F+S Flash
(Vol.225)

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第188弾】
  志度 昌宏 / インプレス 「DIGITAL X」  <東京>
【コラム/『ビッグデータと人工知能(AI)』<最終回>】<寄稿>
  「機械翻訳」の進化を支えるAI・ビッグデータ    織田 敬三
【コラム/『暮らしの歳時記』<#2>】        <寄稿>
  秋深まる「霜月(11月)」              神門 善三郎
【コラム/『隠居のたわごと・・・徒然なるままに』】    <寄稿>
  日本の人口問題<その1>             公江 義隆
【コラム/『闘病記:「突然爆発した胸の地雷=大動脈解離」』】
  緊急手術からの経過報告と今後の予定        西嶋 陽一
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧くさい)
  広 島【第42回】 12月1日(金)〜2日(土)@ひろしま国際ホテル
  東 京【第193回】12月20日(水)@赤坂「エルカミーノ」
======================================================================

  ★☆★ 各地の新規メンバー勧誘を是非ともお願いします ★☆★
  (F+S紹介==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Forum.htm)
    直近日程に参加できなくとも今後の御案内が可能な方へは
  今後の開催案内をお送りいたしますので事務局まで御連絡ください。

■=== 【F+Sメンバー紹介/第188弾】

※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
  ==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#flash
 「自己紹介」や「近況報告」をして頂ける方を常に募集しています!。

1) 志度 昌宏 / インプレス 「DIGITAL X」   <東京>

新しいことにチャレンジできることは楽しいことですね!
テクノロジーはもちろん大切ですが、活用されてなんぼですよね?
IoT活用のための企画・事例・アイデアなどをドンドン掲載して欲しいです。
読者の皆さんの御協力をお願いします!
三万部も配布される山王祭を紹介する冊子への協賛広告もお願いします!

<ご本人からの一言> 

みなさま、こんにちは。(株)インプレスの志度昌宏と申します。
『F+S Flash』のVol.191で一度、自己紹介をさせていただきましたが、
その後、随分とご無沙汰していまいましたので、
改めて、近況など報告させていただきます。
どうぞ最後まで、お付き合いください。

実はVol.191で自己紹介させていただいたことを先程まで失念しており、
西嶋さんとの出会いを振り返っていました。
それは、ERP研究推進フォーラムだったのですが、取材結果などを
まとめた記事のタイトルが『ERPが日本に根付かない理由』だったことを
思い出し、随分と失礼なことを繰り返してきたのだと改めて反省しています。
(内心は、タイトル通りではと思いつつ。ご批判、承ります。)

さて志度(しど)は、珍しい名字だと言われます。
香川県の地名です。現在は、さぬき市になっていますが、西国八十八ヵ所の
86番札所に「志度寺」があり、JRにも「志度駅」があります。
「土用の丑」を発案した平賀源内の生誕地でもあります。
以前に志度寺で聞いたところによりますと、本来の漢字は「死渡」とのこと。
「死に渡る」すなわち「天国に一番近い場所」といった意味だそうです。

前置きが長くなりましたが、2017年10月1日に新しい媒体『DIGITAL X』
(デジタルクロス)( https://dcross.impress.co.jp/ )を創刊させて
いただきました。

当日は日曜日でしたので、弊社からの正式リリースは10月2日付になって
います。それでも10月1日を創刊日にしたのは、10月1日、101、IoTと、
勝手に「IoTの日」と決めたからです。見えませんでしょうか。(#^.^#)
 ==> https://www.impress.co.jp/newsrelease/2017/10/20171002-01.html

「DIGITAL X」は、昨今のテクノロジーをテコに新しいビジネスや社会
サービスを生みだす「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を
テーマにしたメディアです。
「デジタル ×(かける)製造」「デジタル ×(かける)農業」など、
テクノロジーが様々な業種/業務を変えていくという意味も込めました。
データ活用という意味では、いまいまはIoTやAIなどを利用した業務・業種
アプリケーション/サービスが主な対象です。

ただ「DIGITAL X」では、テクノロジーありきではなく、
そこから生まれるアプリケーション/サービス、あるいは、それで解消したい
“課題”ありきで、これからのトレンドを追い掛けたいと思っています。
その意味では、西嶋さんと初めてお目にかかったころの「なんのために
ERPが必要なのか?」という問題意識は変わっていないのかもしれません。

課題ありきに向け「DIGITAL X」では、できるだけ多くの取り組み事例を
集めたいと頑張っています。完成した立派なシステムだけでなく、
その前提にある課題や、その解決方法、あるいは途中で出くわす不具合も
様々でしょう。こうした情報も、もっと共有できれば、IT活用の裾野も
広がれば、ITへの信頼度も高まると考えます。
F+Sメンバーの皆さんがお持ちの事例(現在進行形を含む)情報を
是非、「DIGITAL X」にお知らせください。

最後に趣味?がらみでのお願いも。
Vol.191でボーイスカウト(千代田区の飯田橋、市ヶ谷、四ッ谷近辺の
小学3〜5年生が参加するカブ隊を担当。千代田第一団といいます)を
やっていること、日枝神社のお祭り「山王祭」にも関与していることを
お伝えいたしました。これは今も続いています。

