F+S Flash
(Vol.139)

 

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第116弾】
  中塚 一雄 / NPO法人ITコーディネータ協会 <東京>
  蕭 烱森 / DBmakerジャパン      <東京>
  戸田 健治 / 赤坂エルカミーノ         <東京>
【コラム/『はてな?「ポジティブ心理学」その3』】   <寄稿>
  「ポジティブ心理学」の成果(つづき) 末吉 進/イキイキ経営研究所
【コラム/『名画の鑑賞は片目を閉じて』】  <寄稿>
  脳は自分の見たいようにしか物を見ようとしない     公江 義隆
【コラム/『おやじバンド「ザ・ムーンサルト」奮戦記』】
  ようやくYouTubeへアップしました
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧ください)
  ゴルフ【第34回】 5月27日(金)@桜ヶ丘CC <!参加者募集中!>
  広 島【第20回】 6月3日(金)〜4日(土)@「TRES (トレス)」
            ゴルフは、五日市.広島ゴルフ倶楽部 鈴ヶ峯コース======================================================================

■=== 【F+Sメンバー紹介/第116弾】

※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
 http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#『F+S Flash』

1)中塚 一雄 / NPO法人ITコーディネータ協会     <東京>

2000年のVol.5に書いて頂いています。当時は大阪におられました。
結構たいへんなところに出向になったものだなあ、と思ったのですが
文面から読み取ると、そこそこ楽しんでおられるような・・・
ITコーディネータがITコーディネータの仕事をして欲しいものです。

 <ご本人からの一言> nakatsuka@itc.or.jp

私は2007年に、新日鉄ソリューションズから出向して、
現在のNPO法人ITコーディネータ協会に出向しています。
F+Sに参加し始めて、もう10年以上になります。

ウサギ歳で今年が還暦! 7月30日生まれの獅子座。
勤務先の約30人近い職員の中のただ一人のAB型です。
東京都国分寺市に在住。大学ではフランス文学を専攻し、
同僚や上司からは変わり種と言われましたが、
無事にサラリーマン人生を過ごしています。

皆さんは「ITコーディネータ」をご存知ですか?

ITコーディネータは経済産業省が推進して2001年に創った資格で、
IT(ITベンダ)と経営(経営者)を橋渡しし、本当に経営に役立つ
システム投資の実現を支援する活動が使命です。

私が所属するITコーディネータ協会は、ITコーディネータ資格者の
育成・普及を担っています。
私自身、サラリーマン人生を約30年送ってきて、
初めて企業ではない、NPO法人の世界を経験し、おおいに戸惑いました。

ITコーディネータは全国に約7000人居て、
ITコーディネータ協会は、ITコーディネータを支援する親元のような
存在ですが、ITコーディネータの一人ひとりは、自身のビジネスを持っており、
協会から給料をもらっているわけではありません。
ですから、協会が事業を計画し、彼らの協力を得ようとしても、
当たり前のことながら、命令する権利は一切ありません。

企業では当然に共有されている、事業目的や使命、事業の実行に向けた
責任や権限、といったもろもろの要素を、ITコーディネータに一つずつ
納得してもらいながら進めます。歯がゆいくらいに時間と手間がかかり、
スピード感の欠如を指摘されることもしばしばです。

しかし、その中で私自身、貴重なことを学びました。

指揮や命令と無縁の多くの人々を動かすのは「こころざし」だということです。
ITコーディネータ資格の目標は、日本の産業の活性化と競争力の強化という
大きなものであり、ITコーディネータは、自分自身の資格を活かして、
少しでもその目標に近づきたいという、遠いこだまのような夢を心の底に
もっています。その夢は「こころざし」と言い換えることができます。

ITコーディネータ協会は、目標実現のため、多くのITコーディネータの力を
必要としていますが、彼ら自身が根底に秘めている「こころざし」に私が触れ、
「こころざし」を動かすことによって、人は行動してくれるのだと痛感しました。
難しい仕事だが、本当にやりがいのある仕事です。
きれいごとすぎるようですが…。

このメルマガの読者の皆さんもIT業界に身を置く方が多いと思いますが、
皆さんそれぞれも、自分の仕事を通じて、家族を支え、仲間を助け、
会社の発展を通じて、システム人材の幸せと社会への貢献、という
「こころざし」をお持ちのはずです。

