============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第154弾】
福田 幸雄 / アスカネット <広島>
細野 秀主 / ドリームIT研究所 <東京>
鈴木 弘一 / ステラクラフト <東京>
【コラム/『経営者に贈る言葉』<第19回>】 <寄稿>
守・破・離の次は環であるべし 野村 修一/NOMURAコンサルティング
【コラム/『ブランディングの時代』<#2>】 <寄稿>
何故、「クルマ離れ」なのか? 繁 浩太郎/オフィスSHIGE
【コラム/『ウチには優秀な人材がいない』<#1>】
優秀な人材になり得る素材がいない 西嶋 陽一/TRU
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧くさい)
東 京【第174回】10月29日(水)@恵比寿.「ベリータ」
<特別講演会> 『ユーザ企業のSIベンダーへの不満と期待』
広川 智理 (株)プラッサム 代表取締役
広 島【第30回】 11月14日(金)〜15日(土)@立町.「ラグーン」
<特別講演会> 『アスカネット起業から空中ディスプレイまで』
福田 幸雄 (株)アスカネット 代表取締役
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■=== 【F+Sメンバー紹介/第154弾】
※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#flash
1)福田 幸雄 / アスカネット <広島>
たいへん多趣味でらっしゃいます。
クルマのレースだけでなく、モーターボートレースや
一人乗りジェットバイクのレースなどにも出ておられたようです。
11月のF+S広島で御講演いただきますので、たいへん楽しみです。
<ご本人からの一言>
いつもお世話になっています。(株)アスカネットの福田幸雄と申します。
改めて自己紹介をさせていただきます。
1948年生まれで、思い切り団塊世代ではありますが、
気分は今も青春時代です(笑)
子供時代から近所では有名なラジオ少年で修理や改造で結構小遣い稼ぎを
していました。
今で言う「オタク」で、コンピューターやアマチュア無線に
今でもやっている真空管オーディオの設計・制作など
一人遊びが趣味でもあります。
一方、車のレースややロックバンドなど派手な事も嫌いでは無く
大学を中退し新宿の文化服装学院に入りファッションデザイナーになり
TBSのレギュラー番組に出るなど目立ちたがりの一面もありました。
この年になっても自分がどの人種に属するのか明快な答えを出せずに居ます。
長く東京に居ましたが、家の都合もあり広島に帰ってきたのですが
これといった職も無く、とりあえず趣味でやっていた写真屋をやることに
して、あえて古めかしい名前を付けたのが「飛鳥写真館」です。
しばらく結婚式などの撮影をしていましたが、世の中が変わりデジタルで
写真を扱えるようになりました。当時はデジタル系写真屋さんは皆無に近く、
たまたま私がコンピュータおたくであったことから、
デジタルでの写真合成・修正を始めたのが今のアスカネットの始まりです。
このようなハチャメチャな性格ですので、これと思ったビジネスモデルは
何でもやってみる。また「オタク」の特性を生かしてとことんやるのが
信条で、そんな中で結構儲かるビジネスにまで発展したのが、
遺影写真デジタル合成葬儀社配信ネットワークや
世界で最初のインターネットを利用したフォトブックサービスです。
今はまったく毛色の違う、空中ディスプレイ用のディバイス提供や
新しいギフト系のEコマースにトライしています。
体力・能力・知識などがどこまで維持できるかわかりませんが、
まだやってみたいことも結構あり、
もう暫くはハチャメチャをやり続けたいと思っています。
こんなヤンチャな高齢者ではございますが、今後とも宜しくお願いします。
2)細野 秀主 / ドリームIT研究所 <東京>
9月のF+S東京で御講演いただきました。<講演資料DL可能です>
ユーザでの御経験が、その後の活動に大きく役立ったと思います。
現在は、IT系中心に幅広く活動されておられるようです。
<ご本人からの一言>
みなさま、こんにちは、合同会社ドリームIT研究所の細野です。
私は、昭和35年生まれで、現在まで神奈川県藤沢市で暮らしています。