ボーイスカウトの活動資金はバザーでの売り上げが中心です。
御協賛いただけそうなことがございましたら是非、お願いいたします。
また釣りや工作、料理などなど、今の子供達に教えてあげたい趣味などを
お持ちの方は是非、アドバイスやレクチャーなどでご協力ください。

一方の山王祭は日本三大祭りの1つで、神田祭と隔年で実施されています
(それぞれが将軍閲覧に向けて競い合ったため、あまりに華美になり
江戸幕府から隔年実施を言い渡された)。
2018年は山王祭の本祭りです。
それに向け山王祭を紹介する冊子を作っています(インプレスとしてではなく、
地元でです)。

こちらも今、御協賛広告を募集しておりますので、千代田区永田町、麹町、
番町、九段地区にオフィスなり接点をお持ちの方は是非、ご協賛ください。
いまどきなんと!3万部!を配付する予定です。

相変わらず、お願いばかりになってしまいました。
こんな私ですが、どうぞ、よろしくお願いします。

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  問題は、目的と解決・改善への意志のあるところでのみ課題となる
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  ★☆★ 発想力を磨く!「問題感知・課題発見力強化」研修 ★☆★
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  問題の発見&整理から課題抽出への紐付け、解決への実行計画策定
   PDCAまでの全体の流れを学習していただく一日コースです
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 発想力(新しい視点で物事をとらえるアイディアを生み出す力)を養い、
 課題発見力(何をすべきかの本質を見極める力)と課題解決力を磨きます
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■=== 【コラム/『ビッグデータと人工知能(AI)』<#5>】 <寄稿>

                 織田 敬三/織田DMコンサルティング
                    odakeizo.ima4@gmail.com
        http://www.tru-solutions.jp/TRU_Consultants_00_Oda.pdf

   〜 「機械翻訳」の進化を支えるAI・ビッグデータ 〜

前回は、「企業経営の人手不足を解消する最強ツール」と言われている
「RPA(Robotic Process Automation)」が、人工知能(AI)やビッグデータと
連携して、どのようにビジネスに「価値」を与えるかについて説明しました。
今回は、皆さんの身近にある「機械翻訳」がAIやビッグデータと連携して
どのように進化しているかについて説明します。

★機械翻訳の精度が劇的に向上

最近、機械翻訳システムが「以前に比べてずいぶん進化している」とか、
「これならビジネスでも十分使えそうだ」などと感じられている方が多い
のではないでしょうか。

昨年から今年にかけて、グーグルやマイクロソフトなどから翻訳システムの
翻訳精度が飛躍的に向上したことを発表するニュースが流れました。

グーグルは、昨年11月15日「ニューラルネットワーク技術を活用した
新しい機械翻訳システム(Neural Machine Translation)を、
日本語など8言語に適用した」と発表しました。
マイクロソフトは、昨年11月に開催した開発者向けオンラインイベントで、
「Microsoft Translator は、最先端のニューラル ネットワークを利用する
ことにより、すべての音声翻訳の品質を向上させています」と発表しました。

これらの発表で共通するキーワードは「ニューラルネットワーク技術」です。
ニューラルネットワーク技術とは、第二回で説明した「機械学習(AI)」で
使われる手法の一つであり、ニューラルネットワークを多段に重ねて処理する
手法が「ディープラーニング(深層学習)」です。

★機械翻訳の歴史と現在のレベル

「機械翻訳」の仕組みは、ここ40年で大きく変わってきました。
1970年代後半には、「この単語はこう訳す」というルールを機械に登録し、
そのルールに沿って翻訳していく「ルールベース翻訳」という仕組みが
一般的でしたが、1990年代以降は、大量の対訳データを解析し、
その統計処理結果から適した訳し方を割り出す「統計翻訳」が主流と
なってきました。

この統計翻訳という仕組みは、対訳データが多くなればなるほど翻訳精度が
高くなります。統計翻訳が出てきた当初は、対訳データの量が不足して
いたり計算に時間がかかったりしていたため、実用のレベルには達して
いませんでした。

しかしWebの登場によって大量の対訳データが流通し、コンピュータの
処理能力も上がって高速処理が可能になりました。
これにより、ニューラルネットワーク技術を積極的に活用した翻訳方式が
導入されるようになり翻訳レベルが一気に向上しました。

グーグルやマイクロソフトなどと並んで、世界トップクラスの実力を持つ
「情報通信研究機構(NICT)」が作成した例では、次の英文を、
「Starting on September 30, 2017, it will become possible to use IC cards, including Suica, Pasmo and Icoca, on the Tokaido-Sanyo Shinkansen.」
ニューラルネットワーク技術を使った機械翻訳で翻訳すると、
「2017年9月30日より、Suica、PASMO、IcocaなどのICカードを東海道山陽
新幹線に利用することが可能となります。」と翻訳されます。
一方、従来の機械翻訳で翻訳すると、
「2017年9月30日に出発、東海道山陽新幹線にSuica、PASMO、Icocaなどの
ICカードを使うことが可能になる。」となり、
ニューラルネットワーク技術を使って翻訳するとより自然な文章が作れる
ことが分かります。

★対訳データを大量に集めることが今後の課題

NICTの現在の日本語翻訳システムは、公文書などある程度定型文が決まって
いる分野であれば、既に活用できるレベルになっていると言われています。

ただ、欧米言語に比べると日本語の自動翻訳は発展途上で、その精度を
高めるためには、外国語文章とそれに対応する日本語文章の対訳データが
さらに大量に必要となります。

