F+S Flash
(Vol.171)

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第142弾】
  今中 秀郎 / 日本電信電話      <東京>
  影山 孝明 / ハイエレコン      <広島>
  平柳 真一 / D&T IT Service   <東京/セブ島>
【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察』】  <寄稿>
  日本IBM復活への経営戦略に見るBSC的考察  高橋 義郎/TML
【コラム/『【経営者に贈る言葉】<第6回>』】     <寄稿>
  兵を知る者は動いて迷わず挙げて窮まらず 野村 修一/NOMURAコンサルティング
【セミナー/『今こそ強化!グローバル経営に役立つ3大テーマ』】
  グローバルビジネスで勝つために!今!求められる仕組み FKC主催
【コラム/『あらゆる場面に「ステークホールダー・マネジメント」#1』】
  バランスが重要、過度の「満足度追求」は間違いの基 西嶋 陽一/TRU
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧くさい)
  東 京【第167回】9月 4日(水)@恵比寿.ベリータ<特別講演会>
  広 島【第27回】10月18日(金)〜19日(土)@立町.ラグーン
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■=== 【F+Sメンバー紹介/第142弾】

※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
 http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#『F+S Flash』

1)今中 秀郎 / 日本電信電話      <東京>

この10年ほど世界中を飛び歩いておられます。
メンバーとしてはかなり古い方なので、ずっと前に自己紹介を書いて
もらってると思ったら・・・今回が初めてでした(*^_^*)

<ご本人からの一言>

みなさん、こんにちは。NTTの今中と申します。
F+S東京は、たしか1997年くらいから参加していると思いますが、
ゴルフと一緒で期間は長い(ゴルフ歴は25年以上になります)のですが、
アクティビティが低く(ゴルフは年に1〜2回しかしていません)、
あまりお会いした方が少なく私を覚えている方も少ないのではないかと思います。
そのせいか、「F+S Flash」で自己紹介させて頂くのは今回が初めてとなります。

私は三重県出身で大学院修了後、NTTに就職し東京に出てきましたので、
かれこれ25年以上東京生活をしております。
NTT入社後は通信網関連の研究をし、現在の光ファイバでの高速通信の
基礎を築きました。その成果をまとめて2001年には工学博士を取得して
おります。研究所から法人営業部門(現在のNTTコミュニケーションズ)に
異動になり、SAPを中心としたERPの営業から構築までのSI業務を
やりましたが、その時に西嶋さんと出会い、F+S東京にも細々と
参加させて頂いております。

2003年からはNTTの研究所で次世代通信網(NTT東日本はフレッツ
ネクスト、NTT西日本はフレッツプレミアムという商品名)、IPTV
(NTTぷららの「ひかりTV」)の国際標準化をやり、ITU-Tという国連組織の
小さい検討会の議長を4年間務めました。
その後、3年前から現職の研究企画部門で研究成果のグローバル化と標準化の
統括業務をしております。

仕事の性格上、海外出張が多く、年に7〜10回程度海外に出ており、
そのおかげで27か国(この原稿もキルギスからの帰りの飛行機で書いて
います)への訪問ができました。

過去には最長で4週間という出張もあり、比較的和食が好きなので現地の料理
に飽きると、日本から持参した「わさび」、「塩昆布」、「ごま油」という
秘密兵器が登場します。醤油とか鰹節(削粉の方が使いやすい)もあれば最高
です。ステーキとか焼肉系にわさび醤油が合うのは皆様もご存じだと思います
が、本場のカルボナーラにわさびを入れると一気に和テイストに変わります
ので、飽きが来たころにお勧めです。
自宅ではわさびを入れることが普通になってきているくらいおいしいです。
ごま油はスープに、塩昆布はキノコのリゾットに入れるのがお勧めです。

ちなみに、今回はキルギスという国に行ってきたのですが、
中央アジアののどかな国でした。顔が日本人に良く似ているだけでなく、
キルギス料理はどれも日本人の舌に合う味付けで、あまり「秘密兵器」の
出番はありませんでした。みなさん、この機会にキルギスという国が
どこで、どんなキルギス料理があるかGoo(一応、立場上Googleではなく
Gooを推奨しておきます(*^_^*))で調べてみてください。
グローバルな会話が出た時の話の種にでもなれば。

アフリカは足を踏み入れたことが無いですが、私の経験では、和洋中や
エスニックでも、食に関しては世界中で日本が一番美味しいと感じます。
日本人の味覚に合う料理を日本のレストランが出すのが理由かも知れませんが、
一緒に飲むお酒、店の雰囲気や清潔さ、料理人の創意工夫、接客時の
「おもてなし」など、美味しく感じる要素が諸外国のレストランに比べて
多いと思います。