藤沢市は湘南地方の中心的な存在で、江の島を中心とした片瀬海岸、
新江ノ島水族館(えのすい)は湘南の代表的なイメージになっています。
現在はドリームIT研究所でIT関連の仕事をしています。
今年の5月に『超高速開発が企業システムに革命を起こす』を共著として
出版させて頂き、超高速要求定義の普及、超高速開発の推進、クラウド
コーディネータ・・・といったような、それって何?と言われるような仕事を
しています。
IT人生は、化粧品会社の社内SEからスタートしました。
一作業員から全体統括を任されるまで、地道な経験をさせて頂きました。
ITシステム以外にも倉庫・在庫管理業務、物流業務、経理・財務、
社内研修・教育などの仕事もみっちりと仕込まれました。
その後、ITベンダーに転職してからWebシステムの開発、大手上場企業
子会社への会計パッケージの導入、中小企業のシステム開発などの業務を
こなし経験を積みました。
ERPベンダーから声がかかり、BPCSというERPパッケージの
導入コンサルになりました。いくつかの導入を無事に終え、大手電機会社の
国内基幹工場のERP導入プロジェクトの会計部門のベンダー側責任者
となりました。プロジェクトは多くの方の参画で大成功して、
その後の海外展開につながりました。
突然のM&Aで会社と自部門がなくなり、転職を余儀なくされましたが
超高速開発ツールでのパッケージシステムの開発、大手広告会社の
システム会社の社内システムのビッグバーン導入プロジェクトなどの
経験を経て、独立、現在のドリームIT研究所での活動となっています。
ITプロジェクト・・・特に自分が深く関与したプロジェクトは、
いつでも余裕がなく途中ではとても大変な思いをしました。
しかしプロジェクトメンバーの各担当部門長同士の相互協力が最終的には
良い終わり方につながるという、とても人間臭い現場であったと思います。
現在は本業以外に大学の校友会理事をしているので、週に一回は大学に
行って、校友会の活動としての農業活動(畑作業)をして旬の野菜を
食べています。
また、IT初心者の方向けに、午前中に大学に来てもらって学食でご飯を
食べた後、博物館を見学して、その後にSNSやクラウドサービスの
利用方法の相談にのってあげるといったサービスを随時行っています。
F+Sには積極的に参加して情報交換したいと思っていますので、
今後とも宜しくお願い致します。
3)鈴木 弘一 / ステラクラフト <東京>
精勤賞の常連だったのが最近は皆勤賞つづきです。(*^_^*)
F+Sメンバーに増加中のランニング系の中核です。
傾向として皆さんハードな方へレベルアップして行かれますね。
トライアスロン、100kmマラソン・・・私にはとうてい無理です。
<ご本人からの一言>
皆様こんにちは。(株)ステラクラフトの鈴木です。
オフビートの北田さんのご紹介で、2005年9月に初参加以来、
精勤もしくは皆勤を続けさせていただいております。
2006年Vol.77で自己紹介させていただき、2回目の投稿となります。
前回の内容を改めて読み返すと、当時のことが懐かしく思い起こされます。
9年前は子育てにも奮闘していましたが、今では受験生(中3)の息子、
と、小学5年の娘、にも手が掛からなくなり、
家での居場所も無くなりつつあります(笑)
本格的にマラソンに取り組むようになったのもこの頃でした。
2007年3月に開催された第1回湘南国際マラソンに向けて走り始めた
のがキッカケだったのですが、辛い半面、ゴール後の爽快感とビールの
旨さにハマりました。その後しばらくはタイムが伸びる度に楽しくなり、
年間3〜4本の大会に出場していました。
最近はブームもあって、大会に出場するにも抽選だったり、ネットが
繋がらなかったりと、希望の大会に出場することが難しくなりました。
5年程前から始めたロードバイクやオープンウォーターは、
まだまだマイナーな大会もあり、年代別表彰も狙えます。
ちなみに、今年7月に鎌倉の材木座海岸で開催されたOWS大会では、
800m、40歳代の部で3位入賞することができました。
現在は、来年4月の泳検1級合格に向け練習に取り組んでいます。
(英検ではありません、泳力検定です。漢字にすると間違えませんね)
それからもちろん、今年も皆勤賞をいただく予定です。
年末年始の「F+S Flash」でも、また近況や豊富などを投稿する機会を
いただけるか?(*^_^*)?と思いますので、