NICTは、現在開発している翻訳専用の人工知能(AI)を強化するため、
「企業に社内文書などの提供を呼びかける」と9月8日に発表しました。
これまでNICTは、観光ガイド、IT系のマニュアル、特許出願書類など、
数千万件の対訳データを読み込ませましたが、さらに翻訳精度を強化する
ため、海外との取引などに使われるビジネス文書に着目し、企業に
社内文書などの提供を呼び掛けることにしました。

集めるデータの量は、最初の1年で1億文、最終的には10億文を目標にして
います。これにより近い将来、「ドラえもん」の夢のひみつ道具
「ほんやくコンニャク」が実現するかもしれません。

★本人の声でリアルタイム翻訳・再生する音声技術が登場

機械翻訳には、テキストを入力とするテキスト翻訳と音声を入力とする
音声翻訳があります。近年音声翻訳は、テキスト翻訳と同様に翻訳レベルが
向上していますが、それと同時に翻訳結果を再生する音声合成技術も
向上しています。

マイクロソフトは、スカイプ 翻訳(Skype Translator)にMicrosoft
Translator を活用し、他の スカイプユーザーや電話を通して、
自分の言語と他言語をリアルタイムに翻訳して通話を行なうことができる
ようにしました。
また、利用者が話しかけると応答してくれ、天気やニュースを教えてくれ
たり音楽を再生してくれる「AIスピーカー」を、グーグルやラインが
日本市場で商品の投入を開始しました。

スカイプやAIスピーカーのように音声でシステムと対話をする機械翻訳
システムは、これまで翻訳後に再生される音声がぎこちない音声合成でした。

これに対して、今年の6月23日にサンフランシスコのスタートアップBabelOnが、
人の声をリアルタイム翻訳し、本人の声質のまま音声合成する技術を
発表しました。

例えば、洋画を見る時にこの技術を使えば、俳優本人の声のまま、
日本語に吹き替えられたバージョンが鑑賞できます。

この音声変換技術はソフトウェアと専用ハードウェアで成り立っており、
入力された音声を声質から分析、即座に異なる言語に変換して再生することが
可能です。スカイプの音声に比べると、この技術で変換された音声は、
話している本人の声がそのままに聞こえるよう声質までを再現するところが
大きな違いです。

ただし、この音声合成技術で人の声をサンプリングしたプロファイル情報を
盗むと、誰でも「オレオレ詐欺」が可能になりますし、国の大統領や首相の
プロファイル情報を盗み出すと、国家をとんでもない方向に動かすことも
可能になりかねません。このため、BabelOnはプロファイル情報を厳重に
管理する仕組みを導入しています。

今回は、皆さんの身近にある「機械翻訳」がAI(ニューラルネットワーク技術)
やビッグデータ(対訳データ)と連携してどのように進化しているか
について説明しました。

★最後に

これまで5回に分けて「ビッグデータと人工知能(AI)」というテーマで
コラムを担当させて頂きましたが、今回で終了させて頂きます。

現在のペースでハードウェア、ソフトウェアの進化が続けば、
「やがて人類全体の知性を超える超知能が誕生する(シンギュラリティ)」と
予測されている一方で、「シンギュラリティは起こらない」とも言われて
います。いずれにしろ、人工知能(AI)は今後ますます進化していくと
思われますので目が離せません。

また機会がありましたら皆さんと議論させて頂きたいと思います。
ありがとうございました。           <完>

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■=== 【コラム/『暮らしの歳時記』<#2>】 <寄稿>

                  神門 善三郎 z-kando@nifty.com
                   オフィス//イービジネス・コム 
                  <人事労務政策コンサルタント>
   〜 秋深まる:霜月(11月) 〜

11月は、陰暦では「霜月」です。いよいよ朝露が朝霜になり、
季節は秋から冬へと移って行きます。
北海道は、山々が初冠雪となり、街には初雪が降って、日本で一番早い雪の
季節を迎えることになります。
そして、東京には、冬を呼ぶ季節風「木枯らし1号(昨年は11月9日発生)」が
やってきます。

 *「木枯らし1号」とは、気象庁が次の4条件がそろった強風
   であることとしています。
   1)10月下旬〜11月末。2)西高東低の冬型気圧配置。
   3)北・西北西から吹く風。4)最大風速8(m/s)以上〕

都心では、銀杏が黄葉し見ごろとなります。
新宿御苑や明治神宮外苑の黄色の景色は見事です。
また、今月3日の文化の日には、皇居宮殿・松の間で「文化勲章」の親授式が
行われます。今年も日本の科学技術や文化の向上と発展に顕著な功績のあった
方々が、天皇陛下から直接、文化勲章が授与されます。

行く秋を惜しんで・・・「秋の七草」です。全部ご覧になられましたか?
 *萩(はぎ)・薄(すすき)、桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、葛(くず)、
  藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)

★当月の「24節気」〔1年を24に分けて、移りゆく季節を表わす暦です〕

 ・7日(火)〔立冬(りっとう)〕:草木に降りた露が冷たく感じられ、
      冬の気配を感じる候となります。
 ・22日(水)〔小雪(しょうせつ)〕:朝夕の冷え込みが強くなり、
      淡雪が舞う候となり初冬を迎えます。