たとえ、皆さんがITコーディネータでなくとも、
私が携わるITコーディネータ協会の仕事を通じて、
これからもF+Sメンバーの皆さんの「こころざし」に触れる機会が増えれば
と願っています。そして、もう何年も続く厳しい環境のなか、
F+Sの開催の努力を続けておられる西嶋さんの「こころざし」にも。

ITコーディネータ協会のHPです。 http://www.itc.or.jp/
また、協会HPに「東日本震災復興支援プログラム」というサイトを
立ち上げています。 http://www.itc.or.jp/news/20110322.html

2)蕭 烱森 / DBmakerジャパン       <東京>

2000年のVol.9にも書いて頂きました。
日本<=>台湾<=>アジアを結ぶ架け橋です。
お忙しいようで、F+Sには最近はご無沙汰になってます。

 <ご本人からの一言> hsiao@dbmaker.co.jp

今、私は、台湾のSI企業であるSYSCOMグループの日本法人、
株式会社DBMaker Japanの代表をしております。
軽くて安くて好評のRDBMS「DBMaster」を主軸に、中国西安にある会社を
利用したオフショア開発、特に最近では日本の大手SIer、ベンダーなどの
海外進出のお手伝いなどもしております。

海外進出においては、故郷の台湾、そして第二の故郷であり大好きな日本
との架け橋的な仕事をしております。
というのも、日本企業が単独で海外へ進出する例は多いのですが、
現実は商習慣、言語等の違いから決して上手くいってないようです。

そこで、4〜5年前から、私の上司でもあるSYSCOMグループ社長兼台湾CISA
(中華民国情報サービス産業協会)理事長が提案しておりました、
日本―台湾―中国の「新ゴールデントライアングル」構想、つまり、
日本の優れた技術力と台湾による中華圏のマネジメント力によって、
中国をはじめ世界を攻めましょう!という動きが、
ようやくこの1年ぐらいで認知されはじめてきました。

台湾は小さな国なので、是非、日本の皆さんと一緒に手を取り合って
世界市場を攻めたいと考えています。
また、これまでは欧米主導のIT業界を、今度はアジア主導で牽引したいです。
そして少しでも日本の皆さんのお役に立ちたいと思っています。

※年2回程、ITに特化した日台交流会の幹事をしております。
 今年も6月2日(木)に台北にて交流会を予定しておりますので、
 ご都合のつく方は是非ご参加下さい。
 ==>詳細:http://www.dbmaker.co.jp/dbmake_htm/image/20110602%90%5C%8D%9E%8F%91.pdf

常日頃、私達台湾人は日本に感謝しています。
厚かましい言い方で恐縮ですが、この度の震災の義援金の額を見ても
明らかでしょう。
ただ、私が言いたいことは、金額の額ではなく、大事なことをは人に
貢献したい、という「心」だと思うのです。

この「心」というものは、実は、日本の皆さんが残してくれました。
勤勉、謙虚、真面目などなど日本人のサムライ精神が台湾人の人格、
経営の基にあります。こうしたサムライ精神をもつ日本の方々と一緒に
お仕事が出来るのは私にとってとても喜ばしいことです。
本当にいつも心から皆さんに感謝しています。

今、日本は大変な状況ですが、逆行にある時こそ知恵が生まれ、
心が磨かれるのだと思います。
絶対、日本は立ち上げれます。皆さん一緒に頑張りますしょう!!

追伸:
以前、事務所が渋谷にございましたが、昨年11月に神楽坂へ引越しました。
古きよき日本の赴きが残る神楽坂界隈はとっても落ち着きます。
お近くまでお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

3)戸田 健治 / 赤坂エルカミーノ     <東京>

当初はクリスマスパーティーのバンド演奏で(お台場、恵比寿、赤坂)
最近はF+S会場として何度もお世話になっています。
レパートリーは数百曲、どうやって覚えるのか?大変な数になります。
もとはゼロックス社のSE。たいへん懐かしいJ-STARに関わっておられました。

 <ご本人からの一言> toda@kzc.biglobe.ne.jp

私は音楽を通じて西嶋さんとお知り合いになり、今回は光栄にも
当会のメンバーとして自己紹介をさせていただくこととなりました。
これまで西嶋さんとは何回も各地のステージでご一緒させていただきました。