そのときには仕事のことも書かせていただきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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組織の求心力強化とリーダーシップ強化への変革プロセス
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*それを下位組織・関連組織へ賢く展開(コミットメント)
*経営層や部門長のみならず実務管理者レベルまでの意識改革を実施
*PDCAサイクルを通じた実施改善活動を継続推進する仕組みを構築
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■=== 【コラム/『経営者に贈る言葉』<第19回>】
野村 修一 nomura-con@outlook.jp
NOMURAコンサルティング 代表
〜!守・破・離の次は環であるべし!〜
◆今月の格言:『武道等で言われる、守・破・離の次は環であるべし』
君子は、「人は何のためにいきるか?」という根源的、継続的課題の
自問自答を繰り返し実践しているが、小人はこの世に生を受けてから
目先の物欲に溺れたまま生涯を終える。
武道等にある守・破・離は生きる指針として厳然と重きをなすが、
君子は人生の目的としての「環」に進むが、小人は「守」と「破」を
右往左往するのみである。
・「守」・・・この世に生を受け、周りの保護を受け自分の生き方を学ぶ。
・「破」・・・人生の目的に向け、自分の力で自分の生き方を歩む。
・「離」・・・自分の生き方をとことん極め、周りからも認められる。
・「環」・・・自分が得た金銭的・精神的蓄積を地域、社会、世界に還元する。
◆今月のテーマ:「経営者の役割」(2:経営戦略を実行する)
日本の中小企業・小規模事業者約420万社の内、8割近くが赤字と言われて
いる。10年以上売り上げが低迷、又は赤字基調から抜け出せず、倒産又は
もがき苦しんでいる企業が山ほどある。その中で、あえなく沈没する会社は
後を立たないが、懸命な想いで再起を図っている会社も少なくない。
いままで、「経営理念・ヴィジョン」、「元気な会社」、「再生する会社」、
「孫子の兵法」、「ランチェスターの法則」をご紹介してきました。
いよいよ最終章ですが、今回は会社運営の要となる「経営者が果たすべき役割」
の内、<2.経営戦略を実行する>について、そのポイントを整理させて
いただきたい。
<2.経営戦略を実行する>
経営戦略とは、端的にいえば、「経営理念」、「経営ヴィジョン」を実現する
ための道筋のことを云います。特に中小企業の経営者は、この「戦略」又は
「戦略的思考」が疎かになっているきらいがある。かつての高度成長時代の
ように、黙っていても売上が増加していった時代は変わり、ドラッカーの云う
「顧客の創造」が必要とされる時代が来たことを知るべきである。
以下、戦争に当てはめて経営戦略を述べる。
1)誰を相手にし、誰と組むか(効果的なアライアンス戦略)
自社の強みに特化し、他社と効果的に提携を行い、相乗効果を狙う。
2)どのような武器を使うべきか(商品戦略)
最新戦闘機に竹やりで向かって行っても、負けることは必定です。
商品が陳腐化していないか、どの商品に注力すべきか。PPM
(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)にて、
これを検討、判断する。
3)どこまで戦場を広げるか(事業ドメイン・顧客戦略)
事業ドメインとは、本当の顧客とは誰かを定義することである。
ドメインによって、必要とされる資源や人材の力量・知識、広告方法が
異なってくる。
4)どのように陣形を組むべきか(組織戦略)
組織は戦略に従うとされているように、絞り込んだ商品やマーケットに
よって、最適な人事配置は異なる。又、社内で組むか、外注するか、
自社販売か、アライアンスを組むかによって異なる。
5)兵糧はどうするか(財務戦略・ロジスティク戦略)
財務戦略とは戦略実現のために、資金面での調達・運用を決めるもの
である。ロジスティクスとは、必要な物資をタイミングよく補給する
仕組みのことである。
6)スケジュールはどうするか
立てた戦略をいつまでに実行するかを決める。目標達成期日を設定する
ことにより、スケジュールの細目が決まる。次に実施、及びその
フォローである。