★当月の「行事・お祭り・イベント」など

 ・1日(水):新米穀年度(コメの収穫期を基準とした1年
      「今年11月1日から来年10月31日」です
       今日から平成29年の米穀年度が始ります。従って、今年の
       新米は「平成28年(米穀)年度産」ということになりますが、
       店頭では「平成29年産」として並んでいます)
 ・3日(金):〔祝日〕文化の日(明治天皇誕生日の天長節が「明治節」と
       改称され、更に戦後「文化の日」として制定された国民の祝日)
      ・明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする明治神宮では
       秋の例大祭が行われます
      ・箱根大名行列(江戸時代に箱根関所を往来した参勤交代を偲び、
       湯本の町を6kmに渡って行列が練り歩きます)
 ・6日(月):酉の市(一の酉。今年は「18日」が二の酉。
       「30日」が三の酉と3日もあります)
       関東3大酉の市の神社は「浅草・鷲神社」、「新宿・花園神社」、
       「府中・大國魂神社」です。
 ・7日(火):鍋の日(「117(いいなべ)」の語呂合わせとか。
       暖かい鍋料理が美味しくなる頃です)
 ・9日(木):秋の全国火災予防運動(今年の標語は「火の用心 ことばを
       形に習慣に」〜15日まで)
 ・11日(土):介護の日(2008年、厚労省が「介護」を国民に広く啓発する
       ために制定)
      ・世界平和記念日(第一次世界大戦が米・独による終結調停
       した日を記念して制定)
 ・15日(水):七五三(7歳・5歳・3歳の子供の健やかな成長を祝い、
       神社仏閣にお参りをします)
 ・16日(木):ボージョレ・ヌーヴォー解禁(仏「ブルゴーニュ地方ボージョレ
       地区」で今年作られた新酒の赤ワインの発売解禁日)
       1951年仏政府が、毎年11月第3木曜日を発売日と決めた
・22日(水):いい夫婦の日(1988年、当時の(財)余暇開発センターが提唱し、
       今日に至っています)
 ・23日(木):〔祝日〕勤労感謝の日(元は新嘗祭が、戦後に改称して制定
       された国民の祝日)
      ・新嘗祭〔天皇が5穀の新穀を天神地祇(天地のすべての神々)に
       お供えし、自らも食してその年の収穫に感謝する行事。
       これに習い全国各地の神社でも1年の収穫に感謝する行事
       として定着〕
 ・28日(火):税関記念日(1872(明治5)年のこの日に運上所を「税関」と改称
       したことを記念して制定)
      ・出雲大社・神在祭(当日の夜から12月4日まで、全国の神様が
       出雲大社「大国主大神」の元に集まって会議をすると云われ
       ています)
       但し、伊勢神宮の「天照大御神」は、唯一、参加されずに
       伊勢神宮におられます。

以上   *参考文献〔年中行事読本(岡田芳朗・松井吉昭著)、
          日本の七十二候を楽しむ(白井明大・有賀一広著)〕

 <著者略歴> 神門 善三郎 (かんど ぜんざぶろう)
   社会調査研究所、第一広告社などでマーケティング部門のみならず
   人事労務・情報システム・財務経理などの責任者を歴任。
   2003年からは、人事労務政策や関連諸制度の導入・改訂・運営管理
   に関するコンサルティングや教育研修などを実施してきている。
   http://www.tru-solutions.jp/TRU_Consultants_00_Kando.pdf

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■=== 【コラム/『隠居のたわごと・・・徒然なるままに』】  <寄稿>

                公江 義隆 y-koe@air.linkclub.or.jp
               JUAS/ISC、もとITコーディネータ
                もと武田薬品工業(株)情報システム部長

   ========================
   日本の人口問題(その1):日本人は絶滅危惧種???
   ========================

今生まれた人が活躍する時代、
「2/3に減った働き手(5300万人)で人口1億人の国を支える途」

信じたくはない話ですが、今、日本人はいわば絶滅危惧種状態です。
このままでは急速に人口が減り続け、極端な人口減少で100年を待たず
今の国が滅びる可能性があります。
有効な少子化対策が実行されても、その成果が表われるのは生まれた子供が
成人して社会を支える年令になる20〜40年後です。
この間の日本をどうするか?と云う問題を考えてみました。

大都市周辺の街では、ショッピング・センタの売り場から若い店員が減り、
将来とも安定的に働いてくれそうな近隣の働き者のオバサン店員が増えた。
コンビニや個人商店ではアルバイト募集の張り紙が絶えない。
長年、日本のIT化を支えてきたコールセンターの集積地の沖縄では、
オペレータの離職が相次ぐという。
そして、最近ヤマト運輸が宅配便の価格・サービス体系の見直しを行い、
併せ1万人弱の要員強化をすると発表した。通信販売の需要拡大による
運送配達の要員不足がその主な理由という。その大手通販アマゾンは配達を
大手物流会社に頼らない体制を作るため、地域の個人や小規模の物流業者との
契約を進めるという。

