返されると、海馬まで情報が届かくなります。
海馬は「差分検出器」とも言われています。マンネリはこの仕組みでやる気が
出なくなるのです。

新しいことにチャレンジすると、海馬が活性化され、やる気のスイッチが
入ります。当然、体験も脳に蓄えられてスキルも向上します。

3)スイッチR:Reward(ごほうびを与える)

ご褒美は ダイレクトにやる気を 生み出します!

ご褒美の量とタイミングが良いと、気持ちよくなり、テグメンタが刺激されて
「ドーパミン」が出ます。これがすぐ近くにある「淡蒼球」に直接届きます。

何かをやる⇒ほめられる⇒気持ち良い⇒ドーパミンが出て意欲が出る
⇒またやる⇒何回もやるともっとうまくなる⇒もっとほめられる⇒気持ち良い
のサイクルは、強化学習といわれ、強力です。

自分をリズム良くほめてくれる人を探し出して、良い人間関係を継続しておく
こと、つまり良い仲間を作ることが、あなたのやる気を生む強力な助けになりま
す。こんな相手が出来れば二人以上いると良いですね。

自分で自分をほめることも出来ます。リズム良く自分をほめるためには、
目の前の目標はちょっと頑張れば出来そうなレベルにし、そこにご褒美をおく
こと。さらのその中間地点にも小さなご褒美を置くことが大切です。

何をご褒美にするかは人によって違います。自分にとって、今、何が本当に
ご褒美なのか、時々自分の個性を考えましょう。

失敗することもありますが、次のチャレンジチャンスがある状態にすること
もやる気をなくさないポイントです。

4)スイッチI:Idemotor(なりきる)

Ideomotor (イデオモータ)とは運動観念:なりきって念じるコトだそうです。
思い込みが強いほど、脳はその気になります。念じる(具体的に創造する)と、
無意識のカラダが自然に反応して、目標をかなえようと動き出す性質が脳には
あります。

自分が会社を背負って立つと思い込む。ヒーローになりきる。なんだか意欲が
わいてきます。

★さあ、今日から行動してみよう!!!

・最初の目標は小さくする
20回続けるためには、最初はちょっとカンタン、ものたりないくらいが調度

< 1)スイッチB:Body(カラダを動かす) >

○気が乗らなくても、とにかくその場に行く
雰囲気にカラダが反応する
○同じ時間にやる
体内時計に覚えてもらう、その時間になると、体が準備を始める
朝起きる時間、勉強始める時間、晩御飯の時間、寝る時間
○続かなくて当たり前と思う
「めんどうくさ、やめたいな」は必ずくる、動揺しない
「きたきた、この気持ちか。どの手を使おうかな!
○ 今、やっている習慣にドッキング 
絶対にやることに くっつければ、まきこめる
通勤、トイレ、お昼、お風呂・・・
○移動中にやる
「持ち歩きセット」をつくる

< 2)スイッチE:Experience(いつもと違うことをする) >

○人前でやってみる 
緊張、集中、恥をかきたくない!
○友達をまきこむ 
ひとりよりふたり、毎日メールで報告する
○誰かを喜ばせるためにやる 
誰かのためだと、もう少しやれる!
誰かに感謝すると、もう少しやれる!

< 3)スイッチR:Reward(ごほうびを与える) >

○ほめてくれる人を、用意する R
認めてくれる人がいると、元気が出る
認めてあげるだけで、元気をプレゼントできる
○ご褒美を用意する R
ご褒美をゲットしたときの自分を想像する。
具体的に書き出して、予算を決めながら、考える(ワクワク)
すぐ、見える場所においておく
○ 身銭をきる E,R
逆ごほうび 出来なかったらとられちゃう
もとを取り返すも、モチベーション
○腹八分目でやめる 
次回が待ち遠しくなる、また、食べたくなる
最初にたくさんやると「しりつぼみ」になる。

< 4)スイッチI:Idemotor(なりきる) >

○カタチからはいる 
なりきったもん勝ち
俺はかっこいいんだから、これやって当たり前
○ 図々しい妄想からはいる 
下心だって、立派なモチベーション
もてたい、キレイに見られたい、かっこよく見られたい、 尊敬されたい
 ほめられたい

・はじめの気持ちを思い出す 
初めの気持ちは、飽きてきたときの、救急箱
最初の燃えているときに、気持ちを書いて、壁にはる。

 これで 3日坊主を乗り越えよう!!!