以上です。次回は、『経営者の仕事』(3:利益を確保する)について
整理させていただきます。
◆編集後記
『まずは、いまの仕事を徹底的に好きになることである』
<スティーブ・ジョブズ>
すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくては
いけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。
現状に安住してはいけない。
心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけたときには、
自然とわかるはずだ。
最後までお読みいただき有難うございました。
ご感想・ご意見がありましたら、お気軽に上記メルアドにお願いします。
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■=== 【コラム/『ブランディングの時代』<#2>】
繁 浩太郎/オフィスSHIGE
sharp5beat@gmail.com
※もとHONDA RAD(商品統括責任者)
現在は、モータージャーナリストや
ブランドコンサルタントとして活躍
〜何故、「クルマ離れ」なのか?・・・クルマは「面白くない・つまらない」?〜
日本では、もう10年以上前から「最近の車は面白くない」とユーザーにも
モータージャーナリストにも、はたまた造っているメーカーの人間も
「私が買いたい車がない」と言っている声を私は良く聞きました。
つまり、極端に言うと車に係わっている人全員?が
「車は面白くない」と思っているのかな・・・?と。
モータージャーナリストも紙面等では「良くなった、良い車」と言いながら、
個人になると「面白くない」というのです。
つまり車に係わる人が「面白くない」といっているものを「他の一般
ユーザーが喜ぶ」はずはないですよね。
じゃ何故そうなっていったのでしょうか?考えていきたいと思います。
◆<クルマ作りの進化>
カーメーカーは新型車やモデルチェンジの車に、時代にあった、
あるいはリードするデザインをあたえ、性能的にも進化させてきました。
性能的に考えてみると、あらゆる速度で、乗り心地良くて、音も静かで、
振動も少なく、快適で・・・ホント応接間が移動するような車。
少し荒れた道路でもスゥ〜っと滑る様に走る。
こういう事を目指して、カーメーカーは車造りしてきていますし、
モータージャーナリストの方々も、「今度の○○は良くなった」と
評論してきました。勿論、ユーザーも「今度の車は静かで、乗り心地よく、
快適!」と評価してきました。
だから、ユーザーにとって良い方向で進化してきているはずなんですよね。
まぁ、右肩上がりの成長が世の中で普通だった頃には、車だけでなく
全部がそうだったんですね。昨日より今日、今日より明日は必ず「成長」
する。全てが右肩上がりの「成長」感覚で、成り立っていたんですね。
確かに、今は右肩上がりの世の中ではなくなりましたが、
右肩上がりのクルマ作り自体は悪い事でなく
その方向性が問題なのでは無いかと思い始めました。
◆<何故こういう方向に進化するか?>
造っている方の言い分は「マーケット調査して、どんな車が欲しい?と
ユーザーに聞くと、静かで、乗り心地良くて、快適で、燃費良くて、等々」
と答えるし、競合車を比較しても、毎モデルごとにこういう性能は確かに
良くなっているし、「こういう方向の成長でいいのでは」というところ
でしょうね。
確かに、そういう性能を良くする事は、皆にとって当たり前の事で、
右肩上がりに慣れた人々の「当たり前」でもあるんですね。
実際造る方はコストの壁もあり、かつユーザーの価値観も考えて
例えば「今度のモデルの騒音性能はキープにしておこう」と考えて作った
時に、モータージャーナリストから当然「うるさかった」と指摘され、
買ったユーザーからも「なんだかうるさいよ」と当然、進化が無いと
指摘されます。だから、まじめなカーメーカーの開発者は必然的に、
次のモデルでは「今度は指摘されないように造ろう」と考えます。
これらの一連の事も決して悪い事では無いのですが、
この場合の本質は全部良くする事がユーザーの為か?
つまり、「本当にこのうるささで「ダメ」なのか?」という事です。
うるさいものはうるさいと皆さん言います。
しかし、それを言葉通り真に受けて、「じゃ静かにします」と言うのが、
本当にユーザーや世の中の人の事を「想った」結果でしょうか?