真面目な話を少しすると、日本人のグローバルでの交渉力は決して悲観する
必要はありません。言語力を置いておくと、対立する意見をうまくまとめ
られる力があり、その中に自身の意見を盛り込んで全体調和を取ることは、
「おもてなし」の心を理解する日本人以外にはできない能力ではないか
と思います。

最近あまりやっていない趣味の話も書きたいところですが、
機会があればということで、次回にまわしたいと思います。
もし、次回参加の機会にお会いすることがあれば、宜しくお願い申し上げます。

2)影山 孝明 / ハイエレコン      <広島>

F+S広島メンバーには景山さんと影山さんがいます、それも同じ会社で。
最初は、どっちがどっちか?状態でした(*^_^*)
「冷たい汗」と「熱い汗」のバランス、健康的で良いですねえ!!
どっちの「汗」にも「酒」が付いてきそうですが・・・飲み過ぎ注意。

<ご本人からの一言>

(株)ハイエレコンの影山孝明と申します。
F+S広島に参加させて頂き約4年となります。
いつも音楽演奏やフラメンコ等、楽しませて頂いています。
ゴルフの方は参加が少なくすみません。

さて、自己紹介ですが、
1974年 大学卒業後、コンピュータ業界に職を得て早や40年目になり
ます。関西で約32年勤務しました。担当してきた主な業種は流通業、鉄道業。
広島に戻って、現在は当社で冠婚葬祭業等、業種業態に特化したシステムの
拡販・開発を担当しています。

関西では宝塚に住んでいましたが小粋な街で好きで、京都や神戸、日本海側等、
観光地へのアクセスも良く、今でも娘・孫に会いに時々出掛けます。

生まれは、1951年 広島(東広島市)、兼業農家の長男。
東広島市・西条はご存じの通り、賀茂鶴、白牡丹等多くの酒造りが盛んです。
自宅のある造賀地区は酒米「山田錦」も生産供出しており、賀茂泉酒造からは
純米酒銘柄「造賀」も発売されています。よって私の日常は平日はサラリーマン
として職場で冷たい汗を、休日は農民として田畑で熱い汗をバランス良く
かいています。(*^_^*)

趣味は、関西時代は銀塩カメラをやっていましたが、今では防湿庫の中で
数台眠りについています。あとは古代〜中世ヨーロッパの歴史好きで、
塩野七生、江村洋等の本を読み漁っています。次の海外旅行は絶対にイタリア
と決めています。(いつになることやら・・’O Sole Mio!)

私の人生の処し方は「感謝」「感動」そして「こだわり」ですね。
広島に戻ったので学生時代の仲間とも頻繁に交流しています。
好きな仕事(だけ)して、気の合う仲間と楽しんで、生かされている自分に
日々感謝です(敬虔な安芸門徒です)。

最近の感動のひとつは、ソプラノディーバ Sarah Brightmanのコンサート
広島公演(7/16)です。 http://www.emimusic.jp/sarah-brightman/
ずっとCDで聞いてきましたがあの声域は凄い、まさか広島迄来て、
私を見つめて歌ってくれるとは、同じ時代に生きてて良かったと感激です。
(敬虔なSarahファンです。もう盲目です。)

今後も学ぶこと、楽しむこと、健康を維持することを
バランス良く継続したいと思っています。
少々硬い自己紹介になりましたが、引続き宜しくお願い致します。

3)平柳 真一 / D&T IT Service    <東京/セブ島>

セブに住むと現地人化して関取化するという伝説が・・・誰のせい?(*^_^*)
海外投資、オフショア開発が今後ますます増加するので忙しいでしょうね。
現地人化しないように気を付けて欲しいものです。
たまには「アジア便り」を書いてください。

<ご本人からの一言>

D&T IT Serviceの平柳真一と申します。
リベロ・ネットワークスの広瀬様のご紹介より、改めて今年の6月より
F+S東京に参加させていただいております。

私は、おおよそ20年前に社会人となり、これまでずっと営業畑でやって
きまして、先物取引、機械メーカーの営業を数年した後、このIT業界に入り、
コンシューマ向けの製品販売から、業務系アプリケーション、ソリューション、
受託開発等々の営業に携わってきました。

そして現在は、個人事業主として、Yconnect(ワイコネクト)いう会社で、
メインに不動産、株式といった投資を行っている傍ら、D&T ITサービスで
営業のお手伝いをしつつ、また生活の基盤をフィリピンにおき、
2〜3ヶ月に1度の割合で、日本に少し戻るといった生活をしております。