※コメントを頂けると嬉しいです。書く意欲が継続します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<筆者プロフィール>  前田 英行 (まえだ ひでゆき)
福島県生まれ。家族は妻、子供3人、猫一匹と亀一匹。牛久市在住。
SE、プロジェクトマネジャとして大小数多くのITシステム構築に従事。
プロジェクトマネジメント学会評議委員、PMP、ITC、システム監査
技術者。趣味は芸術と脳科学、発展途上中のゴルフとスポーツ観戦。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   実践型パフォーマンス・コーチングは積極的傾聴とPDCAから
   情報分析に基づくシナリオの無いコーチングは時間の無駄使い
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   コーチング研修:「基礎編」と「実践編」で身に付く研修を!
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   風土革新を総合的に支援する(株)TRUソリューションズ
     当社提供の<組織活性化・人材育成関連サービス>は、
       ==> http://www.tru-solutions.jp/tru-10.htm
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【F+S Forum/開催日程】

◆開催予定:  <以下は仮日程です。最新日程はHPをご覧ください>

・東 京【第141回】12月16日(水)@恵比寿.bELGAMO
  〜2009年度:大忘年会&クリスマス・パーティー〜

 今年の目玉は「サンバ」です。 http://j-samba.net/
 浅草サンバカーニバルにも参加しているサンバチームの御協力で
 強烈なサンバのリズムに酔っていただこうという趣向です。
 楽しみにして下さい!(*^_^*)!

 飛び入り参加、臨時参加、特別参加、久しぶりの参加、いつもの・・・
 友人、同僚、部下、上司、彼女、彼氏、旦那、嫁さん、両親、お子様、
 の同伴で・・・どなたでも!!参加・大歓迎!!ですのでお気軽に、
 楽しいイベントですのでお誘い合わせのうえご参加ください。

◆開催報告:

・広 島【第15回】 10月30日(金)〜31日(土)@楽座、広島東映CC
   F+Sは21名、ゴルフは12名での開催でした。
   初めてのライブハウス貸切でしたが、楽しんでいただけましたか?

・ゴルフ【第33回】 11月20日(金)@多摩.桜ヶ丘CC
   23名(6組)での開催となりました。
   午前をアンダーパー(35)でスタートした加藤さんが
   ブッチギリで優勝となりました。
   朝一番は少し寒かったですが、たいへん良い天候のに恵まれ
   すがすがしい気候の中プレイを楽しんでいただきました。

    <優 勝> 加藤 裕之 /IBC
    <準優勝> 三ツ石 利彦/住商情報システム
    <第三位> 那須 宗也 /エルテックス

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: いよいよ2009年も残り1ヶ月、厄年&大殺界のわりには9月
までは非常に順調だったのに、10月に入ったとたん一気に来ましたねえ!!
とりあえずは、ゆっくり身体の養生を優先です。世界の景気と同じように2番
底や3番底などにならないように祈ってます。話は変わるのですが、方針無き
仕分け作業では、例えば、科学技術系などのように、無駄に終わる仕分け作業
が結構出そうですね。具体的な方針や戦略が無いので、単なる予算削減仕分け
になってしまってるわけです。仕分けをやってる人もその当たりを感じている
はずなのにおくびにも出さないところが健気です。やはり、大きなコトから決
めていかないと、無駄が起こり、整合性が取れず、おかしな方向へ走ってしま
いかねませんね。人間って、分かってても出来ない動物なんでしょうか???
読者の皆さん方は、政府のようにならず、やるべきことをやってください!!

//////////////////////////////////////////////////////////////////////