そう言うと燃費の場合、カーメーカーの開発者は「燃費を上げる事が
一番ユーザーのためになる」「事実、燃費の良い車は売れている」
と言うと思います。当然、燃費は良いに超した事はありませんし、
似たような車の中で選ぶなら燃費のいいのを選びます。
しかし、燃費が良くてもツマラナイ車はツマラナイです。
ここに作り手と本当のユーザーの気持ち価値観のズレを感じます。
本当は何をしてあげれば、ユーザーは喜ぶか?と言う事をしっかりと
考察する事ではないでしょうか。
◆<ユーザーの価値観を考えてみると>
クルマ=生活必需品。「安くて良いもの」の価値観のユーザーさんも
多いと思います。
つまり、出来るだけ安くて、手がかからなくて・・・と言う価値観。
一方、クルマ好きの人とか先行層(マーケットをリードする)にとって
こういう価値観は、「どの車もこの方向?」「クルマとして良くはなって
いるけど、何かモノたりない」
つまり発見がないから、面白くない、つまらないとなりますよね。
良く言われるように「クルマは服みたいなもの」つまり外へ着て出る、
外見でこういう人と思われる。
少しでもそういう思いのある人達は、クルマも必需品だから何でも良い
と言う事にはなりませんよね。
時計の世界で考えれば、解り易いと思います。
必需品で良いとなれば、1,000円位でもクォーツで殆ど狂わない&壊れない
時計が買えます。さらに狂わないだけで言えば、全く狂わない?
電波ソーラー時計が1万円位であります。
一方で、手巻きで時間が狂うのに、うん百万の時計もありますよね。
お金持ちや好きな人はうん百万だしても買いますし、
ソコソコの人はまぁ100万以下の「チョットわかってる」
「センスを表現出来る」そういう時計買うでしょうし、10万以下で趣味性と実用性のバランスを考える人もいるでしょうし、
それぞれのお金持ち度やセンスや考え方によって選べる商品が
時計の場合は揃っていますね。
クルマで言えば、価値観的には国産車の殆どが低価格領域の時計と
言えるかもしれません。
多分その辺りの量が多いのでしょうが、それを使う人達の価値観で
造るから、例えば10万以上の時計を買う人達の価値観からみると
「つまらない」となるのは当然かもしれません。
「軽」は時計で言えば1万以下のクルマ? しかし実際は「軽で十分」
なんです。10万以上する時計をセンス表現や実際使っての良さ、
はたまたその時計の背景やストーリーまで買う人にとって、
数万の性能だけの時計は十分ではあるが「つまらない」という事です。
つまり、ユーザー層の違いで、そういう事が起こっていると考えます。
◆<クルマは「楽しい」もの>
クルマをユーザー層が違ってもあるはずの「クルマの楽しさ」観点で
考えてみましょう。
「クルマは楽しい」「車好き」と言う人達は、車に対して色々な感情が
あると思いますが、一番はやはり「非日常」体験に魅力を感じているのでは
と思います。
昔、巨人軍の王選手が試合の後「良い車で首都高飛ばして帰るとスッキリ
して、気持ちを切り替えられる」と言っていました。・・・古過ぎ?
子供も1歳位で歩くようになって、次はプラスチック製の押せばコロコロと
動く子供用クルマに載せて坂を歩く速度より早く走らせると、
ほぼ全員大喜びします。
クルマには基本的に人間能力の倍力装置としての凄さ、楽しさ等が
あるのではないかと感じます。クルマが楽しくないと言うのは、
こういう事を感じていないのではないかと思うんです。
又、クルマは「愛車」と言ってもらえる「愛」がつく唯一の「モノ」
ですね。名前を付ける人もいます。
本当は、愛車と呼ばれるのは自分と違う一つの個性として、認める。
つまり、車に対して「こういう奴」という個性化をして相棒又はペットの
ような感覚でつきあえる。
その多くは小手先でなく、作り手の想いを込めたデザインに表現されますし、
全て良くする事とは異なる性能にも表現されます。
そういう事が出来るモノって、やはり車しかないんですよね。
先ほどの例のように「うるさい」と言われて対策して全部良くして行く
と言う事は、商品に個性が無くなるという事を意味して、
個性がなくなると人は「愛車」と呼ばなくなります。
コンピューターで出来たようなデザインには愛着より冷たさを感じます。
また、性能も全て良い応接間の延長のクルマじゃ「非日常」と逆ですよね。
そこで、大きくこの二つがクルマをつまらなくしていて、
ユーザーを満足させる事ができず、結果「今のクルマは面白くない、
つまらん」と言われる大きな要因となっているのではと思いました。
◆<どうして行くべきか?>>