皆様の中で、フィリピンでの短期語学(英語)留学、新規ビジネス、投資、
老後のリタイヤメントなどお考えのある方がいましたら、
お気軽にご相談ください。

さて、私の経歴について、少し補足をさせていただきますと、
社会人のスタートが先物取引の営業で、一日に何十件、何百件の電話を
掛けて、アポ取り、また雑居ビル、商店街、個人宅を1件1件飛び込みといった
営業をしていました。

また社会人スタートの営業としては信じられないくらい順調で、
売上、顧客もつき、入社半年後には、副主任にあがるといった感じで
やっておりましたが、ある個人のお客様に数億円の損失をさせてしまい、
私も辛い思いをしまして、その会社を退職。

そして、その後は、お金儲けでなく、物売り、物づくりに関連した仕事に
就こうと思い、機械メーカーに転職いたしました。
その会社は、梱包機械、梱包ラインなどを提供しておりましたので、
いろいろな製造メーカー、食品メーカーなどが作る製品を梱包するまでの
工程を見ることもができ、大変貴重な経験をさせてもらいました。
その会社で数年の営業を経験した後、そこでお世話になったお客様も勧めが
あって、このIT業界に転職しました。

ただ、IT業界のことを何も知らなかったので、はじめは家電量販店の店頭に
立ち、コンシューマ向けのパッケージ製品の販売から始め、
そこから、企業向けへ製品販売、ソリューション、受託開発など、商材、
会社を変え、様々な営業の経験をさせてもらい、
現在は、営業のお手伝いをしながら、また一方で数年前から行っておりました
不動産、株式などといった投資を基盤とした事業主となり、
今日に至っております。

また個人な趣味の話をいしますと、
野球が大好きで、東京都足立区の草野球連盟に加入しております。
なかなか参加ができないのですが、結成25年のチームで、
昨年まで監督をしておりまして、ご興味、ご関心のある方がいらっしゃいまし
たら、ご一報をいただけますと幸です。

最後に、参加できるタイミングがなかなか限られてしまいますが、
今後もF+Sに参加させて頂き、今後とも皆様と良いお付き合いをお願い
できますと幸いです。

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■=== 【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察』】 <寄稿>

 〜〜『日本アイ・ビー・エム復活への経営戦略に見る
           バランススコアカード(BSC)的考察』〜〜

                高橋 義郎 yosiro-t@cb4.so-net.ne.jp
                 高橋マネジメント研究所(TML) 代表
                   桜美林大学大学院 特任教授

日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)と言えば、筆者の経営品質に係る
学習の系譜において、非常に重要な存在の企業のひとつである。
その日本IBMが、中小・地方の顧客開拓に経営の焦点を絞りはじめた。

顧客企業に同社の支社長たちがトップセールスに出向く。
「御社の経営課題を聞かせてください。一緒に解決策を考えましょう」と
顧客訪問に汗を流す。顧客企業は大企業に留まらず、金融や大手製造業を
顧客に抱える日本IBMが、これまで手薄だった中堅・中小の製造業や
小売・流通業など各業種に営業攻勢をかけているようだ。顧客企業との
関係を築いて課題を聞き、製品・サービスを提案するというのだ。

56年ぶりに外国人社長として米本社から日本IBMに送り込まれた
マーティン・イェッター社長がまず打ち出したのは、中堅・中小企業と
地方企業の開発プロジェクトだ。

新たな顧客の要望に応える体制を整えて、2001年の半分になってしまった
売上高回復へ、この戦略で成長回帰を目指しているという。

2000年に廃止された支社制を復活させ、東北、中部、関西、西日本の
4支社を置き、人員も増やした。各支店に下った命令は「地域のシェアを
拡大せよ」だそうで、カラオケチェーンの顧客データベース、岩手県某市の
水産物の流通履歴管理システムなど、中小・地域重視の戦略には
徐々に成果が出始めているようだ。

あとはこの勢いをどう持続させるかである。IT(情報技術)関連の予算が
少ない中堅・中小はコスト意識が厳しく、割高とされるIBMがどう食い込む
かが重要な成功要因となる。

ひとつの取り組み事例としては、大阪市に拠点を置くスーパーのイズミヤの
システム刷新を手掛け、商品の受発注から支払まで一元管理する基幹システム
に付随する100台以上のサーバーを1台の高性能コンピューター、
メインフレーム(大型汎用機)に統合して運用コストの2割削減を目指す。