このように、ここ数年、急に人不足が世間で認識されるようになった。
マクロ的に見れば、円安で企業収益が改善したとか、景気が多少好転したため
と云うより、20世紀に起こったバブル崩壊やグローバル化の進展(製造業の
海外移転)、IT化などで生じていた労働力の過剰状態が、団塊世代定年退職者の
大量発生や、少子化による生産年齢人口の漸減で解消され、労働力の供給が
不足に転じ、将来の本格的な採用難を心配しはじめた企業が、積極的に
動きはじめた為というのが妥当な見方だと思う。

今生まれた人が社会で活躍する20歳代後半には、国の総人口が2700万人(2割)
減り約1億人、負担のかかる老人人口は10数%増えて1400万人、
社会を支える生産年齢人口は現在(7700万人)から2400万人減って
現在の2/3の 5300万人、少子化対策に有効な手が打たれなければ、
その傾向は加速されて更にその後も続く。

 ※参考データ: http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.htm

今すぐ有効な手が打たれても、効果の現出には20~40年の時間遅れが生じる
ので、恐らく総人口は6000万人程度までは下がるだろう。子供を産める
年齢層の人口が当面ドンドン減るので出生率が多少上がっても出生数、
人口は中々増えないからだ。更に生まれた子供が社会で活躍できるように
なるまでには更に20数年を要する。
関心のある方はEXCEL等で簡単なロジックででもシミュレーションをやって
みていただきたい。手を打ってから効果が出てくるまでに2重に時間遅れを
持つ、この問題の恐ろしい基本特性が現実感をもって認識できると思う。

なお、少子と高齢化は基本的に別の問題だ。
人口問題=少子化問題として、高齢化問題とは分けて考えなければならない。

2007年の第1次安倍内閣以来、この10年間に「少子化対策の特命担当大臣」は
自民党、民主党政権あわせて18人(内8人民主党内閣)いる。政府は必要な
ことは考えてやっていると思っていたが、ほとんど何もやっていなかった。
大臣設置はアリバイ造りに過ぎなかった。子供手当や高校の学費無償化さえ
「所得制限する、しない」「バラマキだ、バラマキでない」などと、本当に
バカな対立の政争の具にされ、保育問題は厚労省と文科省の縄張り争いに
時間が費やされた。

なお、昨今、解決策に移民・難民や外国人労働者の移入の話がでてくるが、
「1000万人単位の規模の人をどこから招こうというのか、どこからどんな人
なら来てくれるというのか」「その結果、何が起こるか」を少し考えてみれば、
日本の人口問題の解決策にはならないのは明白だ。
更に、多くの外国の人たち、特に日本にとって好ましい“高い能力”を持つ
人たちにとって、既に日本はそれほど魅力のある国では無くなってきている
のが現実だ。
  
<参考>:世界の多くの例を見るまでもなく、異なった文化的背景を持つ人
たちが「社会的・政治的・経済的な差別や格差なく」共に暮らして行けるように
することは、実に難しい問題である。何か問題が起これば、その原因を
異民族・異国民、異文化・宗教などに求めて排斥・攻撃に向かうのは人の持つ
根源に近い特性だからだ。ここに踏み込むならば、一時の理想主義や博愛精神が、
現実には、逆に誰にとっても不幸な結果を招くことになる可能性が極めて
高い問題だと云うことを十分に認識した上で、国民に本気の覚悟が必要になる。

なお、現在の中近東やアフリカの難民問題の根源は、過去の英仏の植民地政策
や実態を無視した国境の設定に、また直接の要因の多くはアメリカの
ご都合主義の軍事政策や見せかけの人道主義の不始末にある。
その意味で日本はこの問題に対しては少し異なった立場にいることになる。

祖国を失うことはその国にいた人にとって計り知れない不幸である。
日本の難民政策の基本は不始末の後始末より、「人材育成を通じた“難民を
発生させないための予防措置”として、教育や医療、インフラ整備などによる
強力な支援」に置くべきだと考える。

★対策の方向

少子化問題の解決には、何より出生数の改善・向上が必須である。
しかし、今すぐこれに対する適切な施策がなされても、結果が出てくるには
20〜40年の長い期間がかかり、その間、負担となる高齢者と幼少年人口は増え、
それを支える生産年令人口は減少し続けることになる。
日本がこの期間を乗り越えるためには、「国民一人ひとりが持つ力を最大限に
発揮できる社会の構造・仕組みへの組み換え」と「生産性の抜本的向上」しか
答えを思いつかない。

1.最小の人数で維持できる・人が最大限の力を発揮できる
   「社会の仕組みへの組み換え」

私の世代は「日本には天然資源がないから、人が頑張らないといけない」と
長年教えられてきた。しかし天然資源より先に、人が稀少資源になる時代を
世界に先駆け迎えることになってしまった。なすべき事は「人の(時間の)
無駄遣い」が生じない “社会の仕組み作り”である。中途半端な事では
焼け石に水になる(中途半端なことで、やっているつもりになる・させる
のは最悪である)。情況の先陣にいるのは日本である。世界のどこかに
旨い解決策が既にあるわけではないから、我々自らが考え創りだして
いかなければならない。

そして、これらを考える過程では、「消費者は便利さをどこまで求めるのか
・どこまで楽をしたいのか」、「企業は成長(=量拡大と独占)をどこまで
求めるのか」という“成熟した資本主義経済”の根本問題に、また
「延命医療・尊厳死など、人の命をどう考えるか」と云う今まで医療現場に
押し付けていた倫理問題に、国民が逃げずに向き合うことが求められる。