エド山口さんやマモルマヌーさん(ザ・ゴールデンカップス)をゲストに
お迎えしたお台場での楽しいF+Sクリスマスが懐かしく思い起こされます。

さて、サラリーマンから独立し音楽の道に入ったのは45歳の時ですので
15年前になります。当時はバブルがはじけ始めたころで、
“なんでこの時期に?”と人に言われました。

Vol.72でご紹介されました稲垣信一様と同じ“みずがめ座のB型”で、
例に違わずマイペースな性格が気の向くまま音楽の道へと導いたのでしょう。

・とんがり幼稚園時代に薬指をドアに挟みリハビリのためピアノ教室に通った
・下谷小学校時代は、近所の子に冷やかされながらもピアノを5年間習った
・忍岡中学時代は、歌の試験で全員のピアノ伴奏(曲は“故郷”)を手伝った
 当時の“不良友達”から衝撃的なベンチャーズを聴かされエレキを教わった
・上野高校時代は、文化祭で開校以来初めてエレキを演奏した
・早稲田大学時代は、神聖なクラシックギタークラブに創設以来初めて
 エレキベースを導入した
・富士ゼロックス時代は、聖心女子大ギタークラブの初代ベースコーチとなった
 御茶ノ水で見かけたあこがれのモズライトギターを購入して以来、
 バンド(“赤坂ベンチャーズ”その後“ジンライム”)を結成し
 障害者センターなどで年50回近いボランティアライブをしました
・フレックスリタイアメント(早期退職制度)を利用し、参加型ライブハウスの
 元祖となる「エルカミーノ」を赤坂に開業し異文化音楽交流の場を構築した
 (http://elcamino-japan.com/)

現在はあこがれだったベンチャーズのリードギタリストのノーキー・エドワーズ氏
(1965年の初来日当時“電気ギターの王様”と呼ばれた)のツアーマネジャー
をさせていただいており、全国のベンチャーズファンとの交流を深めています

還暦を迎えたいま思い出に残る出来事を綴ってみると、
知らない間に音楽で自分の人生が繋がっていることに今更ながら驚いております

今回震災で被害に遭われた東日本地域にも多くのベンチャーズ仲間が
いらっしゃいますが、家が流されたりしたいへんな被害には遭われましたが、
被災者のサポート活動を熱心にされてます。山形蔵王や会津のベンチャーズ仲間
から全員ご無事だと一報が入りました・
今回は被災地のベンチャーズ仲間からの要請もありチャリティ・コンサート
ツアーの呼びかけに賛同いたしました。
先日内田裕也さんがTV放映されました石巻(社務所「一皇子神社」)、
松島の登米(ライブハウス「TWIST AGAIN」)、山形蔵王(避難会場
「アネックスホテル」)でのライブ会場が決定し、
三陸ベンチャーズ(陸前高田)、松島ベンチャーズ(登米)、会津ベンチャーズ、
蔵王ベンチャーズもジョイントしますが、
東京からはザ・ムーンサルトの塚原さん、西嶋さん、戸田他有志6人で
4月29日〜30日に遠征いたします

音楽の力で被災地の皆さんには少しでも元気をつけていただき、
また一日も早い復興活動にお役に立てられることを願い、
“がんばれ、ニッポン!”(塚原さん作詞/作曲のオリンピック応援歌)を
お届けに行ってまいります
(ご参考までに==> http://www.youtube.com/watch?v=OqYjX3Lbwy0 )

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先の読めない困難な時代だからこそ戦略志向経営でPDCAサイクルの
  スピードを上げ柔軟な対応が可能な組織としておく必要があります
    http://www.tru-solutions.jp/BSC_Proposal_2009.htm
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 社)日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) http://www.juas.or.jp/
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■=== 【コラム/『はてな?「ポジティブ心理学」その3』】

                    末吉 進 suepp@u01.gate01.com
                  IKI2 Lab.(イキイキ経営研究所)代表
                      
最近の脳科学の進歩は眼を見張るものがあり、脳の一部を刺激することで
幽体離脱すら起こせるそうです。
やる気のスイッチは脳の側座核というところにあり、とにかくやりださないと
オンにならないということを脳科学の本で読みました。作業していくうちに
いつしかのめり込んでしまう「作業興奮」状態ですね。