1990年代以降、企業のシステムはあらゆる用途に使えるメーンフレーム
から、安価で初期費用を抑えられるサーバーを複数つなぐ分散型システムへ
移行してきた。ただ、分散が進むと管理が複雑で保守費用がかさみ、
長期間使うと割高になる課題がある。そこでIBMは最低価格を790万円
と従来の同じ性能の機種に比べてほぼ半額に抑え、中小企業でも扱いやすい
新型メーンフレームを発売。メーンフレームの売り込みをきっかけに
利益率の高い関連ソフトやサービスを売り込むというシナリオなのだ。

同社では、営業・サービス部門の管理職約4千人を集めて、実践的な
営業提案書づくりを競った2日間の研修会を開いた。
600に分かれたチームは事前に郵便局からスーパーまで多くの店に出向き、
消費者の声に店員がどう応えているかを観察したという。
顧客の声をきめ細かく拾える営業力が勝負を分けるのだ。
利益率もIBM全体の水準に近づけ、グループにおけるかつての存在感を
取り戻す未来図を描く日本IBM。本当の勝負はこれからだ。

そんな日本IBMの取り組みを、バランス・スコアカードの「4つの視点」に
書いてみると、次のようになるのではないだろうか。読者の意見を待ちたい。

−−−−−−−−−
<財務の視点>
・存在感を取り戻す未来図の実現
・IBM全体の水準に近づく利益率の達成
<顧客の視点>
・中堅・地方顧客の提供価値・問題解決への満足度向上
・新たな顧客の要望に応える体制の有効性向上
<プロセス変革の視点>
・利益率の高い関連ソフトやサービスの提供
・顧客企業における運用コスト削減の実現
・中小企業向けの従来の半額レベルのメーンフレームの提供
・中堅・中小企業と地方企業の開拓プロジェクトの発進
・新たなマーケティング戦略の実践
<学習と成長の視点>
・4支社制の復活と各支社での経営責任の明確化
・営業・サービス部門の実践的営業提案書作成力向上
・顧客の声をきめ細かく拾える営業力の向上
−−−−−−−−−
    (参考:日本経済新聞 2013年8月23日より一部引用)

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   2013年8月30日(金):東京(グローバルテクノ中野研修所)
   2013年12月5日(木):東京(グローバルテクノ中野研修所)
  ・講師:高橋 義郎  高橋マネジメント研究所 代表、
    桜美林大学大学院特任教授(経営学研究科国際標準化研究領域)
  ・特典:「ISO補足指針/ISO22301:2012とISO9001/ISO14001との対比表」
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  ・受講料:25,200円(税込)、修了者割引及び紹介者割引あり
  ・問合先:(株)グローバルテクノ 研修部:TEL:03-3319-9010
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■=== 【コラム/『【経営者に贈る言葉】<第6回>』】

                 野村 修一 snomura501@hotmail.co.jp
                NOMURAコンサルティング 代表

  〜!兵を知る者は、動いて迷わず、挙げて窮まらず!〜 

◆今月の言葉:

 『兵を知る者は、動いて迷わず、挙げて窮(きわ)まらず』(孫子、地形篇)

これは、情勢を十分に把握している者は行動を起こしてから迷うことがなく、
戦いが始まってから苦境に立たされることがない、との意。
リーダーは戦う前に双方の戦力分析を十分に行い、それに見合った行動を
取るべしとのことであるが、これをどこまで徹底できるかが問題である。

ビジネスの局面でも、特に経営者は冷静な状況判断が必要であるが、施策
としての行動に一貫性、整合性を持たせることが大切である。又、自分では
そのように行動しているつもりでも、社員から見て疑問視される時は素直に
耳を傾ける柔軟さが必要である。

◆今月のテーマ: 再生する会社の秘訣(2)

日本の中小企業約420万社の内、約7割が赤字と言われている。
特に、デフレ状況が続くなか、10年以上売り上げが低迷、又は赤字基調から
抜け出せず、倒産又はもがき苦しんでいる企業が山ほどある。
その中で、あえなく沈没する会社は後を立たないが、懸命な想いで再起を
図った会社に焦点を当て、どこにその要因があるか注目してみたい。

<H社:環境改善設備販売、本社:千葉県、従業員10名、創業1995年>
 ・H社:大山社長
 ・H社:滝本支店長(退社)、河原経理担当
 ・その他:山田弁護士、大崎経営コンサル