1・1 医療・介護・保育のシステムは分散(在宅)から集中へ

例えば、医療や介護について、国は「在宅医療、在宅介護」を基本とする
考え方で進めてきた。多くの人にとって「自宅で手厚い医療や介護を
受けられる」というのが最良だろう。しかし、この方法は医療や介護関係者
の訪問に要する移動の時間などロスが多く、限られた医療・介護要員を
最大限活用できる方法ではない。 
保育についても「幼い子供は母親の愛情の下で育つ」ことが望ましいと思うが、
現在の経済・社会構造の下では、在宅保育から保育所での集中保育への
移行という、「良妻賢母社会から男女共働社会」という現実的な方向を若い
人達は選択している。
机上の理想案を見直し、現実的な方向に転進すべきだと思う。

なお、この問題で大きな社会の2極分化や差別化を生むと、今各国で発生
しているような、社会の分裂・崩壊に繋がる政治問題に発展し兼ねない。
適切な規制が必要になる。

1・2 コンパクトシティ化(人の住む区域の集約)で
      インフラ、行政サービスの負荷抑制

多くの地方都市では、人口減少が続く中で人の居住地域は広がったまま、
人口密度は低下・高齢化し続けている。インフラや種々の人的サービスの
水準維持に、居住地域の集約(所謂コンパクト・シティ化)が必須になる。
補償や税負担の調整などが必要な政治的にも難しい面のある問題ではあり、
また住民にとっても物心両面で準備に時間が必要な問題だからこそ、
早急に全体の方向づけ・グランド・デザインを検討し、結果的に将来無駄
になるようなインフラや住居に対する投資を避けられるようにしておく
ことが特に重要である。 

近年、方々で地震や水害などの災害が絶えない、大災害が何時どこで
起こるか分からない時代になったが、このような観点をふまえた新しい街の
地域計画設定・復興プランを前もって準備しておくべきと思う。

1・3 分野ごとに最適な範囲で行う地産地消、
      ゴミの資源化、グローバル化の見なおし

高い生産性を得るために、適切な地域の範囲内での人、サービス、モノの
地産地消化(人、ものの移動の無駄を省く、お金の流出を防ぐ)・自給自足化
・リサイクル・ごみの資源化が、地域社会の目指すべき方向と思う。
この場合、エネルギー、食料、種々のサービス・・・など、項目ごとの
相互の連関を調べてゆくと、分野ごとの最適な範囲があると思う。
地産地消(自給自足)を全てを対象に一つの狭い域内(例えば自分の家庭や
地方自治体)だけ
でやろうとしてもすぐ限界に突き当たる。対象や地域を広げ過ぎると
今と同じ姿になってしまう。大切なのは全体のバランスである。
最適な状況は中庸にある。

グローバル化を云いだす前、国際化云々と云っていた頃には、国ごとに
政治の統制と経済活動のバランス、便利さと必要な労力のバランス、
アイデンティティと国際協調のバランス、財と民の間の所得分配の
バランスなど、今より旨くバランスしていたように思う。

グローバル化が叫ばれ、メリットは法の未整備のうちに稼ごうと云う
新分野の起業者と、本国の法の規制から逃れて規制の緩い国、税の安い国
へと動く回る多国籍企業とその関係者へ、発生するデメリットやリスクは
国民全体(税金)で負担と云う現在の構造は、一般国民にとっては余りにも
割りが合わない。

なお、ヒアリもインターネット(*)もグローバル化の産物である。
自分にとって便利なものは、自分に好ましくないものにとっても便利なの
である。そしてメリットはやがて飽和するが、デメリットは範囲が広がり
蓄積が続くものだ。 
こんな観点から行き過ぎた、あるいは急速すぎるグローバル化を見直す
時期でもあると思う。規制緩和・自由化を進めてゆけば、結末は強者の
独り勝ちになるのが理である。
 
 *:1990年代、冷戦には勝ったものの経済的に行き詰まった米国は、
  成長を求めて新しい市場を世界に求める国策が採られた。
  そのためには、お金の移動や決済が世界中のどこでも瞬時に行える
  仕組みが必要である。国防ネットであったインターネットの民間への
  開放の背景である。

1・4 過密都市の見直し(縮小、分散)
        ・・・過度の集中がもたらすリスクの排除

都市構造については、特に首都圏への集中は限度を遥かに超えていると、
地方都市なら何ということも無いような小さな異変に対する首都圏の
大混乱ぶりを見るにつけ思う。
大災害や大きな事件が起こった場合にどれほどにロスが拡大されるか、
考えるだに恐ろしい。
霞が関とマスメディアが、地方から人と富を吸い上げて作り上げた一極集中
の過密都市東京は、僅かの異変で崩壊の危険にさらされる限りなく脆弱な
砂上の楼閣と映る。
何が起こるか分からないリスクの高い時代になった今、それでもなお、
首都圏は効率的な地域と云い続けられるだろうか。

その東京では、近い将来、老齢人口が増え、介護要員の不足で介護体制崩壊
の危機に瀕するので「老人たちを人的介護余力のまだ残っている(恐らく
残らないであろう)地方へ移す」と云う政策まで議論されているかに聞く。 
また、東京の1人の女性が生涯に産む子供の数(合計特殊出生率 )は
日本最下位の1.13である(日本の平均は1・42)。
単なる巨大な「情報とサービスの流通センター」「消費と果てしない欲望拡大
の都市」と化した東京は、人にとって住みやすい、安全な、また創造的な
場所では最早ないようだ。