みなさんも、部屋の片づけなどなかなか腰が上がらないけどやりだしたら
時間を忘れ夜中までやってしまった、なんていう経験、少なからずお持ちでは
ないでしょうか。このような状態をポジティブ心理学では「フロー」と呼び、
重要な概念の一つとして研究しています。
アメリカを中心にポジティブ心理学と脳科学の共同研究が進められています。
近い将来、心理学で実証されたことが脳の構造的に解明されていくことも
夢ではないでしょう。

★「ポジティブ心理学」の成果(つづき)

もう少し「ポジティブ心理学」で実証されたデータをご紹介しましょう。

・笑う門には福来る(ダッハー・ケルトナー、リーアン・ハーカー)

サンフランシスコにあるミルズ大学(女子大)の1960年の卒業生のその後です。
141人を選び、卒業アルバムの表情を比べました。3人が真顔、138人が笑い顔で、
そのうち半数の卒業生が“デュシーヌ・スマイル(本物の笑顔)”
(発見者ギューム・デュシーヌの名前にちなんでつけられた。
口の端が上を向き、目尻にしわが寄っていて意識的に作ることが困難な本物の
笑顔)でした。そして、彼女たちが27歳、43歳、52歳のときに結婚と生活に
関する満足度調査を実施しました。その結果、卒業から30年、本物の笑顔を
作っていた女性のほとんどが結婚し、離婚もなく、心身ともに健康な生活を
送っていることが分かりました。
本当に幸せで心から笑顔を作れる人は、幸せな人生を歩むことができることを
実証しました。

・アメリカの大統領は楽観的(セリグマン、ハロルド・ズロー)

1900年から1984年の22回の大統領選挙について、指名受託演説の内容を分析し
候補者の楽観度を比較しました。楽観的な候補者の方が精力的に選挙運動を
する、有権者に希望を与える、悲観的な人を嫌う有権者が多いだろう、
と仮説を立てたのです。
その結果、ルーズベルト大統領の2〜4選とニクソン大統領の場合を除き、
何と22回中18回はより楽観的な候補者が当選しているという結果が出ました。
ルーズベルト大統領は、2〜4選で相手候補の楽観度が高かったにもかかわらず
当選を果たしています。第2次大戦中の非常時であり、有権者が将来について
の楽観的な演説より現実の危機への対応実績を重視したためと見られています。
またニクソン大統領の場合、相手候補でより楽観的なハンフリー候補の
選挙運動開始が遅く、あと3日あれば逆転されていたともいわれています。
そして、この研究の結果が明らかになって以降、皮肉にも多くの候補者が
意図的に楽観的な演説をするようになってしまったため、研究が意味を
なさなくなってしまったそうです。
なるほど、ポジティブで楽観的だと人の気持ちをつかみ、
人気が高まるんですね。これは使わない手はない。みなさん、
大いにポジティブでいきましょう!

・仕事で成功する要件(セリグマン)

メトロポリタン生命では、業績が低迷していました。採用した優秀な
保険外交員たちの契約獲得率が次第に下がってしまう。
そして翌年には半数が、4年後には8割が辞めてしまうという悩みを
抱えていました。
相談を受け、セリグマンは現場の状況を把握しました。
電話勧誘で断られたとき、悲観的な外交員は「ああまただめか、
私みたいな能なしではうまくいくはずがない」などと思い、
だんだん電話したくなくなる。でも、楽天的な外交員なら「たまたま忙しい
ときにかけてしまったかな」、「保険をかけている人は多いけど、
目いっぱいかけている人はまだ少ない」などと考えていることが分かりました。
だから、楽観的な外交員は電話するのが苦にはならずどんどん電話するので
成約率が高いし、成功体験が次への弾みとなっているはずだ、と考えたのです。
そこで一部地域での試行過程を経て、新しい仕組みを取り入れました。
従来の採用試験に新たに楽観度テストを加えたのです。そして、従来方法
により1000人を正規採用しましたが、それとは別に、採用試験にはパス
できなかったが楽観度が高い129人(特別班)を試験的に採用しました。
その結果、以下のことが分かりました。
・正規採用者の中で楽観度が上位半分の人は、下位半分の人より成約率が
1年後で8%、2年後で31%高い。
・特別班は、正規採用者で楽観度が下位半分の人より成約率が1年後で21%、
2年後で57%高い。
・特別班は、正規採用者の平均より成約率が2年後で27%高い。
以上から、楽観度は上位半分に入るが従来の採用試験で不合格となった人を
雇い入れ、悲観度の高い人(上位25%以内)を採用しないことに採用方法を
変えたそうです。
その結果、2万人から8千人に減っていた外交員を1万2千人以上にまで
回復させ、50%近い個人向保険シェア―を獲得するに至りました。
楽観的な外交員の方が、めげることなくより高い成果を上げることが
実証されました。