「安くて良い時計」のように、実用の車では「安かろう良かろうの車」は
勿論それはそれで良いと思います。喜ぶユーザーも多いと思います。
ただ「全部がそうなるから、つまらない」という事なんです。
ユーザーにとって、魅力ある車造りのヒントは、最近のスバルやマツダです。
彼らは、まずは規模の拡大はチョット横に置き、ユーザーターゲットを
絞って、その人達の感じる「非日常」や「愛車」を上手く取り入れ易く
して造り、それが結果広がり初めています。
トヨタも「規模や量を追って株主に良い会社と言われるだけでなく、
ユーザーに良いクルマ造っている会社と言われたい」と言っています。
これは、大きな変革、方向転換、ブランド造り・・・と色々な言葉はあるで
しょうが、とにかく大トヨタも企業運営のハンドルを大きく切ったと言う
事になると思います。
「規模」、つまり「数」を追うと言うのは企業規模の拡大で、
企業や株主、社会にとって非常に解り易い価値観ですが、
それがユーザーの価値観とずれてきていると言う事なんですね。
先の会社はそれに気がついたと言う事ですね。口先だけの「顧客第一主義」
でお客さんを向いているつもりでも、実は本当のマーケティングが
できていなくて、一方的に表面的な「ユーザー対応」だけで、
お客さんを退屈させてしまっている。
収益や会社の規模を大きくする事が目的でなく、
「お客さんに喜んでもらう」ことが本当は目的でないといけないですよね。
お客さんは正直ですから、自分を向いてくれているかどうかはわかります。
車のお客さんにしてあげることは、どの層のユーザーも「愛車」とか
「楽しい」とかの価値観がありますから、その層なりに感じる「個性」と
「非日常」を核に商品造りしていけば、全体として「クルマは楽しい」と
言ってもらえるのではないかと考えます。
それが結果、ユーザーの価値観に響いて、つまり心をうって、
「数」に繋がると思います。
「収益・数・会社規模」は結果なんですね。
これが目的の企業があっても良いと思いますが、車のように「愛」のある、
「愛」が必要な商品をあつかう企業には向きませんね。
まずは「お客さんの喜ぶ車」。
私なりにこれに対する回答はありますが、・・・ここからは「有料」! (笑)。
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■=== 【コラム/『ウチには優秀な人材がいない』<#1>】
西嶋 陽一/TRU
ynishijima@TRU-Solutions.jp
〜 !優秀な人材になり得る素材がいない! 〜
企業の経営者や組織の管理職が愚痴を言う時に「ウチには優秀な人材がいない」
とこぼす声を良く耳にする。はて、「優秀な人材」とはどんな人材なのだろう?
たぶん、「仕事ができて」、「人望があり」、「先を見る目を持った」人材
なのだろうが、最初からそんな人材はいるのだろうか???
・・・ たぶん、いない。そして、勝手に育つ訳でもない。
とすると、「ウチには優秀な人材がいない」を言い換えると、
1.「優秀な人材になり得る素材がいない」
2.「優秀な人材が育つ器(仕組みや風土)がない」
3.「優秀な人材を育てる人材がいない」
になるのではなかろうか。
今回は、上記の3点を順を追って考えてみようと思う。
◆「優秀な人材になり得る素材がいない」
コレは、言い換えると「採用の問題」であり、2点ある。
まずは、「素材を見極められない」こと、
もうひとつは、「素材が候補者にいるのか?」ということです。
社員あるいは応募者の方を「素材」と呼ぶのは少々はばかられるが
ここではあえてそう呼ばせていただくことにする。
★「素材を見極められない」
「欲しい人材像(素材像)」や「なって欲しい人材像」を明確にせず
「今年はXX名採用しろ!」と人事や総務に頼んでも
経営者や現場の意向を無視した採用が横行するだけです。
特に、中小企業の場合には「数」ではなく「質」です。
経営者や事業の管理者が積極的に関与して
欲しい素材を見つける努力をしなければならない。
そのためにも「経営理念」や「行動規範」なども徹底的に議論して明確にし
「コレに合う(向かう)人材以外は入社しては困る!」と宣言すべきです。
また、直接応募者との接点を持つリクルータには、
現場の最も優秀な中堅社員を当て、彼らが欲しい人材を発見すると同時に
あんな社員になりたいと思う人材を採用候補にすべきある。
ということは、採用担当部門には経営や現場の意向や課題が分かり、
現場で「優秀」だと評価されている人材を当てる必要があることになる。