<付1・1>必要な新しい評価指標・・・維持要員の数

この種の問題では、従来、計画の評価には費用(投資額や維持費用)が用い
られてきたが、「人こそが稀少資源」の時代を迎え、今後は「公的、民間、個人
すべてを加えた維持運用の所用人数の評価」が大切になる。

<付1・2>「国のGDP」より「国民が得る実質」を重視

今、専業主婦が自宅で行っている育児・保育や看病・介護、家事・食事の
準備などを、夫々保育所、病院や介護施設、家事サービス、コンビニ弁当や
外食に依存してフルタイムで働き、そこから得られる収入をこれらの
サービスや物品の購入に充てると云うことになった場合、国民の家計は
(収入―支出)や、国民が得られるサービスの内容・質はどう変わるであろうか。
従来同様、供給側(政府・企業)の視点でこの政策が進められた場合、
確実に増加するのは、これらの分野に携わる企業の収益(企業の成長、
経営者や株主の収入増)や政府の税収増であり、マクロ経済のGDP数字増
(外部に現れていない専業主婦の家内労働が外部化されたため)である。
しかし、結果的に企業収益や成長を求めて必要以上に業務(=フロー経済)を
膨らませる結果になり易い。
一方で、多くの場合、需要側(国民)の得る実質や収支はプラスにならないか、
マイナスになる可能性もある。この問題は基本的にゼロサム(限られた
パイの配分)の性格の強い問題だからだ。これからの社会を考えてみた場合、
GDPは国の経済を反映する指標であり得ても、必ずしも一般国民の豊かさを
表す指標ではなくなる可能性が高い。
大変難しい問題ではあるが、国民が実質的に得るものの指標が必要になる。

<付1・3>政策誘導や新しい強い規制が必要
           ・・・市場に任せるだけでは旨く行かない

人手に依存するサービス業で、全体の人手が不足になれば人の奪い合いが
始まる。
短期的な経済的成果を求めて、偶々、その時に財力のある一部の集団や
個人が、限られた人的資源を囲い込み、社会的な最適とはかけ離れた
人材配置を生む結果になる可能性がある。一度大きな歪が生じると、
長期にその影響を受け続ける非可逆性の高い問題である。
 
例を物流問題にとれば、今、大手通販業者や運輸業者が進めようとしている
ような、「競争力・成長を維持させるために、配達要員を自前で多数確保
して顧客サービスの水準は落とさない」という考え方では、やがて社会との
軋轢を生むと思う。 
現状を過剰サービスと捉えた別の展開も必要なのではないだろうか。
同時に消費者も適正なサービス水準と云うことや、自分が得ている目先の
便益の将来の代償について冷静に考えてみるべきだと思う。

                       <その2>に・・・つづく

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■=== 【コラム/『闘病記:「突然爆発した胸の地雷=大動脈解離」』】

                        西嶋 陽一/TRU
                     ynishijima@TRU-Solutions.jp

    〜緊急手術からの経過報告と今後の予定〜

今週、【声優・鶴ひろみさん訃報(10/17)】ニュースで話題になっています。
病名は「急性大動脈解離」。今までは、石原裕次郎さんや加藤茶さんの御名前を
引き合いに出して説明していましたが、図らずも話題になってしまいました。
 ==> https://doctors-me.com/doctor/circulatory/9/column/6359

<経過説明>

10/13金の午前10:30頃、仕事での講義中に突然意識不明になり倒れました。
原因は、大動脈解離AU型の発症でした!
 ==> http://sunaowatanabe.sakuraweb.com/AoDissection.htm

8年前は、胸から背中にかけて体を引き裂かれるような痛みが走ったのですが、
今回はアッという間に意識が無くなりました。痛みは全く感じなかったです。

すぐに(10分程度だそうです)意識は戻ったのですが、救急車でお茶の水の
「日本大学病院」へ搬送されて〜緊急手術、以来順調に回復してきております。

医師の説明によると、大動脈の心臓から出てすぐの所で破けたので、
その辺りの大きく枝分かれした大動脈を人工血管に置換、
手術は約4時間半で出血も思ったよりは少なく、順調に済んだ・・・
だそうです。何しろ、胸を開いて人工心肺をつないでの手術なので
時間が掛かるほど身体の各所へのダメージが大きくなるようです。

術後1週間くらいの時、胸膜内に血液混じりの水が溜まり薬では減らないので、
局部麻酔で背中から水を抜く施術を実施し、2回で約1リットルを抜きました。
術後に体重が1.5kgくらい増えていたのは、コレが原因でした!!
アッという間に1kgの減量!その後は、食欲がなく味の無い病院食のせいで
着実に△100g/日となり、結局、体重は△5kg減での退院となりました。

リハビリのため、10/26木に池袋の「関野病院」へ転院し、
少しづつ心肺機能に負荷をかけながら問題の確認をしつつ2週間、
先々週木曜日(11/9)に退院させてもらって自宅に生還してきました!
頑張って徒歩&電車で帰ってきましたので、すっごく疲れましたねえ(^○^)。