★楽観と悲観の補足

以上の例では「楽観」という概念が出てきていますので、
少し補足しておきます。

セリグマンとジョン・ティーズデールの研究に「説明スタイル(習慣)理論」
があります。人間は、自分に起こった不幸な出来事について自分に説明する、
というものです。
楽観的な人は、良い出来事はいつでもどこでも起こるが、悪い出来事は
たまたまであり長く続かない、と自分に説明します。
それに対し悲観的な人は、悪い出来事はいつでもどこでも起こるが、
良い出来事はたまたまであり長く続かない、と全く逆の説明をすることが
分かりました。これを「説明スタイル」と言います。

このことから、自分への説明スタイル(習慣)を意識して変えていけば、
悲観から楽観へと変えていくことが可能であることが分かりました。

ポジティブイノベーションセンターが隔月で主催するポジティブ心理学
応用研究会(PPAL)で、以前このテーマを取り上げ、ワークを通して
楽観的になれることを体験し合いました。
今後とも「ポジティブ心理学」の成果を活かした最新のテーマを取り上げ、
貴重な勉強、体験をごく身近にできるよう企画していきます。

ご興味ありましたらホームページを見てください。
 ==> http://positiveinnovation.org/

◆予告
ビジネスでの応用について触れたかったのですが、いっぱいになって
しまいました。次回、解説したいと思いますのでお楽しみに。
それから、質問、ご意見、感想、激励…歓迎です。是非メールください。
ではまた。

引用:「世界でたった一つだけの幸せ」マーティン・セリグマン著、
   小林裕子訳、アスペクト、 「オプティミストはなぜ成功するか」
   マーティン・セリグマン著、山村宣子著、講談社

◆お願い
最近、「Facebook」を始めました。いろいろと発信していこうと思っています。
よかったら友達になってください。よろしくお願いします。

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 <筆者プロフィール>  末吉 進 (すえよし すすむ)
 江戸っ子、でも今は海老名っ子。パイオニア(株)にてCS経営を立ち上げ、
 経営品質向上を推進、日本経営品質賞受賞を果たす。その後、子会社に
 出向し現場の「組織風土改革」を担当。場づくり・人材開発・教育開発
 実施経験は豊富。この3月に独立。「人類・社会の永続的繁栄」という
 壮大な目標を目指し、経営を巻き込み幸せ溢れるポジティブで生産性の
 高い現場づくりを追求する。
 イキイキ経営研究所代表、一般社団法人ポジティブイノベーションセンター理事、
 BSCフォーラム・ステアリング委員、ポジティブBSC研究会リーダー、
 日本MBTI協会認定MBTIユーザー、日本ファシリテーション協会会員、
 経営品質協議会認定セルフアセッサー、
 おやじバンド“The Vantures”リードギター
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  ■<メルマガチェック> 生産管理から学ぶ「問題感知の鍵」■
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  『手法相互の関係』
  IE(インダストリアルエンジニアリング)や、管理技術としての
  QCやVE(バリューエンジニアリング)はそれぞれ個々独立的な
  ものではなく、相互に深い関係を持ち合っています。IE活動の中
  で現状把握やデータ収集・整理にはQCの手法が必要であり、シス
  テム的なアプローチにはVE的発想・手法が非常に有効なのです。
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  『後行程はお客様』
  私は工場に入る時には、製品置き場から組み立てライン、前工程の
  機械加工、さらに材料置き場というように、加工順序の逆から現場
  を見ることにしている。その理由は、その工程の不具合現象の多く
  が、前工程の悪さに起因するものが多いからです。お金を出して買
  ってくれる人だけがお客様ではありません。後工程もお客様です。
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   ※和田朋一郎「1分間実践生産」より http://www.isk.ne.jp/
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■=== 【コラム/『名画の鑑賞は片目を閉じて』】