【1.創業】
大山社長は大学卒業後、大手自動車メーカーでエンジンの性能実験や海外工場
の立ち上げに関わってきたが、新しい会社で自分の好きなことをしたいとの
思いから退社、妻と同僚の3人で新会社を設立した。運よく、以前からの
知り合いの大手メーカが住宅向け商品を開発しているとの情報を掴み、
直接取引を狙って同社の事業展開を支援した。それを契機に、環境改善設備
事業へと拡大することになり、事業開始から4年で売り上げは1億をはるかに
超えた。大山社長は更なる成長に向けて環境保全に役立つ環境関連資格を
取得するなど、ニッチな業界で他社にはない強みの獲得を目指した。
H社は大山社長の努力と人脈を軸に順調な発展を遂げ、売り上げは2億円を
超え、従業員は10名、東京に支店を構えるまでに成長した。

【2.赤字の発覚】
H社の事業内容は大山社長がいち早く目をつけた環境改善設備の販売・導入
支援(50%)、大手鉄鋼メーカーと提携した建築業(30%)等であり、
創業から10年が立ち、順調に事業展開していた。そんな中で決算業務を
委託していた会計事務所から赤字報告を受けた大山社長は、最近の出来事を
振り返った。
今季の売り上げは2億円超、通常の利益率なら赤字になる筈がない。
大山社長は、それから夜が明けるまで、帳簿や日報をくまなく調べた。
すると、衝撃の事実が判明した。
1)先月、自己都合で退社した滝本支店長が代理店を使って利益を着服し
  ていた。
2)受注状況についても架空の報告であり、次年度の売り上げは激減する
  見込みとなった。
東京地区を一任していた滝本支店長からは順調な受注状況であると報告を
受けていたが、これが真っ赤な嘘であることが初めてわかった。
更に追い打ちをかけるかのように、2007年の冬、H社の経理を担当していた
妻が3人の子供を連れて失踪してしまった。

【3.懸命の努力】
それまで順調に歩んできたH社は、2007年に滝本支店長の背任行為を
きっかけに赤字に転落した。本業の環境改善設備事業は、営業から受注まで
1年、受注から売上計上、代金回収まで、さらに1年かかる。このため、
運転資金が不可欠であり、業績悪化により益々資金繰りが苦しくなった。
大山社長は妻が失踪してからは苦手な経理業務にも対応してきたが、
本来の営業に支障を来たしたため、以前地元の会合で知っていた経理経験の
ある女性、河原に入社してもらった。
その後、大山社長は営業活動に専念したが、なかなか受注に結びつけることが
できなかった。2008年夏、大山社長は会合で運よく知り合った山崎経営
コンサルに対策を相談した。
そこで、金融機関から資金調達するため、山崎経営コンサルの指導で
河原経理担当が経営改善資料を作成、金融機関に説明したが、金融機関からは
新たな融資を受けることは出来なかった。
2008年9月の「リーマンショック」に端を発した経済危機により、
いくつかの大口案件もすべて頓挫し、決算まで4ケ月を残し、売上はピークの
4分の1にまで落ち込んだ。

【4.破産の覚悟】
大山社長は、以前から懇意にしていた、会社近くの山田弁護士事務所を訪ねた。
大山社長は最後の神頼みで山田弁護士に事業継続の対策を求めたが、
山田弁護士は事業を継続すればするほど、今まで懇意にしてくれた取引先や
従業員への迷惑が広がることを懸念し、大山社長に破産処理を促した。
大山社長は、山田弁護士の言葉にこれまでの自分の考えを変える決心をした。
破産とは、会社が債務超過や支払不能に陥った場合、裁判所が破産手続を
開始して破産管財人を選任する。破産管財人が債権の回収、不当に流出した
財産の取戻し、会社財産の換化・処分などをし、破産手続と無関係に請求される
債務を弁済した後、残った財産を債権者に公平に配当する手続である。

【5.再生の理由】
2008年12月、大山社長は破産を前提とした弁護士受任通知を取引先に
送った。これまで懸命に働いてくれた従業員には、最後まで給料を支払った
上で、お礼を言って送り出した。又、従業員全員に雇用保険が出るよう手続を
行った。大山社長自身は、環境改善事業で知り合った取引先に請われて、
サラリーマンとして出直すこととなった。
大山社長は、自らの経営管理の甘さから倒産の憂き目に遭ったとはいえ、
結果的には自分が望む仕事に就いている。
大山社長が再生できたポイントは次の3つである。
1)常に時代の流れを読んで、資格取得などで自分の強みを磨いた。
2)周りとの交流を大切にし、相手の立場に立った対応に努めた。
3)H社の事業や大山社長の人柄に惹かれた有能な知人の支援があった。

以上です。次回も「再生する会社」をご紹介します。

◆おわりに

経営者は平常時にこそ倒産分岐点を決め、その時の行動予定表を作っておく
べきである。経営者の多くは自社に限って倒産は無縁だと思い、
目先の忙しさに振り回されリスク管理を怠るものである。