もちろん、何回かの面談だけでは判断を誤ることもあるので、
上記をシッカリと実現できた後に、最近流行の「インターン制」は
会社側にも応募者にとっても互いを見極める良い機会となるだろう。
忘れてはならないのは、この問題は素材が「良い/悪い」ではなく、
「合う/合わない」の方が重要だということだ。
★「素材が候補者にいるのか?」
特に中小企業で、「ウチには優秀な学生が応募に来ない」というとき、
「優秀=一部の有名大学」で言われるケースが多いのですが、
「有名大学=優秀」とは言えない訳で、
(もちろん、確率論でいうとそれは正しいのかも知れまっせんが)
無い物ねだりするよりは「素石を磨いてダイヤにする」ことに力を注ぐ方が
効果的だろう。
注意点は、「将来、優秀な人材になる素材かどうか?」である。
どんな「性格」、「気性」、「基礎能力」、「専門性」、・・・を持っていれば
「将来、優秀な人材になる素材」といえるのかを明確に持っている必要がある。
私の場合、昔の会社では、「経営理念」や「行動規範」などを明示した上で
「出る杭になりそうでフットワークの良さそうな」、言い換えると
「平均点や総合点ではなく一芸に秀でた」候補者を選択した。
例えば、「飲み会やらせたら一番」や「僕の入れた珈琲は最高」でも良いのだ。
そこには、こだわりや学習努力や人脈や人望や調査能力などが必要だから。
・・・つづく
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・東 京【第174回】10月29日(水)@恵比寿「ベリータ」
★<特別講演会>10月29日(水) 17:30〜18:45 ★
★ 『ユーザ企業のSIベンダーへの不満と期待』 ★
★ 〜ITコンサルタントがユーザ目線で問題提起〜 ★
★ 広川 智理 (株)プラッサム 代表取締役 ★
・広 島【第30回】 11月14日(金)@立町.「ラグーン」
15日(土)@八本松.「広島東映CC」
★ <「F+S Forum」広島開催 第30回記念特別講演会> ★
★ 11月14日(金) 17:30〜18:45 ★
★ 『アスカネット起業から空中ディスプレイまで』 ★
★ 福田 幸雄 (株)アスカネット 代表取締役&CEO ★
◆開催報告:
・東 京【第173回】 9月 3日(水)@恵比寿「ベリータ」
F+S東京:20名、講演会:14名の御参加でした。
※細野さんの講演資料はコチラから:
当日の御講演に含まれてなかった内容も多く含まれています。
参考情報としては貴重な物になろうと思います。
==> http://kashikoiseikatsu.jp/blog/?p=101
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「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記: あっという間に半年が過ぎようとしています。異常気象の連続で
す。被害で亡くなった方々の御冥福をお祈り申し上げます。最近は地震も増え
て来てますね。台風が一つ行きそうだと思ったら来週には次が近づき来ます。
今週は韓国・仁川での「第17回:アジア大会」、日本選手のメダルラッシュに
湧いています。聖火が消えた騒動に始まって、設備や運営にはイロイロ問題が
あるようですが、騒いでいるのは中国メディアのようで、本当は何処まで深刻
なのか?ともかく日本選手には精一杯頑張って良い成績を残して欲しいです。
さて、消費税に始まり色んな物の実質価格が上がった上期でしたが、下期には
もっと多くの物が上がりそうです。原価が上がって来ているので、絶えられず
価格アップ、というのが実情のようで、じわじわと生活の基盤を脅かしてます。
「消費増税の影響を乗り越え、景気は緩やかに回復へ」なんて言われていますが
いつになったら生活は楽になるのだろう?が、庶民の正直なところでしょう。
★第17回:アジア大会(韓国・仁川)
==> http://www.tbs.co.jp/asiangames/
==> http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/
★日本経済展望(2014年9月/日本総合研究所)
==> http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/japan/pdf/7615.pdf
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