                公江 義隆 y-koe@air.linkclub.or.jp
              JUAS/ISC、もとITコーディネータ、
                もと武田薬品工業(株)情報システム部長)

       「名画の鑑賞は片目を閉じて・・・・」
  〜〜 脳は自分の見たいようにしか物を見ようとしない 〜〜

前回に引き続き、視覚の問題をもう少し進めてみる。

以下は、この絵を見ながら確認してください。
 ==> http://www.tru-solutions.jp/fs_flash_vol138_koe.htm

両端に外向きの矢印つけた直線と、逆に、内向きに矢印をつけた同じ長さ直線では、
後者が長く感じられる。 <1>

白い紙の上に、少し放して同じ長さの水平線を2本描く。
この2本の線を橋に見立てて、2本の斜線で上から下へ向かって川の絵を描く。
同じ川幅でも遠近法に従うと、遠方に当たる上の方では間隔は狭く、
手前にあたる下方では広く描く。すると、その途端に上側に書いた線が下の線より
長く見え出す。 いびつな形の橋になる。<2>

白い紙の上に長方形を描いてみる。ほとんどの人には長方形に見える。
今度は底辺の方が長い台形を描いてみると、台形に見えたり、
底辺を長くするほど遠方に広がる長方形に見えてきたりする。<3>

超望遠レンズで遠距離から撮ったピアノ演奏会のTV映像では、
同じはずの鍵盤の長さが後方ほど長く見える。
しかし、物差しで画面上の鍵盤長さを測ると後方のものの方がやや短い。<4>

これらは、錯視と呼ばれる目の錯覚であるが、
脳の中に作られている視覚情報処理系が作り出す現象である。

これは以下のように説明できる。

我々の眼は焦点距離24mmの遠近感の尺度で「同じ長さの物体は後方(遠方)
にあるものほど短く見える」ように出来ている。
逆に言えば、遠方の短く見えるものと、手前の長く見えるものの実物は同じ長さ
であると判断する脳の回路が過去の経験からの学習で作られている。

ところが24mmに比べ超望遠レンズでとられた画面では、
後方にある鍵盤の長さは前方とほとんど変わらない長さに写っている。

ここで脳の情報処理系が「同じ長さなら、もっと短く見えるはずなのに、
ほとんど同じ長さに見えているのは、実物は手前の鍵盤より長いのであろう」と
判断してしまうからであろう。しかし、ピアノの鍵盤の長さは同じという
別の知識があるから、この画像を不自然と感じてしまうのだ。
おそらく、今までピアノを見たことが無い人なら、鍵盤の大きさは違うと
思ってしまうだろう。

そこで、そうなら更に脳を誤魔化す方法はないかと考えてみたのが、
次のようなことである。

人は両眼でものを見て、左右の目に写る画面の僅かの差から立体感、遠近感を
感じるように学習してきているといわれている。

ルネッサンス期以降、西洋絵画には遠近法の手法が用いられ、
実際に目に見えているように、近くのもには大きく、遠くになるに従い小さく、
また平行なものが遠くの1点に収束するように描かれるようになった
(それまでは、距離感のない平板な絵が普通であった)。

画家達は立体感、遠近感を出そうとしてこの方法で懸命に絵を描いた。
しかし描かれた絵はキャンバスという平面の上にある。

脳の中で、過去に学習してきた記憶を総動員して、ここに描かれた図形の解釈を
始める。「これは机だ。表面は直方形のはずだ。上方に描かれている辺が短い
のは後方にあるからだ・・・」と遠近・立体を脳の一部が主張する一方で、
「いや、今見ているものでは、左右の目での見え方に違いはないから、
これは平面だ。平面上では短く書かれているものの実物は短い、長方形ではなく
同じ距離の場所にある台形の板だ・・」などと、
この絵を見る人の脳が混乱を始める。