そんな経営者に限って、いざという時の決断が遅れ事態をこじらせることに
なる。倒産に至る原因は様々であり、例え業績が良くても思わぬトラブルに
巻き込まれ不測の事態を招くこともある。いざという時に最低限残すものを
明確にし、そのための備えをしておくことは、決して無駄ではない。

最後までお読みいただき有難うございました。
ご感想・ご意見がありましたら、お気軽に上記メルアドにお願いします。
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   http://www.fkc2000.com/FKC_Seminars_20120821_v7.pdf

アベノミクスの効果もあり円安傾向になっても海外事業展開は益々進んで
います。またTPP参加により益々海外事業が重要性を持つ傾向にあります。
このような背景の中、事業拠点が国境を越えて分散したことにより、
拠点間のリードタイムは長期化する傾向にある一方で、販売機会の多くを
海外市場に求める今、市場へのタイムリーな供給をする為にグローバルな
在庫・物流コストは増加傾向にあります。

そこには、物流上の情報を可視化する仕組みが欠如していることが
大きな要因です。一方、足元を見るとERPのような業務間を統合した
仕組みがあっても、生産実績をはじめとした各種の実績データがタイムリーに
インプットされなければ、真に経営判断に役立つ情報を得ることは困難です。

そこで、本セミナーでは、グローバルビジネスで勝つために、
今、求められる仕組みについて、以下の4回に分けてご提案します。
また、第4回のセミナーではNACCS(Nippon Automated Cargo and Port
Consolidated System)より国際物流の専門家をお招きし、
最新の国際物流の動向をご講演いただきます。

日 時:全4回のシリーズセミナー (各回とも13:30〜16:30、13:15開場)
   ・第1回 2013年 8月21日(水) 2F-V
   ・第2回 2013年 9月 4日(水) 2F-V
   ・第3回 2013年 9月26日(木) 2F-W
   ・第4回 2013年10月 9日(水) 2F-T

会 場:マイナビルーム(部屋番号は上記をご参照下さい)
    東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル 〒100-0003
    http://www.mynavi.jp/company/map/mynavi-room/top.htm
    TEL:03-6267-4000(代表)東京メトロ 東西線 竹橋駅 1b出口直結

対 象:組立製造業(自動車部品、電機電子、精密機器、産業機器など)の
    お客様、海外事業部、システム部など

定 員:30名 (第4回は90名)
   先着順となりますが、競合他社についてはお断りさせて頂く場合が
   ありますので予めご了承の程お願い致します。

参加費:無料

申込先/問合先:フューチャーナレッジコンサルティング(株)  
        TEL:03-5276-7131  Email:inquiry@fkc2000.com 
 