でも、残念ながら、コレで終わりではなく・・・

<今後は?>

8年前の胸部〜腹部大動脈の乖離部分を人工血管に置換する根治手術が
年が明けた1/10@日大病院だと宣告されてしまいました!( ; ; )

大動脈の太さが7cmを超えてくると破裂の危険性が大幅に高まるそうで、
現状では6cm位になっており早めに処置する方が良いとの判断だそうです。

 (8年前に、大動脈解離B型をやってました)
  ==> http://www.tru-solutions.jp/My_Tobyoki_2009.html

8年前は手術無しで内科的治療のみで温存しちゃったので、
以降、「胸に地雷を抱えてる状態です」って言ってたら、爆発しちゃいました!
ということで、1/5金に「日本大学病院」に再入院の予定です。
胸を開く大手術は今回が初めてでしたが、(肋骨を30cmほど切ってます)
次の方が横腹から背中をバッサリ切るのでリハビリが痛いと脅かされてます!

<不幸中の幸い>

・今回は多くの人の前だったのでスグに対応してもらえてラッキーでした。
 受講生の方々には、たいへん御迷惑をかけてしまいましたが、もし
 一人でいるときに倒れたら、鶴ひろみさんのようになっていたかも???
 鶴さんは、ハザードを付けて脇に寄せるだけの意識はあったようですが、
 私の場合は、一瞬で意識を無くしたので、もし運転中なら・・・想像も恐い!

・救急車に乗せられたときに意識があり、自分の持病や状態等を説明できた。
 特に、大動脈解離持ちであることやかかりつけ病院などを説明できた。
 もし意識が無かったら、血管ではなく、心臓や脳などを疑ったはず。
 あと、保険証+診察券とお薬手帳の携帯とスマホへの既往症やかかりつけ
 病院の登録は忘れずにやっておきましょう!

・運良く専門スーパードクターのいる病院に救急搬送でき緊急手術が可能
 だった!対応までの時間がかかれば命の危険まで?
 特に、大動脈解離A型は時間が勝負だそうです!

<現在の状態>

発症&手術から約6週間、退院から約2週間が経とうとしています。
まだ血圧や脈拍が安定しなかったりしてはいますが、
リハビリのつもりで少しづつ近所を歩き出しています。
今のところ、一日あたり2,500歩〜3,000歩くらいです。
筋力も無くなってるので疲れますが、徐々に増やしていく予定です。

上半身を動かそうとすると、手術跡が痛いときがあるのでイヤなのですが、
(手術時にバッサリ切った肋骨がくっつくのに2〜3ヶ月はかかるそうです)
(今でもまだ咳やクシャミが結構痛いんですよ!(:_;)!)
少しづつ良くなっているような?気もします。
今のところ、大手術の割には、まあまあ、順調なんでしょうなあ(#^.^#)

とりあえず、信頼に足るスーパードクターに巡り会ったので、
まな板の鯉、お任せするしか無いと思っています。
自分ができることは、無理をせず年内は体力回復に心がけること、だけです。

・・・っていう感じの近況です。

多くの方に御迷惑と御心配をお掛けして、たいへん申し訳ありません。
また、病院へのお見舞い、また見舞金や見舞品の数々、
本当に力付けられました、ありがとうございました。

もう大丈夫です!って言いたいのですが・・・
全快するのは、順調に行っても来年の春頃になりそうです。
まずは、1/10の大手術を乗り越えなければならず、
頑張りますので、もう少し待ってくださいね。(#^.^#)。

※今回私を看てくれた医師チーム:
    日本大学病院・循環器病センター・心臓血管外科
     (秦 光賢+有本 宗仁+鈴木 沙季)
  ==> http://www.nu-cvs.jp/about/staff.php#nihondaigaku
    http://www.nihon-u.ac.jp/hospital/

※大動脈瘤と大動脈解離は違う?
  ==> https://daidomyaku.jp/contents/

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   直近日程に参加できなくとも今後のご案内が可能な方へは
   今後ご案内差し上げますので事務局まで御連絡ください。

◆開催予定:

・東 京【第193回】12月20日(水)@赤坂「エルカミーノ」

・広 島【第42回】 12月1日(金)講演会+交流会@ひろしま国際ホテル
             〜2日(土)ゴルフ@広島東映CC

  ★ <特別講演会> 12月1日(金) 18:00〜19:00  ★
  ★ 『テレビ局あれこれ〜Japan in Motion を世に送り出して〜』 ★
  ★      http://www.tss-tv.co.jp/web/jim/        ★
  ★  (株)TSSプロダクション(テレビ新広島グループ)   ★
  ★           営業部 部長 川口 修治        ★

◆開催実績:

・東 京【第192回】10月18日(水)@下北沢「みうら」
     私が入院中だったので北田さんに仕切っていただきました。
     22名の方の御参加で日本酒を楽しんでいただきました(#^.^#)

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   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記: 本号「F+S Flash」vol.225は、本来は10月末に配信予定でしたが、
私の緊急手術(10/13)〜入院のため半月遅れでの配信となってしまいました。
FACEBOOKでは、簡単ですが随時情報を掲載していたのですが、その他の方へは
一部の方々へのみの連絡となっており、御心配をお掛けいたしました。見舞い
や励ましのメッセージ等々、誠にありがとうございました。

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