ここからがアイデアである。

絵を描きながら、時々、片目をつぶって描いた絵と題材を見比べている人がいる。
我々も片目を閉じて観るのである。片目を閉じれば、上述の後者、平面説の
主張の根拠がなくなる。前者の遠近・立体説の解釈が脳の中で力を増す。

結果は想像以上である。

絵画は正確な遠近法で描かれたもの、また、出来るだけ実物大に描かれている
静物画や人物画がよい。レンブラントでは人や物の立体感、空間が見事に
再現される。 但し、フェルメールにはチョッと不自然なところがあるように思う。

写真では、焦点距離24mmに近いレンズ、被写体を実物大まで引き伸ばした
ものがよい。 但し、この方法は、想像力の働きにくい見た経験の少ない
馴染みの薄いものや、遠景だけの風景などでは効果は少ない。
我々が見ている世界は脳が作り出した世界だ。
脳は、自分の見たいようにしか物を見ようとしない。

後日、モノラル録音を片耳を塞いで聞いてみたが、ステレオにはならなかった。
視覚と聴覚では認識の仕組みが違うのであろう。 ドジョウは2匹はいなかった。
旨い話はそうはない。

 ※公江さんの記事@IT:『「想定外」から脱却できる、真の対策を』
  http://www.atmarkit.co.jp/im/cits/serial/smb/50/01.html

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   組織変革への引き金となる管理職の自己変革へのコミットメント
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■=== 【コラム/『おやじバンド「ザ・ムーンサルト」奮戦記』】

                        西嶋 陽一/TRU
                     ynishijima@TRU-Solutions.jp

遅くなりましたが、ようやく映像の一部をYouTubeへアップできました。

約1000名もの多くのお客様で盛り上がりました本イベントは、
チャリティ・イベントとして開催され、ご協力いただいた
チャリティー募金は目黒区社会福祉協議会へ寄付させていただきました。

   ==========================
 <<< MCM スポーツエレキバンド健康フェスティバル2011 >>>
   ==========================
    2011年2月2日(水)18:00〜20:00
         目黒パーシモンホール・大ホール

★塚原光男&ザ・ムーンサルト
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  月面宙返りの生みの親、オリンピック体操金メダリスト
  http://www.tru-solutions.jp/theMoonsalt.htm

 ・ガンバレ!日本
   塚原光男/作詞・作曲、全てのアスリートへの応援歌
   http://www.youtube.com/watch?v=OqYjX3Lbwy0
 ・昭和青春歌謡ベンチャーズ・メドレー(Part.1)
   「高校三年生」「美しい十代」「空に太陽がある限り」
   「恋をするなら」「星のフラメンコ」
   http://www.youtube.com/watch?v=EqBfNDvBUw8
 ・エレキ3連発
   「クルエルシー」「Walk Don't Run '64」「二人の銀座」
    http://www.youtube.com/watch?v=Sedp46yzObg
 ・加山雄三3連発
   「蒼い星屑」「お嫁においで」「Black Sand Beach」
    http://www.youtube.com/watch?v=uo-06LUT3Eg
 ・グループサウンズ(GS)3連発
   「君に会いたい」「僕のマリー」「小さなスナック」
    http://www.youtube.com/watch?v=cIOHW1D0J2Y

★Kyoko&ファインモーション
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  Kyoko(オリンピック・チームジャパン応援歌手)
  http://chibi-kyonzo.cocolog-nifty.com/blog/
  宮川修吾とファインモーション
  http://finemotion.fan-site.net/

 ・LOVE GYM
   塚原光男/作詞・作曲
   =本年10月:世界体操競技選手権大会・東京大会の応援ソング
   http://www.youtube.com/watch?v=MoqjI8EMDXU
 ・強い者は美しく「団結」+「友愛」
   塚原光男/作詞・作曲
   =ロンドンオリンピック・チームJAPANのテーマソング
   http://www.youtube.com/watch?v=oSH9EEpEoy0
 ・渚の少女+恋さくら色
   オリジナルソング(CD発売中)
   http://www.youtube.com/watch?v=R4YHxZfdAG0

★☆★ 被災地3カ所ライブへ (石巻+登米+蔵王)