<プログラム概要>
以下のテーマで4回シリーズを実施し、全4回を通じて
グローバルビジネス展開における重要ポイントを取得できます。 

・第1回 2013年8月21日(水) 
 【グローバルビジネスで勝つための2大課題とTPP/FTA対応情報基盤活用
  によるビジネス成長戦略】
  今、グローバル経営に重要な課題でありながら対応できていない領域を
  明らかにし、その対応策の概要をご説明します。
 1)TPP/FTA、グローバル物流と通関、化学物質規制への積極対応による
   成長戦略
  【講師】フューチャーナレッジコンサルティング(株)
       代表取締役 福岡 博重
 2)製品の化学物質管理対応で見えた課題、問題とその対策ポイント
  【講師】沖電気工業(株) CSR部 地球環境室 課長 山本 直樹
 3)ITを活用した化学物質管理の実践
  【講師】沖電気工業(株) ソリューション&サービス事業本部
      情報システム事業部法人 システム第二部 課長 金井 善明
 4)グローバル経営における課題と課題を解決しビジネス拡大を支援
   するための情報基盤
  【講師】インフォアジャパン(株)
       執行役員本部長 JOCビジネス開発本部 佐藤 幸樹
・第2回 2013年9月4日(水) 
 【情報の源流を活かす!実績情報をタイムリーに経営に活かす為の方策 】
  情報の源流である、生産実績をはじめとする実績収集の課題と対応策
  についてご説明します。
 1)物の動き、加工費の集計、部門振替、製品へ配分、在庫の把握と
  経営との連動
  【講師】フューチャーナレッジコンサルティング(株)
       代表取締役 福岡 博重
 2)ERP(SyteLine)と連動した実績情報の収集基盤構築方法と実施例
  【講師】フューチャーナレッジコンサルティング(株)
       ディレクター 関戸 俊之
 3)実績情報をタイムリーに経営に活かす為の情報基盤
  【講師】インフォアジャパン(株)
       執行役員本部長 JOCビジネス開発本部 佐藤 幸樹
・第3回 2013年9月26日(木) 
 【今こそ、必要!グローバル物流情報を可視化し、経営を強化する為の方策】
  今、捉えきれていない物流上の情報の可視化について、その課題と対応策
  についてご説明します。
 1)日本製造業の弱点であるグローバル物流の再定義と再構築
  【講師】フューチャーナレッジコンサルティング(株)
       代表取締役 福岡 博重
 2)グローバル物流拠点情報統合と物流最適化の構築方法と可視化
  【講師】フューチャーナレッジコンサルティング(株)
       ディレクター 成田 桂
 3)グローバル物流を見える化し、強いサプライチェーンと総コストを
   抑制する情報基盤
  【講師】インフォアジャパン(株)
       執行役員本部長 JOCビジネス開発本部 佐藤 幸樹
・第4回 2013年10月9日(水) 
 【TPP/FTA対応情報基盤活用によるビジネス成長戦略】
  TPP/FTA対応の情報基盤に必要なデータ項目とその活用について解説
  します。また、グローバル事業連携の構築方法について説明します。
 1)TPP/FTA対応したNACCS(海上と航空)と処理の統合化迅速
  【講師】輸出入・港湾関連情報処理センター(株)
      業務部 業務統括部長 星野 司
 2)TPP/FTAに対応した拠点間のリードタイム短縮と動きの見える化
  【講師】フューチャーナレッジコンサルティング(株)
       代表取締役 福岡 博重
 3)TPP/FTAによるビジネスチャンスを捉え、ビジネス成長を支える為の
   情報基盤
  【講師】インフォアジャパン(株)
       執行役員本部長 JOCビジネス開発本部 佐藤 幸樹

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■=== 【コラム/『あらゆる場面に「ステークホールダー・マネジメント」#1』】

                        西嶋 陽一/TRU
                     ynishijima@TRU-Solutions.jp

 〜 !バランスが重要な「ステークホールダー・マネジメント」! 〜

★「ステークホルダー(stake-holder)」とは?

企業・行政・NPO等の利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者を指す。
また、日本語では利害関係者という。具体的には、消費者(顧客)、従業員、
株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関などを指す。
(Wikipediaより)

一般的に企業などで「ステークホールダー」と呼ばれる場合は、CSRとの関係
で扱われるケースが多く、また企業サイドから見て『外部』を中心に指すよう
だが、その場合、一般的に「お客様」「従業員」「取引先」「地域社会(環境)」「株主」
など大雑把なくくりになっている。

★あらゆる場面に必須の「ステークホールダー・マネジメント」

企業や組織が事業目標を達成しようとしたり、プロジェクトの成功のためや
問題の発生を防いだり問題を解決しようとする時、「ステークホールダーが
誰なのか?」「ステークホールダーの期待とのギャップは何なのか?」を
明確にし「そのギャップを埋めたり回復したりするための施策を実行する」
ことが必要となります。

つまり、合意を形成し、「ステークホルダー」の期待(要望)に適切に対処し、
コンセプトや施策を幅広い実行可能な選択肢へとつなげて組織の目標を達成
することは、現代のマネジメントにとって欠かせないことなのです。

この場合の「ステークホールダー」は、『外部』ばかりでなく『内部』を含めて
明確に定義しておく必要があります。

以下は、「ステークホールダー」を意識した一般的なPDCAサイクルです。
1)意思の決定=何をどの位売りたいのか?なりたい状態は?など
2)誰がステークホールダー(=利害関係者)なのか?
3)そのステークホールダーの期待(要望)は何か?
  その期待(要望)の現状値は?
4)目的達成のためにバランスを考慮し何から取り組むべきか?
  完了時の期待(要望)値の目標は?
5)行動の結果の検証=期待(要望)値の目標とのギャップは?
  必要な行動改善は?

★バランスが重要な「ステークホールダー・マネジメント」

「ステークホールダー」の『幸せの追求』あるいは『満足度の追求』が重要
であり、そのためにも常に「ステークホールダー」を意識した行動をするべき
である、と言われる。しかし、本当にそうだろうか???

例えば、「お客様(顧客)」と「従業員」の関係において、
・顧客満足を向上させるために、従業員満足が犠牲になっている
・「会社の都合、社員の都合」を顧客に押し付け、顧客満足を低下させている
・「顧客ニーズ」を追求するあまり、「自分が売りたい商品・サービス」を
 見失ってしまっている
などのような本末転倒の状況になっていないだろうか?

営利を追求する企業(株式会社)にとって、まず意識すべきことは、
売上・利益の継続的な拡大・成長のために、
「ステークホールダー」を『不幸にしない』あるいは『不満を減らす』こと
である。過度の『幸せの追求』や『満足度の追求』は間違いの基となる。

目的(目標)の達成のために「ステークホールダー」の犠牲を無くし、
利益を少しでも多く提供する、というのがやるべきことだろう。
だとしたら、「あれもこれも」ではなく「あれかこれか」の選択になる。

つまり、将来の利益のために今は利益を食いつぶしてでもブランド価値を
向上させるための投資をしよう、顧客の信用を回復するために従業員の
給与アップを我慢してもらって品質向上に積極的に投資しよう、節電に
協力するために休日振り替えを実施しよう、等々・・・中長期的な視点で
事業継続と継続的な拡大・成長のためにバランスを考慮した戦略の立案が
重要になるのです。

全ての「ステークホルダー」を詳細に洗い出し、目的(目標)との因果関係を
分析し、目的(目標)達成のためにどうプライオリティーを付けるのかを
十二分に吟味する必要があるが、そこまで掘り下げているケースが
どれだけあるだろうか?

例えば、「お客様」といってもお客様の立場によって千差万別な「期待(要望)」
がある。だから、総花的な「顧客満足度の向上」では駄目で、具体的に「お客様」
を分類し、各々の『利』と『害』を明確にすることが第一歩となります。

言い換えれば、目的(目標)の達成のために何と何をどうバランスさせるのか
が非常に重要となるのです。
                         #2に・・・つづく

 (#2では、一般的な業務やプロジェクトでの分類方法を述べます)

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◆開催予定:  <最新情報はHPでご確認ください>

 東 京【第167回】 9月 4日(水)@恵比寿.ベリータ<特別講演会>
 名古屋【第44回】 11月??日(木)@<会場未定>
 大 阪【第62回】 11月??日(金)@<会場未定>
 広 島【第26回】 10月18日(金)〜19日(土)@立町.ラグーン
 福 岡【第34回】  ?月??日(?)@<会場未定>

◆開催実績:

・名古屋【第43回】 8月22日(木)@名駅.エスカイヤ
  東京から2名、大阪から1名を加えて、11名に御参加いただきました。
  次回は、音楽の夕べになる計画です。11月か?

・大 阪【第61回】 8月23日(金)@梅田.エスカイヤ第3ビル
  今回は少し寂しい7名でしたが色んな話に盛り上がりました。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: 猛暑にゲリラ豪雨、欲しい場所に降らない雨のために渇水地域が
多いです。8月11日には東京都心の気温が、朝30.9度、昼38.3度で、真夜中に
なっても30.4度までしか下がらず、ここ138年間で初めて最低気温が30度を上
回った。今年は隅田川や諏訪湖などで花火大会が中止に(それも開始直後に)
なりました。私は、例年よりも多く仙台・山形・東京で花火を見ました。甲子園
の高校野球は、群馬の前橋育英高校が初出場&初優勝、素晴らしかったです。
何処が勝つか分からないのが魅力ですね。もう既に夏休みをとった方が多い
と思いますが、充分リフレッシュできたでしょうか?これからの方は気を付け
て行ってらっしゃい。ようやく少し涼しさが顔を見せる日も出ててきましたが
秋はいつ来るのでしょうか?まさか、急に冬、それも厳冬が来るのでは???
やはり飛ばなかった鳴り物入りのジャパンロケット「イプシロン」情けない!!
話は違うけど、壇蜜vs壇れい、どっちが好み?壇蜜は確か青学出身、復活する
予定の11PMのMC候補らしい。でも、宝塚も捨てがたい。もちろん金麦も。

※いつまで続くこの暑さ「残暑こそ気をつけたい熱中症対策」
 http://guide.tenki.jp/guide/docs/special_201308

※JAXA:宇宙航空研究開発機構
 http://www.jaxa.jp/

※壇蜜と檀れい「ニアミス事件」の波紋!
 http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/agp-20130827-15248/1.htm

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     当社提供の<組織活性化・人材育成関連サービス>は、
       http://www.tru-solutions.jp/tru-199.htm
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    ※当社の研修の特徴
      1)全て・・・考えるワークショップ型
      2)全て・・・気付きを促す自己変革型
      3)全て・・・実践に即結びつくコミットメント型
      4)全て・・・小難しい理論排除のシンプル型
    ※1社研修を御希望の場合は当社へお問い合わせ下さい。
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