塚原光男さんも加えて石巻ほかへ被災地慰問ライブに行くことになりました。
震災復興を願って歌詞を変えて「ガンバレ!日本」も演奏します。

会場も多くが倒壊or流失したので石巻の「一皇子(いちおうじ)神社」境内
で午後に、登米のライブハウス「ツイストアゲイン」は夜と、
2カ所においてGW初日4月29日(金)にライブを演るようです。
東北各地からのベンチャーズバンドの仲間達が多く集まるそうです。
<今月6日NEWSで報道された内田裕也さん達が行っていた神社だそうです>

また、山形・蔵王温泉にも被災者の多くが疎開されているようで
30日(土)午前に同様のライブを避難している方々へ向けて企画しているようです。

いづれも地元の方が(多くが彼らも被災者)中心になって
行動されているので、頑張って、参加しようということになりました。
現地は頑張ってます。各人が出来ることで応援を!!

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  問題の発見&整理から課題抽出への紐付け、解決への実行計画策定
   PDCAまでの全体の流れを学習していただく一日コースです
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  問題は、目的と解決・改善への意志のあるところでのみ課題となる
  ★☆★ 「発想力を磨く!問題感知・課題発見力強化」研修 ★☆★
      2011年5月26日(木)10:00〜18:00<413069>
http://www.juas.or.jp/seminar-event/open_seminar/detail.asp?SEMICODE=413069
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  会社方針に基づく業務上課題の発見とその解決への自己課題の検討
 基本は「発想力(新しい視点で物事をとらえアイディアを生み出す力)」
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■=== 【F+S Forum/開催日程】

◆開催予定:  <最新日程はHPでご確認ください>

 東 京【第154回】6月??日(水)@未定

 広 島【第20回】 6月3日(金)〜4日(土)@中の棚.「TRES (トレス)」
             ゴルフは、五日市.広島ゴルフ倶楽部 鈴ヶ峯コース

 名古屋【第35回】 7月??日(木)@名駅/エスカイヤクラブ
 大 阪【第53回】 7月??日(金)@梅田OSビル/エスカイヤクラブ

 福 岡【第34回】 ?月??日(?)@未定

 ゴルフ【第34回】 5月27日(金)@桜ヶ丘CC <!参加者募集中!>

◆開催報告:

 東 京【第153回】4月13日(水)@竹芝.アジュール竹芝「ベイサイド」
       今回は26名の御参加でした(地震当日の武勇伝もチラホラと)
 名古屋【第34回】 4月21日(木)@名駅/エスカイヤクラブ
       最近は固定メンバーでの9名の御参加でした
 大 阪【第52回】 4月22日(金)@梅田OSビル/エスカイヤクラブ
       増えたり減ったりで結局8名の御参加でした

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  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: ようやく春らしくなってきましたねえ(#^.^#) 今年の夏は節電し
なければならないのに暑いんだろうか?エアコン生活に慣れてしまっているの
で扇風機には戻れません。窓のない風の通らないマンションとか事務所にいる
人達はどうするんでしょうかねえ?心配しなくても電気は足りるという予測も
あるので、どうせ自分がコントロールできないので心配してもしょうがないと
割り切ってます。私は東北方面へ行きますが、多くの人が関東から西へ移動と
なる予想のゴールデンウイークが目前です。1000円割引も連休は今回が最後と
なるようですので交通費を気にする方は思い切って出かけましょう。さてさて
AllAbout「for m」で「目からウロコの仕事術」というのを見つけ読んでみま
した。「 ・・・しない、という目標設定」や「ギブアンドテイク、使ってますか
?」は、案外やってない人が多いなあ、と考えさせられました。やれやれ・・・
 ==> http://form.allabout.co.jp/tips/curate/3/

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       http://www.tru-solutions.jp/tru-10.htm
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      『 発想力を磨く!問題感知・課題発見力強化 』
     http://www.tru-solutions.jp/kadaihakken_01.ppsx
 発想力(新しい視点で物事をとらえるアイディアを生み出す力)を養い、
 課題発見力(何をすべきかの本質を見極める力)と課題解決力を磨きます。
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    ※当社の研修の特徴
      1)全て・・・考えるワークショップ型
      2)全て・・・気付きを促す自己変革型
      3)全て・・・実践に即結びつくコミットメント型
      4)全て・・・小難しい理論排除のシンプル型
    ※1社研修を御希望の場合は当社へお問い合わせ下さい。 
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